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婚活カウンセラーの夫の日記〜選ぶ、ということ

奥さんが結婚相談所やってます、ZUNです。


婚活を始めると、
どうしても相手を「選ぶ」という
プロセスが出てきます。


でも意識の上では「選ぶ」という感覚は
捨てたほうがいいです。


結婚相談所にしろマッチングアプリにしろ
大勢の方の中から条件を入力して人数を絞り、
さらに写真やプロフィールを見て気になる人を探していくので
気をつけないと「選ぶ」意識になってしまうので
難しいのですが。


古参の会員さんにUさんという
ちょっとへそ曲がりな方がいらっしゃいます。


その方はご自分からお見合いの申し込みをせず
なかなかお見合いが組めない状態が続いています。
なぜお申し込みをしないのか伺うと
「会ってみたい相手がいない」


会ってみないとお相手のことがわからないので
まずは会ってみないと始まりませんよ、と伝えても
「私に選ぶ相手のレベルを下げろということですか?」
とおっしゃる。


・・・言っていいですか?


自分が選べる立場にいると思ってんのかコラ!!
容姿年齢性格年収どっか勝負できるとこあるか?
百歩譲って選んだっていいが
自分だって比較されて選ばれる立場にいるってことを
忘れんなよ!!


・・・ふぅスッキリした。


相手を「選ぶ」という意識が高い人は
自分のことは客観視できない人が多い気がします。
そして高望みして申し込みをしては撃沈を繰り返したり。
あまりいい表現ではないですが
身の丈はわきまえておいた方がいいです。


相手を「選びたい」人って
相手の“スペック”を選んでいることが多いです。
まるでカタログで仕様の比較をして
商品を選ぶように。
そこには相手の人間性って
あんまり入っていないんです。


そして「選ぶ」というのは
「自分にとってどういうメリットがあるか」を
探す行為でもあります。
そこに「自分は相手にとってどういうメリットがあるか」という
視点はありません。
もっと言うと
「自分は相手に何をしてあげられるか」という
気持ちが無いのです。


結婚ってそんな一方通行なものではないですよね。
相手を思いやり、相手に思ってもらえる。
そういう関係性をつくるものだと思いますし
それがないとずっと一緒になどいられません。


「選ぶ」「選ばれる」という観点でのパートナー探しは
非常に疲れます。
先ほどのUさんのようにどうしてもスペックの高い方に
目が行きがちになりますし、
「選ばれなかった」と言って
落ち込んでしまうことも多くなります。


「選ぶ」という意識は捨て、
「この人はどんな人だろう。知りたい」という好奇心と
「自分は何をしてあげられるか」という思いやり、
どうかそれを持ってパートナー探しをしてください。


それだけ心がけていれば
合う、合わないは相性でありご縁なので
誰のせいでもありませんし、運です。


「選ぶ」という意識を捨てること、
それが婚活のスタート地点だと思います。


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