サビアンシンボルでアカシックリーディングする(57)20220227

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(57)

2022年2月20日から書き始める

しし座30度から、さそり座30度まで書く。

読ませる相手は誰でもない

 しし座30度An unsealed letter.[開封された手紙]は、しし座の30度の歴史の最後であり、ここでしし座は終わってしまうということだ。しし座のサインとしての結晶は25度で完成している。その後、残りの5度は、25度をひとつの節目にして、さらに先に進みたいという意志は働いているのではないか。次のサインとの調整として、この5度は使われると書いたが、これは未知の領域に対して興味を持っているということでもある。興味を持ったにしても、これはしし座の姿勢、考えの前提の中で興味を持っていたに過ぎない。
 30度では、これまでしし座ならしめていたものが、ここで息絶える。しし座は熱感覚であり、これは自分の中から外に熱を発散する。ということは中心に熱源があり、ここからたえまなく熱が発生するが、外に熱が放射されると、もちろん熱源のエネルギィは失われるので、熱源となるエネルギィはは休みなく、供給されなくてはならない。
 この場合、どこから?ということについては、しし座の支配星は太陽だが、しかしこれはジオセントリックの太陽、すなわち地球の変わり身としての太陽でなく、真実の太陽、すなわち太陽系の中心にある太陽からもたらされると説明してきた。これは高められたしし座であり、高められていないしし座は、ジオセントリックの太陽から供給を受ける。
 太陽系の太陽は、デュートロコスモスに属するものだが、デュートロコスモスにおいては、マクロコスモスから創造力が降りてくる時に、初めてここで12サイン、12感覚が生じる。それまではサンキヤ哲学を参考にしてみると、思考、イデア、ロゴスしかなかった。それはけっして感覚的ではないのだ。
 デュートロコスモスの入口では、特定の恒星をおひつじ座の0度、すなわちデュートロコスモスにおいての「自我の発祥」に見立てようと書いた。どれかひとつに決めないと、デュートロコスモスに降りてくることができない。複数の恒星に均等にまたがった意識は、太陽系に入れないのだ。
 通常の占星術はジオセントリックであり、これはメゾコスモスとトリトコスモスにおいて、トロピカルサイン、すなわち地球と太陽の関係で作られたサインの基準に従う。つまりここでは、このメゾコスモスの自我をひとつだけ選ぶ時に、地球が使われる。メゾコスモス上座においては、全惑星意識なので、どれかひとつの惑星を選ぶことはできない。
 支配星の概念は、惑星がないことには決まらないので、デュートロコスモスでの12サインでは、支配星というものはまだない。つまりメゾコスモスには同調していない、純粋に感覚の発生であり、この純粋感覚、あるいは抽象的な感覚というのも、なかなか理解しにくい。
 なのでデュートロコスモスでのしし座ということを考えた時には、惑星としての太陽(すなわちジオセントリックの太陽)は支配星にはならないし、デュートロコスモスの源流であるマクロコスモスの中の、どれかひとつ選んだ恒星ということでもある。おひつじ座の0度の「デュートロコスモス自我の発祥」の恒星でなく、三角形をなす別の恒星と見てもいい。ただし三角形とはいえ、マクロコスモスでは、空間的な図形を作る必要はない。空間的に天空に三角形を描くのは、地球から見た視点であり、地球からでなく、まったく別角度から見た配置でもいいのだ。なので、これを地球から見た座標で推理することはできない。むしろ恒星の性質から考えるべきで、おひつじ座0度の恒星と協力的な関係のロゴス、イデアの恒星になる。

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