瞑想と夢見(23)20221108

瞑想と夢見(23)

2022年10月31日から書き始める

三脚つきの高級カメラ

 今日の夢は、昔住んでいた家に行った。そこには数人が住んでいた。自分が使っていた部屋に行くと、そこに少し自分の荷物が置いてあり、中に、高級なカメラが二台か、三台三脚につけられたまま、立てられていた。数年前、ライカのカメラを使っていた時期があり、だいたい気に入る画像というと、ライカのレンズで撮影したものだ。透明なのに雰囲気があるのだ。しかし、夢の中では、カメラは国産で、オリンパスとかニコンなどのレンジファインダーで、なんとなく重厚なデザイン。
 カメラというのは、縦位置と横位置をあわせて、撮影したい被写体を、ファインダーの四角エリアの中に入れる。撮影者としての自分と、ターゲットの距離感だが、カメラの場合には、広角レンズとか望遠レンズとか、さまざまな焦点距離があり、ターゲットを引き寄せたり、遠目で見たりするようなことが自由にできる。日本の撮影者の特徴としては、被写体にできるかぎり寄るのが良いと言われていたが、つまり望遠系のレンズを使わず、35ミリとか50ミリの単レンズを頻繁に使うということが好ましいと思われていたのだが、最近はそうでもない。
 前回(22)で、横位置、縦位置、距離という三要素にプラス型共鳴という4つの因子について書いた。この4項目について名前をつけると、ターゲットに同調する4要素だ。
 ミンコフスキー時空としての四次元は、空間の三次元プラス一次元時間として考えられている。wikipediaの4次元の項目では、「4次元は3次元の対象(立体)をそれと独立の方向(視覚による知覚はできない)に並べてできると考えられる。4つ目の"方向"として時間軸を取れば、3次元の対象を連続移動するときの軌跡を4次元と考えることができる。」と書かれており、これが四次元立方体(正八胞体)の不思議な形として描写される。
 縦、横、距離は、三次元の三つの要素を示す。ピストルを撃つ場合、縦と横をあわせると、ターゲットに照準を合わせることができて、弾を打つと、弾はターゲットとの距離を急速に縮めて、最後に、ターゲットとの距離はゼロになる。
 ミンコフスキー時空の一次元時間は、線時間なので、ある時間からある時間に直線的に移動するが、これは視覚としては、自分がいる場所の映像が、ターゲットの場所の映像に置き換えられるという光景の変化として認識される。いきなりa点から、b点に飛ぶことはなく、連続的に空間映像が「変形」していくのだ。時間に対して、人間意識が同一化しているために、時間を直接対象として認識することはないが、そのかわりに、空間の変化として理解するのだ。つまり「3次元の対象を連続移動するときの軌跡を4次元」と考える。反対に考えると、例としては、白い壁に囲まれた密室に閉じ込められていると、そして空間としてなんの変化もないと、時間の経過について、だんだんと認識があやふやになっていく。サマディタンクの場合、90分経過しても、本人としては3分だと思ってしまうこともある。これは感覚を遮断してしまうので、時間経過を確認するための手立てがなくなるのだ。

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