変化を迫られたとき、放送事業者はどう向き合うのか? : 放送と5Gの可能性を考える・前編< 5G準備委員会 #2 (2020/3/18) >
日本でも「5G」の提供が始まりました。快適だった4G/LTE回線以上に高速な5G通信は私たちに何をもたらしてくれるのでしょうか。
LiveParkでライブ配信された「メディア&コンテンツ業界のための5G準備委員会セミナー」の第2弾では、よりメディア&コンテンツ業界にフォーカス。放送業界で5Gにいち早く取り組む3名と、書籍『5Gでビジネスはどう変わるのか』の著者クロサカタツヤ氏をお招きし、「放送と5Gの可能性を考える」というテーマでお話いただきました。
『後編』はこちら
迫りくる5Gの時代に備える人たち
(株)LivePark エグゼクティブ・プロデューサー
清田いちる(以下:LivePark清田)
「第2回5G準備委員会」を始めます。今回は「放送と5G」というテーマで、一家言お持ちのみなさんにお集りいただき、ざっくばらんにお話していただければという会になります。
メンバーは大阪の毎日放送・齊藤浩史さん。日本テレビの川上皓平さん。iPadの画面で参加してくださっているのが北海道テレビの三浦一樹さんです。そして前回に引き続き、企(くわだて)のクロサカタツヤさんという顔ぶれでお届けします。
まずは自己紹介からお願い致します。
(株)毎日放送 経営戦略室メディア戦略部長 マル研運営会リーダー
齊藤浩史氏
(以下:毎日放送 齊藤氏)
1990年に毎日放送に入りました。初めは技術職としてカメラや照明の仕事をしていましたが、2006年に経営戦略室に異動して、2011年ぐらいから放送通信連携に傾倒していきました。その後、ずっとマルチスクリーン型放送研究会(マル研)の事務局長も務めていましたが、今は、企画担当として割と好きなこと言わせてもらっています。
日本テレビ放送網(株) 技術統括局
川上皓平氏
(以下:日本テレビ放送網 川上氏)
学生時代からロボットの研究をしていて2008年に日本テレビに入社しました。その後は新しいテレビ体験をテーマに、最先端の技術とテレビ局が持つパワーやスキル、コンテンツ力などを連携させるような実験をずっとしています。VRが流行すればVRドラマ制作に参加したり、ARが流行ればARの番組連動、ハイブリットキャスト、ロボット、AIといったように、毎年変わっていく最先端のテクノロジーとテレビ局のシナジーについて研究してきました。
最近はロボットのアンドロイドを、日本テレビのアナウンサーとして活躍させる「アオイエリカ」のプロジェクトをしています。
北海道テレビ放送(株)
コンテンツビジネス局 ネットデジタル事業部 兼 編成局編成部 兼 技術局 放送・ITシステム部
三浦一樹氏
(以下:北海道テレビ放送 三浦氏)
技術職にテレビを監視する「マスター」という仕事があるのですが、私はテレビを監視し続けて3年くらい過ごしました。その後、「ITに詳しそうだよね」ということで、ハイブリットキャストや放送通信の連携、マル研で実験始まるところにお付き合いして気づいたら、そればかりをやる人という感じになっています。
今はパブリッククラウドやGoogle、Amazonを使ってサービスの構築をするといった仕事をしています。また最近は、社外活動としてAWSユーザー会の運営もしています。これは、メディアの人がAWSで遊ぼうという集まりです。
LivePark 清田
今日は北海道から参加なんですよね?
北海道テレビ放送 三浦氏
はい、札幌のすすきのにあるネットカフェから参加しています。
(株)企 代表取締役、慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授
クロサカタツヤ氏
(以下:企 クロサカ氏)
私は通信分野のコンサルタントですが、今日のメンバーの中で、私が一番視聴者に近いと思います。テレビが大好きです。
最近、子どもたちとテレビの会話ができなくなり始めていて、由々しき事態だと感じています。小学生の娘たちに聞いてみると、彼女たちが観ているのはほとんどYouTubeなんですよね。先日、お父さんと一緒に観ようじゃないかとトライしてみたのですが、非常にいたたまれない時間になってしまいました(笑)
日本テレビ放送網 川上氏
チャレンジはしたんですね。
企 クロサカ氏
はい。小6と小3の娘なんですが、すでに彼女たちはYouTubeで「自分の観たいものだけを観る」ことを覚え始めているんですよね。
毎日放送 齊藤氏
子供さんって何を観てらっしゃるんですか?
企 クロサカ氏
アニメやゲームの再生動画ですね。「Minecraft(マインクラフト)」が好きなので、1時間くらいずっと観ています。「そのタブレットでマイクラできるだろう?」と思うんですが、やらずに人がプレイしているのを観て喜んでいるんですよ。
LivePark 清田
インターネット由来のものを世の中の若者たちはどんどん受け入れるようになってきているとすると、放送局の人達は本当に危機感を感じなきゃいけないと思うんですが、いかがでしょうか?
企 クロサカ氏
確かに境目がなくなってきている感じですね。ネットで観る番組が、放送由来とネット由来で区別しているのは、もう僕らオジサン世代以上だけなのかもしれません。若者たちはフラットに観ているという印象ですね。
「これから本気だすから」状態の5G
LivePark 清田
ここで前提となる話をさせていただきます。一般的に「5G」となるとスマホなどで多くの人が利用できる高速な通信を思い浮かべると思います。
しかし「放送と5Gの可能性」を考えるこの場では、テレビカメラで撮影した大容量データをテレビ局に迅速に送る為に5G回線を利用するという点についても議論を展開していきます。
視聴者の皆様は、どの5G利用方法について議論されているものなのかを念頭において、配信を楽しんでいただければと思います。
では、まず最初に、斎藤さんから5Gの利用事例などをお話頂けますでしょうか。
毎日放送 齊藤氏
毎日放送も2020年に入ってから2つの事に取り組みました。
4KのBS放送で利用しているMMT(MPEG Media Transport)という技術を使い、“8Kの映像を5G回線で電送してきちんとテレビで映るか?”という試みをNTTドコモとミハル通信と一緒に行ったのが1つめです。従来の放送方法の代わりに5Gを使うという実験ですね。
2つ目は、資料の下部にある「5Gによるクラウドスイッチング・スポーツライブ中継(3カメ)実験」という、720pの低解像度HD信号を素材にした実証実験も行いました。
清田さんが前提としてお話された「素材を作る」ための5G利用と「視聴者に伝える」ための5G利用の実験を弊社でも行っています。
これらの実験は、従来の方法を5G利用に置き換えることができたら、例えば中継車がいらなくなって便利だよね、という話に繋がるものなので、放送局としては積極的に関わらなければならないと思っています。
企 クロサカ
技術的なチャレンジとしては、すごく真っ当でおもしろいと思います。
5Gの時代になり特に初期の段階では、ユーザーが使えるアプリ、サービスはこの実験のようなものだと思います。先行している韓国でも、野球の多次元中継などを行っています。視聴者としても「こういうものを観てみたい」という思いはあるはずです。おそらくこうしたチャレンジを積み重ねていかなきゃいけないと思います。
優等生な発言をしましたが、他の放送事業者の方と話をして感じるのは、テレビ業界の方は既存のワークフローをとても大切にされています。そこに素人である私がきて「そこ、ちょっと変えればいいんじゃないですか」と口にすると説教されるような空気になることもあります。仕事のやり方にプライドを持つのは良いことですが、テクノロジーが進化は関係するさまざまなものも変わっていく瞬間でもあります。
変化を迫られたときに、放送事業者はどう向かい合うのかということにも興味があります。
LivePark 清田
「どのように向かい合うか」ですか。どうでしょう、川上さん?
日本テレビ放送網 川上氏
ワークフローを完全にルーチン化させているからこそ、常にリアルタイムで放送が実現できる体制になっているという点ではそのとおりです。
ただし5Gもそうですが、最近ではAIを導入した際、社内でもワークフローはこのままでよいのか? という検討は始まっています。「今のままでは難しいね」という課題感を多くの人が持ち始めてきています。
LivePark 清田
三浦さんはいかがですか?
北海道テレビ放送 三浦氏
そうですね。田舎はもっと「固い」ですね。後ほど紹介する事例で、地上波で5Gを使って中継をしたのですが、その過程で最も時間がかかったのが社内調整でした。
現在は120%中断しない前提で中継放送を行っているので、それが新しい技術を導入することで98%になると、現場の人間は「じゃあ、やりたくない」となってしまう。
その気持ちもすごくよくわかります。
毎日放送 齊藤氏
スタジアムで、カメラに搭載した5Gの通信機器で映像をそのままクラウドに上げてスイッチングするという実験をやったそうなのですが、ゲームが休憩時間になると途端に5Gが落ちてしまったそうです。なぜかというとプレイが中断している間、お客さんがスマホを触り始めたからでした。現在のところ、5G通信は4Gの力も借りているのですが、4Gのトラフィックが増えると5Gの制御がおろそかになり、落ちてしまうということでした。
日本中で観てもらえる放送で5Gを使っていこうとするなら、やはり安定した帯域が確保できるといった仕組みがないとなかなか実用レベルで利用できないと思います。もちろん、技術が進歩して帯域がいくらでも安定していくのでしょうけど、そうなると送る映像を4Kからより解像度が高い8Kにしたいという意見も出てきて、視聴者のスマホにも負荷がかかってしまう。このあたりの話に関する整理が必要なんじゃないかという声もありますよね。
企 クロサカ氏
この話は、前回の5G準備委員会で触れた2020年から2022、23年くらいまで「かりそめの5G」だという問題ですね。斎藤さんがお話しされたとおり、現在のところ既存の4Gネットワークの上に、基地局部分だけを5G化して載せている状態なんです。通信設備の人はそうではなく5Gのみのネットワークを作るほうに資源投下したほうが合理的、待機制御などができるようになると考えているのですが。
LivePark 清田
その間、5Gは実験の域を出ないみたいな感じですか?
企 クロサカ氏
実験というとまた少し違うのですが、本番と表現しないほうがいい状態ですね。
毎日放送 齊藤氏
5Gにしてみると「こんなんで5Gと言わんといてくれ」みたいな。
企 クロサカ氏
そう。これから本気出すからっていう(笑)
いきなり届いた究極のコメント
LivePark 清田
なるほど。川上さんはどのような取り組みをされているんですか?
日本テレビ放送網 川上氏
日本テレビの事例も伝送に関するものです。
これまではカメラから中継現場、中継現場からテレビ局まではマイクロ波などで伝送していた素材を、5Gとインターネットを使って、現場から直接テレビ局に映像を送り出して、それを実際にBS日テレの4K放送で使用しました。昨年9月のラグビーワールドカップ2019日本大会の時期が、ちょうどNTTドコモのプレサービスがスタートしたタイミングだったので、プレサービスの端末と実際の5G回線を使って4Kの素材を伝送しました。
「夢の10Gbps」、は出ないところがあったようです。今回実験したのがサブ6だったので今後、ミリ波やもっと高い周波数帯、直線性の高い周波数帯が使用できるようになったら、また状況も変わるかもしれないということでした。
企 クロサカ氏
5Gを利用することで、機器を省略できたなどのメリットはありましたか?
日本テレビ放送網 川上氏
そういったメリットを享受できるのはこれからではないでしょうか。現在も情報番組などで4G回線を使って中継したり、モバイル機器を使っていたりしますが、5G回線をその代替として使い高画質、高速、低遅延な中継実現への期待はあります。
LivePark 清田
素人の質問なのですが、現場へ持っていく機材は減っていく方向なんですか?
日本テレビ放送網 川上氏
現在のところ変わりはありませんが、たくさんの人、カメラや機材で向かっていたものが、将来的には人間ひとりとカメラが複数台になる可能性はありますよね。
LivePark 清田
コメントを頂戴したのですが、
「5Gを使ってお客さんに提供できる価値は、川上さん、何だと思いますか?」
日本テレビ放送網 川上氏
いきなり!?
LivePark 清田
究極な質問が届きました(笑)
企 クロサカ氏
これで今回は、終わっちゃうんじゃないんですか(笑)
LivePark 清田
後ほど話題にする予定ですが、ひと言お願いできますか?
日本テレビ放送網 川上氏
そうですね、「たくさんの人がいなければならない」「たくさんの機材がなければならない」という事態を省略できるということは、つまり誰でも発信できるということです。それこそは5Gの価値なのではないか、と思っています。突き詰めていくと、これからの放送はテレビ局でなくてもいいんじゃないの? という話にもつながるかもしれませんが。
LivePark 清田
クロサカさんは、この伝送の実験について思うことはありますか?
企 クロサカ氏
このシステム構成図をシンプルと見るか、プロっぽい複雑だねと見るかで違ってくると思いますが、プロスペックに耐えられるかわかりませんが、突き詰めるとスマホ1台でできてしまうので、今後どんどん機材が統合されていくのではないでしょうか。
日本テレビ放送網 川上氏
まさにお話されたとおりで、今、プロスペックの機材で実験を行っているわけですが、もう少し時間が経つとシンプルにスマホと「何か」といった機材で放送するようになると思います。そうなった時に、何が必要なのか、できるのかといったことを見極めた上で、私たちは5Gに取り組んでいかなきゃと思っています。
中継先に張りめぐらせたケーブルが不要に
LivePark 清田
では、三浦さんの取り組みを教えてください。
北海道テレビ放送 三浦氏
みなさん、さっぽろ雪まつりに行ったことはありますか?
ーーーあります!
さっぽろ雪まつり時の大通公園の地図を見てください。ここの四角が、各テレビ局がイベントを行っているところです。HTB北海道テレビは3丁目と8丁目会場ですが、隣の4丁目では、日テレ系のSTV札幌テレビ放送がイベントやっていて、ステージイベントもやりつつ、技術的な実験も各局で行っていました。
3丁目会場で、ストレートのスキージャンプ大会を行ったのですが、そこに5Gだけの臨時局を設置して、5Gと4Gを出せる5G自動車型基地局というNTTドコモから借りることができたので、それを一週間、8丁目会場に設置してエリアを作り実験しました。4.5GHz帯を利用したのですが、100Mbpsは安定して出ていたようです。
2019年も5Gの実験は行っていて、それは本当にただネットワークの一部で5Gを利用するというものでしたが、2020年は地上波に中継するときにお借りできた5G対応のスマホでテザリングしてアップロードしたり、4Kを再生したりしました。RTMP(Real Time Messaging Protocol)というスマホから直接、4Kでライブ配信できるプロトコルがあるのですが、そのアプリを入れたスマホをスキージャンプする人の胸に装着してYouTubeにデータを送ったりしました。
3丁目会場の映像を徒歩で15分くらいかかる8丁目会場でYouTubeをスマホに映していました。放送局向けでもありますが、展示だったので、スマホでYouTubeを観てもらったほうが一般の方にはわかりやすいかな、と意識して行っていました。おおむねうまくいったと思います。
LivePark 清田
2019年と2020年で続けて取り組まれて、違いはありましたか?
北海道テレビ放送 三浦氏
機材面が良くなりました。さっぽろ雪まつりではテレビ中継の際、中継車とカメラをつなぐためのケーブルを雪の下に穴掘って通すんです。何万人も集まるところではケーブルをそのまま張れないので。これまでは管を埋めてそこにケーブルを通していたのですが、今回は中継で使うカメラに5G端末と中継する機材を取り付けて配信できたので、ケーブルを張る作業がなくなりました。現場スタッフにも好評でした。
毎日放送 齊藤氏
確かにワイヤレスになるのは大きいなぁ、現場的に。
北海道テレビ放送 三浦氏
ワイヤレスでも安定していたので。現場の方も「いい」と言ってくれましたね。
毎日放送 齊藤氏
ゴルフ中継の時など、すごい長さのケーブルを張っていますからね。
企 クロサカ氏
今もケーブルを使っているんですか?
毎日放送 齊藤氏
もちろんです!
企 クロサカ氏
うわぁ~!
毎日放送 齊藤氏
毎日放送もゴルフ中継をやっていますが、木曜日から始まるトーナメントの前、日曜日、月曜日くらいからケーブル張り部隊が現場に入ってあまねくケーブルを張っていきます。ただ張っていくんじゃなくて、人が通るところだからゴムマットが必要だ、と気を使ってライブ番組を作っています。ワイヤレスになるとかなり省力化できるかもしれない。
企 クロサカ氏
働き方改革につながりますね。
毎日放送 齊藤氏
多分そうなりますよね。
北海道テレビ放送 三浦氏
さっぽろ雪まつりでの実験は、準備にかかる時間がかなり縮まるのではないかと感じられたものでした。
企 クロサカ氏
ゴルフ中継の話、素人なのでまったく知らなかったのですが、すごいですよね。感動しました。
毎日放送 齊藤氏
会社の倉庫には今でも山のようにケーブルがありますよ。
備え付けの5Gでさまざまなハードルが下がる
毎日放送 齊藤氏
「ローカル5Gって何?」という話がありますが、これは大きな通信キャリアが敷設する5G通信回線ではなく、例えば、ドーム球場の中だけで使える5Gという認識でいいですか? そうなるとビルの屋上に中継機を設置するといったことは必要になりますが、ケーブルを張る作業が不要になり、働き方改革につながるかもしれませんね。
企 クロサカ氏
そういうことはできますね。
日本テレビ放送網 川上
コスパいいじゃないですか!
企 クロサカ氏
ローカル5Gをそのように使ってもらえると、作った人も本望だと思います。今、総務省にも果たして5Gを結局、具体的にどうするかという話があるようです。先ほどの話にあったこれまで大変な思いをしてケーブルを張ってきた放送など、「備え付けの5Gを使えばいいですよ」となれば、本当にいろいろなことのハードルが下がるような気がします。
さっぽり雪まつりの実験では4Gの設備に5Gが乗っかるNSA(Non-StandAlone)方式も利用されていましたが、2019年にスペインで開催されたMWC(Mobile World Congress)という携帯電話関連のイベントでは、Huaweiは8Kの映像をNSA方式で流していました。伝送距離のテストもあるので、2、3kmほど基地局と端末が離れていたと思うのですが、100インチほどの8Kディスプレイで中継が何の問題もなく楽しめました。
これを見ると「5Gはもう実用レベルなんだな」と気持ちになります。さらにローカル5Gのように備え付けの5G通信回線で、どこでも5Gが使えるようになると、その利用は増えていくと思います。すんなり家庭に4Kテレビが普及しているように、5Gを使った8K放送も普及していくように思います。簡単さ、簡便さってとても大事だなとお話を伺いながら思いました。
LivePark 清田
ケーブルは少なければ、少ないほどいいですからね。
企 クロサカ氏
簡単になって、ハードルが下がると、いろんなことが変わりますよね。
<後編に続く>
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