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ミミズのミーちゃん

2年前の岡本よりたかさんの記事から・・・

鴫野の医院菜園も今年からミミズコンポーストでミミズ堆肥を始めます。

10年以上前に自宅でミミズコンポーストをしたことがあります。

ミミズが地球を救う! なんてね。

結局、2年目の夏に小バエが湧きすぎて断念しました。

あの頃は普通の3食でしたから、肉と魚クズをコンポーストに入れたのが原因だったのでしょう。

今は1日1食のほぼベジタリアンですから、その点は大丈夫!

朝の二人ジュースの絞りかすさんが「私たちも有効利用してよ〜!」と言ってきたので、ピーンと閃きました。

というわけで、ミミズのミーちゃん 復活です(*^^)v

「自然界の神秘」

植物は、光合成で作り出した糖を分解して、有機酸を作る。

この有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、ムギネ酸、シュウ酸などであるが、これらが果実の味を作るのは当然の事、それ以外にも、大切な仕事をしている。
無肥料栽培の土の中には、多くのミネラルがある。農薬や化成肥料を与えなければ、微生物は有機物を分解して、ミネラルを作り上げる。

このミネラルを、植物は根から吸収して、成長してゆくのだが、その時に、一部のミネラルは、植物が根から分泌する有機酸の力を使って吸収するのである。

無肥料栽培や自然農法、自然栽培を実践していると、化学否定が強くなる人がいる。もともと化学が苦手な人が、自然農法に向かうという場合は別にして。

その化学への拒否感は、人間という動物の生命力から絞り出される勘を鍛え、誰もが求めている自然回帰ができるのかもしれない。

だがだ、決して、化学は自然農法の対極にあるものだとは、僕は思ってはいない。化学は、むしろ自然界の仕組みを知るためには、必要な知識をだとさえ思う。

有機酸のうちのクエン酸は、土壌中に強く固定されてしまっているリン酸の吸収を助ける。クエン酸が無ければ、植物はリン酸を利用できない。

アルカリ土壌で鉄の欠乏症が発生すると、イネ科の根からムギネ酸が分泌され、土壌中の鉄を溶かし、吸収を助ける。

酸性土壌では、アルミニウムが植物の生育を阻害するため、根はリンゴ酸やシュウ酸を分泌して、アルミニウムを解毒する。

こうした事実は無数にあり、全てが化学であり、生物学であり、土壌学である。つまり、全ては大自然の営みなのである。

本当の意味で、自然界を知り、自然回帰したいのならば、植物たちか何をしているのかという事実を知った方がいい。

決して難しいことではなく、知れば知るほど、のめり込んでいく自然界の神秘なのである。

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