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美味しいのかたち

晩秋を楽しんでいたら、急に初冬になり
また陽射しがぬくぬくと感じられたと思ったら
再び、手袋を探す朝が来ました

こうなると何を着て出掛けようか、迷うところです
そして
今夜は何を食べようか…と、ソワソワなところでもあります

お鍋でも良いし、もう暖房も付けているので
よく冷したカルパッチョでも美味しそうです

最近ランチにハマっているのは、無難だけれど「明太子のおにぎり」で
少し前は「長芋のみじん切り茶漬け」でした

私はハマってしまうと、飽きるまで一択になってしまう癖がありますが
年齢を考えて、少し控えめにハマり
飽きずに細々続けて食べる…というパターンに落ち着きました

世の中には色々な「美味しい」が、あふれているけれど

旬の食材を使って、その季節に、体が欲する物を食べるのも
「美味しい」の醍醐味だと思います

私は単純なので、仕事終わりの「食べたい物」で
かなりモチベーションも爆上がりします

そうして「思考を寝かせた食事」は、特別に感じてしまいます

寝かせると言えば、お味噌汁は「作り立て」が、美味しいと思いますが
煮物やシチューは、時間をおいて寝かせたり、温めたり
その度にまろやかな味に、育っていきますね

白湯を作る時も、15分ほどしっかり沸かして
ゆっくり置くことで
角の取れた豊かな味わいになると、聞いた事があります

「時間をおく」というのは、美味しいに繋がる魔法なのでしょうか

それはお料理だけではなくて
迷いに迷った懸案事項も、1度自分から離してみると
意外に違う角度から、問題点が見られたりして
解決に繋がる突破口が、見つかるときもあります

きっと人も、若い頃には
勢いのある、エネルギッシュな良さがあり
また時間を重ねて行けば、重ねただけ味わいも出て来て
それぞれに「年齢ごとの季節」が、楽しめる気がします

善と悪だけで、物事を仕分けする事から少し離れて
粋と野暮とで、歩く道を選んでも、時には面白い気がします
だから歳をとるのも何だか少し、楽しみなこの頃です

さてさて、1週間の献立も、1週間の着る服も
日々の寒暖差に翻弄されそうですが
幾度も季節を味わえると、思い直して
値上がり続きの食材を工夫しつつ
毎日の「美味しい」を、明日も探してみます

愛しいものを食べられる幸せに、感謝しつつ!


ギャラリーからお借りしたのは
大好きな「hohoさん」の作品です🎄ありがとうございました



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