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精神病院に入院してしまった忘備録9

精神病院に入院してしまった忘備録9

入院生活で失ったもの、それは「興味」。

毎月楽しみにしていた月間の漫画があったのだが、気づけば2ヶ月購読していないことに気がついた。もう習慣になるくらいに読み続けていたのに存在時代を忘れていた。この本だけじゃない。「読む」という行為に興味が薄れ、疲れを感じてしまい何の本もX(旧Twitter)の短い文章すら読む気が失せる。
自分を「本の虫」などと呼んでいたのはいったい?

ただただ何も考えず、考えることは先行きわからぬ不安だけ。
考える隙間があるのならば、本を読みたい。本を読めば気が紛れる、そんなはずなのに、体と心がそれを拒否するかのように、「読む」だけでなく「興味」を拒否する。新たな興味を持てないことはなんと悲しいことだろう。

これも薬のせいなのか?
それとも何もない入院生活の中で擦り減っていったものなのか?
あぁ、また思っても仕方がないのに入院生活を恨んでしまう。
保護入院させられたことを憎んでしまう。

毎回書いている「先の見えない不安」でいっぱいの心に、これ以上マイナスな感情は入れたくない。
この思いのやり場はどこにすればいいのだろか?

私に「興味」を返してください

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