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日本、ニュージーランド、台湾で培った好奇心と行動力を生かして、日本と海外をつなぐホテルでの新たな仕事

HOTEL SHE, OSAKAやThe Ryokan Tokyo YUGAWARAなどのホテル・旅館を全国で5施設運営するL&G GLOBAL BUISINESS, Inc.には、多様な経歴を持つ若い社員が集まっている。誰もがずば抜けた職歴や技能を持つかといえば必ずしもそうではないが、だれの人生にもドラマがあって、その日常の延長に現在の価値観や仕事があることはたしかだ。

バックグラウンドも価値観も異なるL&Gのメンバーがどのような人生を送り、今何を思ってここで働いているのか。普段あまり表に出ることのない、社員の内面を紹介していく連載。今回紹介するのは2019年春に入社したばかりの金智仁(キム・ジイン)。日本とニュージーランド、台湾での生活を経て、L&Gで働くために日本へ戻ってきたという彼女の人生について、話を聞いた。

金智仁(キム・ジイン)|1995年生まれ、東京出身。13年間日本で暮らした後、中学・高校・大学時代をニュージーランドで過ごす。ニュージーランドの五つ星ホテル・スタンフォード プラザ オークランドでのインターンを経て、ワーキングホリデー制度を用いて台湾へ。1年間グランド ハイアット台北で経験を積んだ後、2019年4月にL&Gで働くために帰国。現在はHOTEL KUMOIでフロントに立ちながら、得意の語学力を生かして、海外マーケティングにも挑戦する

日本、ニュージーランド、台湾という多様なバックグラウンド

ーー日本語と英語、中国語、韓国語という4つの言葉を操るジインちゃんですが、そもそもどのような学生時代を過ごしたのですか?


東京で生まれて、13歳まで東京に住んでいました。その後、中学校に2週間だけ通ってニュージーランドへ行きました。ニュージーランドで大学卒業までの10年間を過ごします。その後、台湾でのワーホリを経験して、日本へ戻ってきたという流れです。両親が韓国の人なので、自宅では韓国語を使っていました。

ーーなるほど、そうやっていろんな語学が身についたのですね。なぜ、ニュージーランドへ?


母親が昔から海外に住むのが夢だったらしく、母親の夢を叶えた形です(笑)。1年くらいのつもりだったのですが、気がついたら10年もいました。最初は日本が恋しかったので反対したんですが、長く住んでいるとニュージーランドも好きになりました。

ーー10年過ごしたニュージーランドは、日本とはかなり風土が違うんじゃないですか?


そうですね。カルチャーショックもありましたし、やることがなくて、最初の3年くらいはつらかったです(笑)。だけど、何より自然が最高で、心が丸くなりました。ニュージーランドはのんびりした国なので、いつか自分が家庭を持った時にはまた帰りたいと心の奥底で思っていますが、仕事の幅があるのはやっぱりアジアなので、今は日本にいるのが楽しいですね。

ーーニュージーランドの大学では何を?


イベントマネジメントの勉強をしていました。大学生の時にはホテルの(イベントなどを統括する)カンファレンス・マネージャーになりたくて、ニュージーランドのスタンフォード プラザ オークランドという五つ星ホテルでインターンもさせてもらいました。あれがはじめてのホテル経験でした。大手のホテルだから海外の系列ホテルへの異動もあって、いろんな国へ行けそうなのが面白いなと思っていたんです。

ーー旅行は昔から好きでしたか?


母親が旅行好きで、毎年海外に連れて行ってもらっていたので、私はむしろ同じところにいるのが好きでした(笑)。旅行が好きになったのは大学生の時です。タイやシンガポール、オーストラリアなど、アジアをメインにいろんなところへ行きました。一人で知らない街へ行って、何も決めずにカフェのんびり過ごすとか、自由に時間が使えるのが嬉しかったんです。

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台湾で一流ホテルに飛び込んで経験を積む

ーーその後はワーホリで台湾へ行ったんですね。


はい。大学の時に中国語を専攻していたのですが、全く話せなかったので、語学と仕事のために台湾に行ったんです。台湾はアジアの中でもゆったりしている国で、自分に合うなと思いました。

ーー台湾ではどんな仕事を?


グランド ハイアット台北のMICEグループというところでイベント・コンシェルジュとして働きました。MICEは会議やイベントのために海外から来る企業の旅行のことで、海外から来るイベント主催者のアテンドが私の役目でした。

ーー大きなホテルにはそんな仕事もあるんですね。


実は、何も仕事を決めずに台湾に行って、着いて5日で仕事を見つけたんです(笑)。最初は道を歩いていて見つけたオシャレな豆乳屋さんでアルバイトをしながら、ハイアットにも足を運んで、フロントに履歴書を持っていきました。募集はなかったんですが、相談をしたら「フロントスタッフでもいいし、近々イベント・コンシェルジュのチームができるから参加するか?」と言ってくれて。そのまま1年近くハイアットに勤めることになりました。

ーー行動力がすごい。それはどんな仕事だったんですか。


自分はセールス&マーケティング部署にいて、イベントの主催者とホテルをつなぐ役割でした。ゲストの要望があればホテル側に掛け合ったり、キッチンや営業チームともコミュニケーションをとりながら、イベントがスムーズに進行するようにアテンドしました。重要な会議の時には中には入れないので、専用のアプリでチャットをしながら主催者のサポートをしました。ようはゲストの要望を瞬時に叶える仕事です。週に1回くらい大きなイベントがあって、それ以外の小さなイベントやウエディングも手伝わせてもらいましたし、イベントのプランニングや企画も少しさせてもらいました。

ーーニュージーランド、台湾の一流ホテルでの経験を通じて何を学びましたか。


ゲストの特徴をすぐにキャッチできるようになったことですね。はじめて会って、そこから数日間ゲストが快適に過ごせるようにアテンドをしなければならないですし、究極私の仕事はゲストをハッピーにすることです。もともと得意ではなかったのですが、仕事を通じて身につきました。

ーー台湾では、ちゃんと語学も学べました?


ゲストとのやりとりは英語がメインですが、ホテルのスタッフとは中国語がメインなので、積極的に中国語で話すようにしました。ミーティングもわざと中国語にしたくらい(笑)。あとは、フェイスブックで現地の友だちを作って、語学を教え合いました。そうやって、なんとか日常を過ごせる程度には中国語を覚えました。

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DMで面接を依頼、L&Gで働くために日本へ帰ってきた。

ーーその後、2019年に日本へ帰ってきたんですね。


本当は台湾でもっと働きたかったのですが、ビザがおりなくて、急遽帰ることになったんです。それが2019年の1月。そのあとのことを考えている中で、もともと翔子さんのことを記事やテレビで知っていて、この会社で働きたいと思っていたんです。それまで大きなホテルで働いていましたが、違う形のホテルにも興味がありましたし、なにより翔子さんの発言や考え方にとても共感しました。調べてみると京都のフロントスタッフを募集していたので、翔子さんにインスタグラムでダイレクトメッセージをして、面接をしてもらうことになりました。

ーー採用はどのような流れでしたか?


Wantedlyの採用ページを教えてもらって、オンラインで面談をしてもらいました。それが2月くらい。実は同じ時期にハイアットのゼネラルマネージャーから日本の系列ホテルでの仕事を紹介してもらっていたのですが、「次が決まってしまったので、ごめんなさい」と断りました。今考えると、自分でもすごいことをしたなと(笑)。日本へ帰ってきたのは、L&Gで働くためだったんです。

ーーなんと、すごい決断を。


いや、もうこれしかないと。大手ホテルではどうしても仕事が細分化されてしまいますし、物足りなかった部分にチャレンジできると思いました。そして、北海道にあるHOTEL KUMOIへの配属を希望しました。

ーーなぜHOTEL KUMOIに?


HOTEL KUMOIのウェブサイトを見て、すごく幻想的でイケてるなあと。ニュージーランドにミルフォード・サウンドという国立公園があって、その中に小さなホテルが一つあるんですが、そこに泊まった時にスタッフの雰囲気とか空気感にすごく憧れたことがあって。層雲峡という街はそこにすごく似ていたし、自分に合うと思ったんです。

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ーーそうして昨年の4月からHOTEL KUMOIの配属になったわけですね。HOTEL KUMOIはどんなところですか。


大自然の中にぽつんとホテルがある。イメージ通りでした。すごく、ミステリアスなところです。泊まり込みなので、朝起きてフロントに立って、外に出たら目の前は大自然。温泉もあって、空気も綺麗だし、キツネやシカが目の前にいて、ほんとうに異世界なんです。休みの日にはバスと電車で遠くへふらっと出かけられるし、ここで同年代のスタッフと一緒に働くという経験は人生で他にないだろうと思います。今の生活はすごく好きです。

ーーHOTEL KUMOIではどんな仕事を?


通常オペレーションはもちろんのこと、役場の方に街を案内してもらったり、商店街のイベントや会議に参加したり。最近ではL&G全体の海外マーケティングの仕事も始めました。

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(執筆:角田貴広 企画:吉田雄太 撮影:延原優樹)

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