オーガニックについて

今回は皆さんが知ってそうで知らない、オーガニックについて書いてみました。

◎オーガニックとは
最近は健康志向の流行から、オーガニックという言葉も多く聞くようになったと思います。スーパーなどでもオーガニックという表示の食品を多く見かけます。では、オーガニックとは一体どういうものか、何のためにあるのか、はっきりとご存知の方は多くはないように思います。
ここでは、まずオーガニックについて説明します。
オーガニックとは、有機栽培のことで化学的に合成された肥料、農薬の使用を避けて、土壌の持つ力を活かして栽培することです。遺伝子組換えなども行っておらず、自然の恵を生かしています。

◎オーガニックを選ぶ理由
では、なぜオーガニックが良いとされているのでしょうか。おそらく多くの方は「健康に良さそうだから」という理由でオーガニックを選択するのだと思います。もちろん健康に良いです。化学農薬を使用しないため、人体への健康リスクを減らすことができます。
また、オーガニック野菜の方が味が濃いと感じる人が多いそうです。確かに実際に色を比べてみても、オーガニックの方が鮮やかに見えます。味が濃い分、素材の味を楽しむことが出来るので、料理の際など調味料を使う量も減るかもしれませんね。塩分なども控えられるので、これも健康に良い理由の一つであると感じます。
しかし、もう一つ大事な理由があります。それは「環境に優しい」ということです。
化学農薬を使わないため、水や土、大気を汚染から守ることができます。


手書きの図で失礼致します…笑

上記の図から見るとイメージつくかと思います。ピンクの矢印が農薬の流れです。
*土壌の劣化(土壌に住む微生物にも影響する)
*温室効果ガスとなって大気中に分散する
*雨となって降ったり、土壌から流れ出て川などに流れ出ることで水質汚染の原因になる
このように化学的に合成された農薬を使用することで、環境に負荷がかかるのです。
環境に優しいことが、オーガニックの一番の目的でもあります。環境に負荷をかけずに栽培することで、結果的に人間の身体にも良いというわけです。ですから、人間が健康でいるためには、生物の生存環境や自然が健康である必要があるのです。

食物連鎖で考えれば、より分かりやすいと思います。
自然は全て繋がっています。私たち人間がこの先も健康に暮らすには、健康な生物や自然が必要不可欠です。そのためにも自然に循環できるものを取り入れ人間と自然の調和を目指しましょう。
人間と食べることは切っても切り離せません。毎日のことだからこそ、オーガニックというものに目を向け、理解を深め、少しでも皆さんの生活の一部になることを願います。

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