フィードバックの多くは無視してもよいもの

タイトルの言葉はベンチャーキャピタルFlightCasterを作ったJason Freedmanさんの言葉です。

一つの企画書を見せると、ありとあらゆるフィードバッグが帰ってきます。どれをとってもおそらく新たな問題点を突かれるというエンドレスループはよくあることです。

そんないわいる自分にとって玉石混交な意見をどう判断すればよいのでしょうか?
今回はフィードバッグの受け取り方について考えてみます。

本当に自分に必要なフィードバッグを得るには?


Freedmanさんはフィードバックに応えるためスタートアップに際して信じられないほど長い時間を費やしました。これらの仕事や繰り返される売り込みが状況をよくしていると信じたいところですが、実際に投資を行ってくれた会社であるSunilは、これらフィードバックによる改善点を全く気に留めませんでした。3度目のミーティングの後に「市場調査データや成長具合、産業の概観などの情報が書かれたデューディリジェンスが必要ですか?」と尋ねた時でさえ「必要ないよ。君に賭ける」とだけ応えて投資を引き受けたそうです。

「投資を引き受けてくれたSunilと、その他のベンチャーキャピタルの違いは何か?」ということを考えたとき、その違いは「Freedmanさんに賭けてくれたか」ということ。多くのベンチャーキャピタルはFreedmanさんに賭けたかったが、賭けないと決めました。言い換えるなら彼らはFreedmanさんを信用せず、ゆえに賭けを行わなかったのです。他に理由はありません。

https://gigazine.net/news/20131118-way-to-ignore-feedback/

フィードバッグに対して時間を使うことも時には大切ですが、自分に対してどうすればコストを払ってくれるか?
チャンスを与えてもらえるような行動をするかということに絞って動いたほうが、フィードバッグに応えるあまり自分でも何をしたいのかわからなくなるよりも、マシな気がします。

また、正直な鋭い意見を言ってくれる人も大切でしょう。嫉妬などの感情が入ることなく客観的な意見を言ってくれる近くの友人は大切です、
また、Freedmanさんはこんなことも話しています。

率直なフィードバックを求めたからといって、それを受け取らなくてもいい
率直なフィードバックを求めるのがうまい人もいて、彼らはとりわけフィードバックを求めます。しかし、うまく作用する場合もありますが、多くのフィードバックは無駄に終わります。たいていの投資者には真に率直なフィードバックを与えようとする感情的な努力や時間がありません。彼らが99%「ノー」と言うことを理解してください。意識的に、あるいは無意識的に彼らは最小の労力で「ノー」と言おうとします。

https://gigazine.net/news/20131118-way-to-ignore-feedback/

自分の中で情報を取捨選別すること。また、相手のフィードバッグはどれくら真剣に考えられたかわからないため、スルーしてもよいとのこと。


なかなか自分にとって、どのフィードバッグを参考にするかは悩むものです。
私は、なぜそのフィードバッグの結果に至ったのかという相手側の経験則も重要視しています。
そこには苦い失敗の体験や気付きからくる有用なものが隠れていることがありあります。
それを引き出せるだけの、力も必要ですね。

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