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第76回『サブカルにやっとのことで辿り着いた、どうして?』



・サブカル(サブカルチャー)…メインカルチャーと対比される概念である。1960年代から70年代前半までは反体制的なカウンターカルチャーが主流だったが、70年代後半以降、形骸化・商業主義化し、サブカルチャーに変質していったとの見方もある。サブカルチャーは「サブカル」と略されることも多い。主流文化に対し、一部の集団を担い手とする文化を指す用語で、副次文化ないし下位文化とも訳される。用語の起源は1950年に社会学者のデイヴィッド・リースマンが使用したのが最初である。意味は「主流文化に反する個人のグループ」というもの。アメリカではこの場合の「サブ」とは、社会的マジョリティの文化・価値観から逸脱した、エスニック・マイノリティやLGBTといった「少数派集団」のことを指している。また、サブカルチャーは、「マス・メディアの商業主義文化」とは異なる文化財、アート、価値観、行動様式など、本来の「文化」に近いものを指す。(wikipediaより引用)

※1…サブカルチャー、という言葉の定義は広く、「サブカル」と2021年現在で日本で使用される際にさすものは上記の定義からは少し異なる場合もある。2010年代ごろからそうした「サブカル」について再定義していく活動があり、以下の書籍などで参照されると良いかと思われる。

※2…心の砂地第76回本編で使われる「サブカル」「サブカル的な態度」とは大まかに、(大衆に多くのファンがいない)好きなカルチャーに耽溺すること、独自の視点(製作者側が消費者に対して意図しているものではない)を持って文化を見ることなどを指している。


・映画版『モテキ』…原作は久保ミツロウによる漫画でイブニングにて08年〜10年に連載された。テレビ東京系列で2010年に大根仁演出によるテレビドラマ版が制作され、2011年には映画版が制作された。
映画版は久保ミツロウが映画のために、ドラマ版の1年後を舞台に完全オリジナルストーリーとして描き下ろしたものである。
主演はドラマ版、映画版ともに森山未來。

・『花束みたいな恋をした』…
主演:有村架純、菅田将暉
脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰

あらすじ:東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音やまね麦むぎ (菅田将暉)と 八谷はちや絹きぬ (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。

心の砂地では第46回『花束/共感/自分ごと』でこの映画について話している。


・大森靖子『hayatochiri』…大森靖子メジャーデビュー2枚目のフルアルバムに収録の一曲。アルバムのプロデューサーはカーネーションの直枝政広で、ジャケット写真は蜷川実花の撮影によるものである。

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