ゲームのジャンルを考える記事

暑い日が続きますね。夏到来!と行った感じで、室温の調整が難しいこの頃です。季節の変わり目ですので、体調を崩さないようにお気をつけください。

さて今回はゲームジャンルに関する記事です。筆者の中では開発の仕事を始める前と後で1番大きく印象の変わった部分かもしれません。今回はそんなゲームのジャンルについての記事にしたいと思います。

ジャンルは目指したゲーム体験に近づけるためのお作法やシステム

突然ですが、筆者はRPGというジャンルが伝統的に苦手でした。しかし、実際に業界に入って期間の半分くらいはRPGを作っています笑 世の中不思議なものですね。

ただ、作り始めるまで1つ勘違いしていたことがありまして、広義の”RPG”というものを苦手意識を置いていたことそのものが間違いでした。
というのもRPGというものはいわゆるゲームジャンルというシステムであり、ゲームの体験部分を表現するお作法の1つでしかないということです。

例えばRPGと名乗っているゲームでもゲームによって中身は全然違いますし、あるゲームにとっては最適のジャンルでも他のゲームでは全く噛み合わないということもあるということに作っているうちに気付きました

言いたいのはゲームにとって大事なのは目指した体験を最も表現できているものなのか。という部分です。
そもそもジャンル云々ではない。ということなのですが、ただ私の好きな太閤立志伝というゲームは”リコエイションゲーム”というジャンルになっています。広義的にはRPGと言っても良さそうな気がするくらい結構曖昧なものなのですが、太閤立志伝は戦国時代に秀吉になって思うがままに生きることのできるめちゃくちゃ面白いゲームでした。このゲーム体験にとってはベストなジャンルだったと思っています。

個人的にはジャンルに縛られるよりはゲームにとって最適な選択ができればOK

今回の記事の結論はこちらですね。ジャンルが何かというよりはそのゲームにとって何が良くて何が悪いか。を考える方が重要だと思います。

わかりやすいゲームで言うと”世界樹の迷宮”シリーズなどはTRPGを体験するゲームですから、あのようなターン制RPGで表現したことはとてもマッチしていると言って良いと思います。もしTRPGを再現!と言うコンセプトのゲームでアクション要素だったりストラテジー要素が入っていると???ってなります。
一方で”世界樹と不思議のダンジョン”というローグライクを採用したシリーズもありましたが、やはりこのコンセプトとローグがうまく噛み合わなかった印象を受けました。ゲームの出来自体は決してつまらないゲームではないのですが・・・
一方でポケモン+ノブナガの野望などは普段のポケモンではできないような独特の世界観を築いていたので、個人的には好きなゲームでした。本当に独特な世界なので、人は選びそうですけどね・・・

先日遊んだマインクラフトダンジョンズなども同様に、デザインなどはマイクラの雰囲気ですが、ゲーム自体はオリジナル要素はほぼなく純粋なハクスラゲーム!という感じでしたから、この振り切り方も良いと思いました。こちらはまた個別に記事にしたいと思っています。


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