見出し画像

『創造とバランス』ってどういう意味ですか?

『創造とバランス』は、わたしたち芝園開発しばぞのかいはつの経営哲学。
タイトルは社員採用の場面でよく尋ねられる質問です。
思えばこれって、社員も答えられるのだろうか?
と考えた広報デザイングループが回答にチャレンジしてみました。
2020年10月の社内報『きゃぷちゃー』に掲載した特集をお届けします。

『創造』とは、
チャレンジし生み出す創造力のこと。

芝園開発の歴史は「創造」の連続
想像するだけではなく、創造する力。
明確なカタチとして社会にサービスを送り出してきた当社の初めての創造は、機械による無人管理の時間貸し駐輪場でした。さらに、放置自転車対策に関わる業務をパッケージ化した総合自転車対策業務や、無人管理の手法を活かしたフィットネスジムやコインランドリーの業態にも挑戦し続けています。
総合自転車対策業務システム「Capture」も、改善という日々の小さな創造の繰り返しで生まれました。
「きっかけをつかんだら、まずやってみる」これが当社の創造力。わたしたちはこの価値観をエンジンとして、これからも行動し続けていくのです。

画像1

『バランス』とは、
”三方よし”になるバランス感覚のこと。

近江商人の教え”三方よし”
「バランス」を知るのに欠かせないのが、日本のビジネス社会に古くから伝わる“三方よし”の教え。
 江戸時代から明治期にかけて近江国(現在の滋賀県)から広く全国各地へと行脚した近江商人たちの経営哲学「売り手よし、買い手よし、世間よし」を“三方よし”といいます。
 売り手である自社の利益優先でもなく、買い手である顧客満足だけを追求してもいけない。世間(社会)にだけよい面を見せて、自社や顧客をないがしろにするのも商売として成り立たない。三方を満足させてこそ本当の商い。この“三方よし”に不可欠なのが「バランス」感覚なのです。

”三方よし”の源流 ~近江商人・中村治兵衛の『書置』より~
“三方よし”の源流には諸説ありますが、江戸時代中期の近江商人・中村治兵衛の言葉をご紹介します。
「他国へ行商へ赴くときは、まず第一にその土地の人々のことを大切に考え、自分のことばかり計算して高利を望むようなことをしてはならない」 
この一文を書き置いた当時、治兵衛は70歳。3代目だった息子を亡くし、養子にとった4代目宗次郎は若干15才。『宗次郎幼主書置』に残された言葉には、その他にも「出入りの人々へはていねいに挨拶すること」など普遍的な身の持ち方にも触れています。
地方の人々に「よそ者」である自分たち近江商人を信用・信頼してもらうにはまず日々のふるまいから。
若者の未来と家の安泰を願う治兵衛の愛情深さが垣間見えます。

ステキな創造は
”三方よし”のバランスが取れてこそ成り立つ。

近江商人に学び、わたしたちは「当社よし・顧客よし・社会よし」となるバランス感覚を磨きながら新たな挑戦を繰り返しています。
一企業として駐車場や駐輪場等の施設運営で利益を上げつつ、土地活用に悩んでいた土地のオーナーや車両を駐めたいユーザーの二―ズに応えてきました。さらに当社の事業は、社会問題の解決にも一役買っています。高齢者や女性が自分の生活スタイルに合わせて働くことのできる場を生み出し、そして、総合自転車対策業務を通じて、長らく社会を悩ませてきた放置自転車の減少にも大きく寄与してきました。
わたしたちのエンジンである創造力は、売り手・買い手・世間の三方のバランスをうまく取り続けようとする中でこそ活きてきます。どんなに革新的な創造も、社会のひとりひとりに「いいね、ステキだね」と感じてもらえなければ、すぐに見向きもされなくなってしまうでしょう。
社是の「バランス」は、人に「ありがとう」と応援される仕事がしたい、という海老沼会長が創業初期から抱き続け、磨きあげてきた“三方よし”になるバランス感覚のことを意味しています。

画像2

より多くの「いいね!」をつくろう

当社は2019年に自らの存在意義や目指す姿、価値観や行動指針を再定義しなおしました。経営理念は大幅に刷新されましたが、私たちの根底に流れる社是(心がまえ)は変わりません。
図らずも新型コロナウィルスの世界的流行によって時代の転換期を迎えた今、「創造とバランス」という心がまえが大きく必要とされています。
海老沼会長は「小さなことから大きなことまで『これならできるかな?』と直感し、自ら行動することが大切です。私たちはいつも逆境をチャンスととらえて進んできました。未だかつて経験したことのない状況もきっと乗り越えられます」と訴えかけています。
「創造とバランス」を忘れずに、当社の使命である「みんながよろこぶステキな社会を創る」にむけて、社会や顧客や自身の期待を超える挑戦をしていきましょう。

画像3

出典:社内報きゃぷちゃー2020年10月号

👇 「ステキな明日をつくりつづける」芝園開発 👇
https://www.sibazono.co.jp/lixta/index.html

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?