「文章力」とは何者か

初めまして、Ryuhiです。お久しぶりになります、テスト期間の間中すっかりサボっておりました。

いつもはE-sportsがどうのこうの書いてますが、今回からもっと広い視点で好き勝手に書きます。手始めに何を書こうか迷ったのですが、やっぱり僕に書けるのは文章とか小説とかのことしかありませんでした。というわけでまずは文章を書くに当たって取り敢えず使われる言葉、「文章力」ってなんぞや。学校教育でも昨今重要視されている文章力とはなんぞや。そんな疑問に対する僕なりの答えとなります。

いかんせん僕の年齢は17と青臭いので、もっと深く文章に通ずる方はたくさんいらっしゃいます。が、まぁそれなりに考えてきたわけでもありますので、暖かい目で見ていってくださると幸いです。

文章とはなにか

何か一つのものについて考える時、僕はまずその定義を見直すようにしています。今一度、それがいったいどういうものなのかを再認識する。そうすることで、今何に大して疑問を持っているのか、何が腑に落ちないのかを自覚しようとするわけです。
また、言葉の分解もよく行います。「実力」なら、身に付いている力なのか身につけた力なのか、といった具合に、大抵は漢字をバラバラにして各意味を当てはめる感覚です。

では、文章力とはどのように分解出来るでしょうか。「文章の力」と分解出来ます。このように、分解をしても大体はそのままの意味に落ち着きます。この行為のメリットは、言葉をミクロに見ることが出来るということです。
文章力とは何か、を考えるには、文章とは何か、力とは何か、を考えなければならない。それが分かります。

力とは、対象を働かせる為の指標とでも考えていただければ結構です。今回フォーカスするのは文章について。これを分解しても良いのですが、まぁやる前から大した成果が得られないのは火を見るよりも明らかなのでしません。なので、「文章」という塊について、思慮を深めていきます。

今日、文章を書く能力というのはそこそこ重要視されています。そこそこというのは、社会で生きていくにあたってほぼ必須スキルである、程度です。碌な文章も書けないようでは通用しないのは確かですが、それとは反対に、ある程度書ければ充分であるとも言えます。
文豪のような、呆気にとられ思わず感嘆してしまうような文章はかえって迷惑です。淡々とした、伝えたいことを過不足なく伝えられるもの。それが今、求められているものです。

そして、それこそが文章の真髄です。

言ってしまえば、文章とは言語の集合体なのです。意味のある言語が規則的に並べられたものこそが、文章であると言えます。言語の起源を調べるのはタブーですし、星を掴もうとすることと同義なのであまり触れはしません。しないのですが、言語が言語として古来より今この時まで継がれてきたのは、人にとって必要だからです。どうして必要なのか。同じ生物間において認識を共有する為です。人間に限らず、殆どの動物が言葉を持つのは、それが生物にとって必要な能力だからです。

文章とは意味のある言語が規則的に並べられただけのものであり、過不足なく目的を伝えられたならばそれは、理想的な文章であると言えるわけです。
勿論、考え方次第という前提は覆りませんが。

文章力とはなにか

ここで、主題に舞い戻って来ます。文章力とはなにか。それは、理想の文章を紡ぐ為のスキルや能力です。
今日必要とされている文章力、学校でも口うるさく身につけろと言われる文章力。その正体は、いとも容易いものであることが証明されました。要は伝えたいことを相手に伝えられたらそれだけで文章は完結し、それを作ることが出来れば文章力がある、作らなければ文章力がない。そう判断できます。

ここで問題となるのは、どうすれば伝えたいことを伝えられるのか、です。それも、妙に達者な言葉遣いは全く求められていません。

私の将来の夢は教師になることです。

という文章を、

私Ryuhiがこの人生において第一の目標とし精進して参っている事柄としましては、今後教員としてその一生を歩んでいくことであります。

なんて風に書くわけにはいきませんし、無論前者の方がより素敵な文章です。

語彙力が、語彙力が、なんて言われる最近ですが、どうも大層な語彙力を必要とするとは僕は思えません。なんなら、僕も大して語彙力なんて持ち合わせていません。
寧ろ、難しい熟語や慣用句を乱用した文章は相手の理解出来ない言語であると言っても良いです。小説でもよく言われることなのですが、ただただ自分の書きたいことを、妙に小難しく書いてはいけません。書いた当人は満足して、「これを理解できない奴は俺の文学が分からない愚図だ」なんてドヤ顔をしてはいますが、読み手が理解出来なければそれは落書きもいいところです。

つまり、必要最低限の語彙力さえあればそれ以上の語彙は文章力に含まれないとも捉えられます。勿論豊かな語彙力はより豊かな表現を生み出す存在なのであるに越したことはありませんが、文章力という観点においてはある一定の語彙力で必要十分でしょう。それ以上の語彙力は、文才のステータスに振られるとでも思ってください。

では、文章力の正体とはある程度の語彙力なのか、と言われれば、答えはノーです。それだけではありません。
文章力とは相手にモノを伝える為の能力。例えばなのですが、

昨日未明、◯◯市にて殺人事件が起こりました。犯人の行方は分かっていません、近隣住民は充分な警戒を持って行動してください。

という文章が、

近隣住民は警戒してください。犯人の行方は未だ謎に包まれています。殺人事件が起こりました。昨日未明のことです。

という風に書かれては、一瞬首を傾げてしまいます。伝えたいことは伝わりますが、もっと良い伝え方があるのではないか、もっとスマートな書き方は無いのか、と思わずにはいられないなんともむず痒い文章です。
体言止めや擬人法、倒置法やら反語、或いは叙述トリックなどの、所謂スキル。これは、文章力という観点において大概役に立ちません。全部文才であって、僕の思う文章力には含まれません。

達者なモノを書くのが文章力ではなく、事柄を明確にして伝えるのが文章力という考えに基づけば、敢えて曖昧な表現をしたりハイレベルな比喩を用いたりするのは愚行です。日常会話で、夏目漱石や太宰治のような文豪の繊細な比喩を用いられては、聞く側もたまったものじゃありません。もっと分かりやすく言ってくれ、と言われるのは相手の理解力の無さではなく伝える側の文章力の欠如です。

結局、大切なのは順序と構想です。全体像さえ決まっていれば——伝えたい目的さえあれば、あとは、それをどのように伝えるのが最も適切なのか、というロジックに当てはめるだけです。国語が感覚ではなく論理で解けるというのは、大抵の文章にはこのような構想が多分に含まれているからです。現代文の問題において評論は一番点が取りやすい分野です。小説と違い、ハッキリとした、意味のある文章で張り巡らされているからですね。

構想を持って文章を紡げるか否か。文章力の肝はそこにあります。順序正しく事柄を証明できているかどうか。それさえ気を付ければ、大した語彙力なんてなくとも、理想の文章を書くことが出来るはずです。

要は、構想なのです。文章なんて。

大事なことなので繰り返しました。これもやっぱり、考え方次第なんていう欠点が伴いますが。文章なんてそんなもんです。誰もが納得できるようなものが書けないからこそ、面白いのです。

文章力を鍛えるには

以上のことを踏まえれば、文章力を鍛える方法は自明です。
ごく一般的なモノを伝えられるだけの語彙力、常用漢字表の漢字が全部分かればほぼほぼ充分だと思います。それを覚えれば語彙力の点は解決する筈です。

そして、華麗なる構想。これがすべてです。
構想力を鍛えろというのは、いかんせん一夜漬けでは無理でしょう。日頃から本を読んでいる人が国語で点を取れるのは、無意識にこのロジックを理解しているからだと思うのです。鍛えるには、とにかく構想に触れるしかありません。

言語には規則性があります。それを美しく崩す力が文才です。規則性を見つけたいなら、読んで、書いて、書いて、書くことです。文章上達の道は書きまくることです。いずれ、形になった文章、まとまった文章とはどういうものなのかが見えてきます。悪い文章を見れば、パッと悪い点が分かるようになります。それが分かるようになれば、文章力が付いたと言っていい筈です。

文章力は、文章を読み書きして楽しんでいるうちに手に入る、副産物です。決してそれだけで得ることは出来ません。
だからこそ大切な能力です。

最後に

以上が、僕の思う文章力です。結局は文章をたくさん読んで欲しい、書いて欲しい、というエゴです。でも、それ以外に文章力を獲得する方法が無いというのは間違いありません。

僕自身が言語に魅了されている身なのであまり客観的な意見は言えませんが、今日の文章力への関心は些か不十分です。人は言語がなければ生きていけません。間違った文章一つで命が奪われることもあり得ないことではありません。
ともすれば、文章力がないと社会で生きていけないというのは過小評価なのです。文章力がなければ人生を送っていけない。そのレベルで必要とされるべき能力だと思います。実際、どんな子供もまずは言葉を話し始めるのです。本能的に必要なものだから、です。
文章を書くことを嫌わず、彼らを愛して欲しいと僕は思います。まぁ、これを読んでくださっている方は少なからず文章が好きな方であるとは思うのですが。目的を達成するのは、存外難しいものです…。

以上、国語以外の取り柄がない高校生の戯言です。ここまでお読みいただきありがとうございます。


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