米株は3月まで上昇、ドル円は反転し150円へ、但し10月は波乱あるかも

1)前回予想の反省
 前回予想では米株は7,8月に調整ありと予想しましたが、予想以上に大きな調整でした。これは今までの株価の上昇が大きかったので調整も大きかったということでした。また、ドル円に関しても予想通りの下落でした。

2)今後のアメリカ政策金利の予想
 FRBは9月から利下げを開始し、(0.25%*6回=1.5%:最終FF金利=
3.75%)と3月で利下げを終了すると予想しています。

理由
①今回は「SOFT LANDING」で大幅な利下げは必要がない。

②資産価格の上昇で個人消費は底上げされており、中立金利は3.5%まで上昇している。

3)今後の日銀の政策金利の予想
 日銀は利上げは流動的で0.25%を1回行うと予想しますが時期に関しては何とも言えません。

理由
①中小企業の賃上げ余力はほぼ尽きており、それ以上の利上げをすると来年からの賃上げは不可能となりますので、せいぜいあと1回の利上げが限度と予想しています。

4)米株の予想
 7,8月の調整も済み政策金利も下がるので9月から反転していますが、11月の大統領選挙が終われば不確定要素が無くなり、トランプならばトランプ株を中心に、ハリスならばハリス株を中心にはなりますが全体的に利下げが終了する3月まで基本的に上昇すると思います。

 3月以降は調整があるかそのまま上昇するかですが現在ではコメントはできません。25年1月頃にはっきりするでしょう。

 AI関連に関しても順調に上昇すると予想しています。AIに関しては否定的な見方が出ていますがまだまだAIは黎明期でこれから3-5年拡大していきます。スマホに関しても当初は否定的な見方が多かったことからもわかるでしょう。

5)ドル円の予想
 現在の市場は利下げを織り込みすぎており3月で「利下げSTOP」が現実的になるとドル円は反転して150円を目指す動きになるでしょう。
 「利下げSTOP」の後も日米政策金利差が3%を超えるのでキャリートレードが再燃してドル円はさらに上昇でしょう。

6)10月の波乱
 10月20日にはロシアでBRICSの首脳会議が開催されます。貿易決済制度
(脱ドル化)についても話し合いが行われます。無論、新決済制度が決まることはありませんが、ある程度の将来の方向性が示される可能性はないとは言えません。
 その場合はもしかしたら株、為替ともに影響がある可能性があります。特に為替は影響が大きいので持ち高の大きい方は念のため注意をした方がいいでしょう。

 また、その場合は金、金鉱株は値上がりする可能性がありますので保有されている方は期待していてください。

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