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治癒の力

4年前の記事から・・・

陰陽太極鍼は、今では華佗指圧と脳氣功に進化しています。

がんが自然に治る生き方」by ケリー・ターナー(プレジデント社)に出会いました。
その中のハワイの祈祷師サージ・カヒリ・キングの言葉です。
「治癒の力は、すべてその人の中にあります。
身体は自らの力で治るのです。
治療者とはいえ、自律している他者の身体システムを、動かすことはできません。
治療者にできるのは、あなたはすでに治癒の力を持っているのだと患者に気づかせることだけです。
まさに、治療の手助けをするだけです。
病人の身体にも治癒の力は宿っていますが、
身体が緊張状態にあるため、
その力が発揮できなくなっています。
治療者の役目は、患者の無意識や心身のあり方に働きかけて、緊張をほぐし、
患者が本来持つ治癒の力を解き放つことです。
治療者のもつエネルギーを使えば、患者の自己治癒力を増幅させられるかもしれません。
けれども治癒の力はあくまで、患者の内側から生じるものです。
神秘的な術など一切必要ないのです。」

漢方鍼灸治療は、患者さまの身体に触れます。経絡の滞りと経穴の反応を感じ取っていきます。
帯広の吉川正子先生に伝授していただいた陰陽太極鍼で患者さまの経絡経穴を診ていく際には、
触れている箇所をどう感じるか? を患者さまに伺います。
初診時、ご自分の身体への感性がひどく鈍っている方がとても多いことに驚かされます。
明らかに反応している経穴に触れても「何も感じない」「わからない」のです。
それでも、経絡を疎通し反応経穴を治療していくと、心身気血のバランスは整っていきます。
本来は「とても楽になった」「元気が出てきた」はずなのですが、
感性が鈍っていると・・・わかりません。
身体の中で起きた「気血の流れの回復」「悪血の排泄」を感じ取れないと、
悪い生活習慣もメンタリティもなかなか変えられません。
適切な間隔で通院されている患者さまは、次第に感性が目覚めてきます。
ご自分の心身の声が聞こえ始めます。
経絡の反応経穴を触れると、そこは瀉法なのか、補法なのかを感じ取って教えてくれます。
ご自分の経穴や経絡の反応を感じ取れるようになると、
正すべき生活習慣も、避けるべき食品や飲料水も、
匂いや味覚で、時には手に取っただけでわかるようになります。
生き方も性格も変わってきます。
ネガティブからポジティブへ
依存の赤ちゃんから自立した大人へ
「自己治癒力」
それは癌や難病を治すだけでなく、
生き方も人生も、本当の自分を自己実現できるようにしてくれる人生の治癒力なのです。
自転車の後ろに乗せてあげるのが漢方鍼灸治療だと世の中では思われていますが、
当院の漢方経絡太極療法は・・・
初めて自転車に乗る時のように、まずしっかりと支えて押してあげます。
次第にコツをつかんでご自分でバランスがとれるようになってきたら、寄り添って走ります。
やがて卒業できます。ご自分で自分自身の内なる声を聞くことができるようになります。
自分自身の内なる声は、心身の不調や癌の発生をいち早く警告してくれると同時に、
だから今、なすべきこと(食事療養や生活習慣の改善など)も教えてくれます。
不老長寿 延年天寿
病気にならず天寿をまっとうする
そのために、誰もが持っている自然治癒力を発揮させましょう。
自分自身を感じ取る感性を蘇らせることができるのが、漢方経絡太極療法です。

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