新卒社員が振り返る「On the Job Traning」
こんにちは、芝園開発株式会社 採用担当です。
2021年の新入社員たちも入社から1年経ちました 🎉
後輩5名を迎え、メンターとして社内講師として頼もしい姿を見せてくれています!
今回は21卒の新入社員、宮地さん、大内さん、引田さんに「On the Job Training」を振り返り、本音トークしてもらいました!!
――2か月間の社内研修とメンター制度は5月末日で一度終了となり、6月から配属部署での仕事が始まりましたね。
宮地:私と大内さんは、ファシリティマネジメント事業部で本社勤務です。
引田:僕は板橋営業所での勤務です。(※1)
――板橋では、現場OJT(※2)はありましたか?
引田:ありました。6月から12月までに習得する業務がExcelに落としこんであります。この作業ができたら次、できたら次と進んでいくので、早くできるようになればどんどんスケジュールを前に詰めていくというかんじでした。
――進捗はどうでしたか?
引田:最初の3カ月で駐輪場の業務を覚えて、あとの3カ月で放置防止・保管所をやってという予定でしたが、現場の体制変更もあって、少し最初の計画から変更がありました。
6月の業務報告を見返すと、まずは現場エリアのことを覚えたり、業務の流れを覚えたりしていますね。7月には従事者さんの給与の締め作業の担当になっています。
――週間行動計画表(※3)がすごいね。引田さんが毎週仕事の振り返りを細かく記載しているのもすごいんだけど、それに対するコメントとかアドバイスを現場の先輩とスーパーバイザーが書いてくれてる。
では、ファシリティマネジメント事業部のOJTはどうでしたでしょうか。
大内:ファシリティマネジメント事業部は……確かなかったですね(笑)
――じゃあ配属されて、まずは何をしたの?
大内:僕たちはまず、駐輪場や駐車場の自社施設を全部見て回りました。部署メンバーで手分けして3日で300カ所。
僕は営業グループなので、社長から「自分で直接まだ見ていない施設は追加で見てきて」と指示をいただいて、全施設見てきました。
――ひとりで?
大内:僕はひとりで。車と電車でぐるっと全部見回ってきました。
宮地:私はまず日次業務から先輩に教えてもらいました。ほかには、先輩と担当施設を割り振りして現地調査に行きましたね。現地調査のやり方は研修で教えてもらっていたので「この施設を見てきてね!」って感じで、ひとりで調査に行ってました。あとは駐車場の料金変更とかもやったなぁ~。
あっ、でも、週間行動計画表で振り返ると最初のしごとは「株主総会リハーサル」って書いてあります。(笑)
――そういえば新入社員たちで株主総会の司会を担当してくれてたね。6月は株主総会の時期だから。
大内:そのあと僕は気が付いたら名古屋に出張してましたね。6月半ばから名古屋市内の栄地区調査の打合せで現地に行って、現地調査したり会議の議事録とったり。
9月からは川崎市での営業活動ですね。広報に作ってもらった営業資料を持って、不動産会社にアポイント取って、往訪しに行きました。
宮地:私はOJTといえばOJTかもしれないけど、先輩に都度時間をつくってもらって、少しずつ業務を教えてもらっていました。最初は一緒にやってみて、次からはひとりで。でも、途中で分からなくなったら聞いてね、という感じで。
――じゃあ、まずはルーティーンの日次業務から仕事を担当していったんだ?
宮地:いや……それだけじゃなくて、外部への連絡なんかもやってました。駐輪場の隣の敷地から枝が伸びて利用者の妨げになっているから、剪定依頼をするために隣地の建物の管理会社を探したり。施設内の事故で修繕が必要になった場合に保険会社に請求をかけたり。
「連絡するだけ」のように思いますけど、これがすんなり行かないんですよ。管理会社を探すにも、現地の建物のどこにも会社名が書いてなかったりするので、賃貸サイトで探しまわったり。保険会社と電話口でバチバチやりあったり。保険金の支払い交渉については途中で経験豊富な先輩にバトンタッチしてもらいました……私の説明じゃ保険金を支払ってもらえないなと思って。
――なるほど。施設トラブルの対応だね。
宮地:そうですね。先輩から「手が空いていたらこれをやってみてほしい」ってかんじでいろいろと経験させてもらってました。結局はやって覚えるのが早いので、「自分でどう対応すればいいか、まず考える」「わからないことがあれば、聞ける人に聞く」という仕事のスタイルは、私には合ってました。当時に限らず今もですけど、誰かに聞いても誰もわかんないなんて状況はザラにあって、だったら社外の人にコンタクトとって聞くとか、自分で「こうしてみたらどうかな?」って考えた方が早かったりするんです。
それは、私の性格には合ってたけど、でも、人によってはもっとゆっくりていねいな方がいいのかも。
でも、来春入社の後輩たちに会った私の感覚では、みんな大丈夫そうでした。みんな、まずは自分自身で考えて、わからないことはきちんと聞ける子たちだと思っています。
――どういう心構えでOJTに臨むのがいい?
宮地:正直いうと、従来のファシリティマネジメント事業部のあたりまえを鵜呑みにしないほうがいいなとおもいました。
――どういうこと?
宮地:中小企業あるあるかもしれませんが、正直、業務の中にはマニュアルのようにきちんと定まっていないことも結構あるんです。例えば前任の人が対応した過去のトラブル対応で「この事案はどういう基準でこの判断を下して、こういう動きをしているんですか?」って聞いても、判断の背景の情報が残っていなかったりして、みんな「わからない」ってことがあったりするんです。前任の人がそのやりかたでやってきただけで、それが果たして今の私たちとしての絶対正解かどうか議論できていない。当時の状況と今の状況は違うこともある。だから、「本当にこのやり方でベストなのかな?」「どうしてこのやり方が続いてるのかな?」「もっとこういうやり方があるかもしれないな?」って心持ちでいた方が良いと思います。
――その考え方はすごく大事。
宮地:オペレーションの仲間から「それ、なんでそうなってるの?」ってよく言われるんです。でも、「言われてみれば確かに」って思うんですよ。そこからわたしも「なんでだろう?」って言い合いながら一緒に考えたり。だから、「従来のやり方が正しい」と思わなくて別にいいかなと思う。「今はこうしている」っていうだけで、「これからもそう」ってわけじゃない。
アルバイトのときの感覚でマニュアル通り「作業」をやっていると、業務が回らないなと思います。
――宮地さんありがとうございます。対照的にPSSのOJTは計画的でしたけれど、どんな心構えで居たらいいですか?
引田:公共サービスサポート事業部は決まり事が多いので、まず、言われたことをしっかりこなすというところが大事だと思っています。それにプラスして、各区に条例がありますので、それを自分の目で見て確認するというところが大事になると思いますね。
――「この中でやってください」という枠(条例や法律、契約の仕様等)を守らなきゃいけないのが公共サービスサポート事業部。それを理解することが大事と。
引田:はい。
――大内さんはどうですか? OJTに臨む心構えについて。
大内:部署によって全然違いますけど、とりあえず、ただただ質問するんじゃなくて、一旦自分の中で考えて、なんとか消化しようという心持ちがないと、正直ついていけないかな、と思います。それこそ、さっきも上長は時間がないから、結論から先に言うって話がでたと思うんですけど、それを常日頃意識していないと、わからないことがわからないままになってしまいますし、時間ばっかり経っちゃうと思います。
――自分で消化するっていうのは、どういう意味?
大内:なんとなくでいいから、自分なりの理解をもつ。全てを100%とらえるというよりかは、これはこういうことかな?という形で、アタリをつけて行く方がいいと思います。
――お三方ありがとうございました。
来春からはメンターとして後輩たちをよろしくお願いします!
※取材は2022年2月に実施しました。
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