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バイトダンス社のBytePlus Liveとは?TikTokとの融合はあるのか?

BytePlus Liveって何?初の事例?

4/21~4/23に『BUYMA』のイベントスペース「BUYMA studio」にて3日間限定のイベントを開催され、4/21(金)の20時からはByteDance社の配信ツール「BytePlus Live(バイトプラスライブ)」でライブコマースも実施されるとのことです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000278.000012678.html

ByteDanceといえばTikTokです。TikTokは日本ではライブコマース機能はなかったはず。(TikTokライブでライブコマース風にライブが行われている事例はありますが)「BytePlus Live」とは何でしょう?先日Mofflyが2年ぶりに出したライブコマースカオスマップの中にも入っていません。(カオスマップはそもそもTigLiveやテイラーアップなども入っていないので網羅しているわけではないですが)

株式会社Moffly「ライブコマース・サービス・カオスマップ」2023年版

「BytePlus Live(バイトプラスライブ)」について爆速でChat GPTで調べてみたところ、以下のような回答がありました。
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BytePlus Liveは、ByteDanceが提供するライブストリーミングプラットフォームです。アプリ開発者やコンテンツ提供者が、簡単にライブコンテンツを配信し、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。

BytePlus Live(バイトプラスライブ)は、高度なライブストリーミング技術を利用して、安定したクオリティでストリーミングを配信します。また、開発者が簡単にSDKを導入できる機能を提供しており、さまざまなアプリやサービスに簡単に組み込むことができます。

BytePlus Live(バイトプラスライブ)は、カメラフィルターやライブチャットなどの機能を提供し、アプリのユーザーエンゲージメントを高めることができます。さらに、ビッグデータやAI技術を活用することで、視聴者の嗜好やインタラクションパターンを分析し、カスタマイズされたライブストリーミング体験を提供することができます。

BytePlus Liveは、グローバルに展開されており、多言語対応も行われています。アプリ開発者やコンテンツ提供者が、世界中のユーザーに向けて簡単にコミュニケーションを取ることができるようになっています。
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4/21現在、BytePlus Live(バイトプラスライブ)について、調べてみたところ公式のソースはこちらだけになります。

ソース内から気になった特徴としては、以下です。

  • インフルエンサーとのエンゲージメントを強化し、視聴者をファンに変える

  • チャットボット、画像、グラフィックス、会話中のドキュメントサポートなどのリアルタイムチャット機能

  • ライブQ&A、投票、懸賞を実施し、視聴者のフィードバックと相互作用を促す

  • 期間限定のプロモーションカードと製品購入CTAを使用してコンバージョンを加速

このあたり、インフルエンサーマーケティングとチャットボット、キャンペーン、CTAといったマーケティング全体として設計できそうな要素が感じ取れます。何より、インフルエンサーとのエンゲージメントを強化というワードは背後のTikTokerを感じますね。

TikTokと連動しているのか?

「BUYMA studio」で行われるイベントページを見てみると、TikTokへの遷移ではなく、ページへの埋め込みになっているようです。つまり、SaaS型のライブコマースツールとなっていますね。

BUYMA studioイベントページより

BUYMAのアプリをDLすることで見れるものなので、その点でも現時点でTikTokと連動はしていないでしょう。

TikTokとの連動がもたらす未来

しかし、やはりByteDance社の「BytePlus Live(バイトプラスライブ)」ですから近い将来としては必ずTikTokとの連携が行われるのでしょうか?そもそも、TikTokは現在日本で未実装のTikTok Shoppingというものがあります。
(以下またChat GPTの回答)
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TikTok Shoppingは、TikTok内で商品を販売するための機能です。TikTokはユーザーが短い動画を投稿したり、視聴したりすることができるSNSアプリであり、TikTok ShoppingはこのTikTok上で、商品を購入することができる機能を提供します。
TikTok Shoppingを利用すると、商品を購入するための直接リンクを商品を紹介する動画に追加することができます。この機能は、主にライブストリーミング中に使用されます。視聴者は、ストリーミング中にプレゼンターが紹介した商品を直接購入できるようになっています。これにより、ユーザーがライブコマース体験を楽しめるだけでなく、ビジネスが直接商品を販売することもできます。
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TikTok Shoppingについてはこちらの記事も参考下さい。

邪推すると、TikTok Shoppingが日本で未実装だから外で行うライブコマースツールとして出してきたのか、やはり将来的にはTikTok Shoppingと連携してTikTok内のユーザー情報と連動した中国版のようなSNS型のライブコマースになるのか。

SNS型のライブコマースの本質

日本ではSNS型の本格的なライブコマースツールはありません。Instagramも結局のところ、ライブ機能からライブコマースっぽく行うことはできるものの、ライブコマースツールではありません。LINEのLIVEBUYもLINE LIVEの撤退と共に展開が止まってしまいました。
SNS型のライブコマースが本格実装されたときのすごさ(怖さ)はユーザーデータとの連携にあります。ソーシャルメディア上のユーザーデータに基づいてアルゴリズムがライブを見せてきたり、広告が表示されたりといった世界になります。

企業が選ぶライブとマーケティング。デジタル内でのOMO

現在、企業はちょっとライブ配信してみようといった状態ではなく、マーケティングとしてライブをどう組み込もうかを問われています。マーケティング業界ではコト消費、トキ消費と推移し、よりリアルタイムなタッチポイントが求められ、さらにはSNSにおいても、テキスト(Twitter)→画像(Instagram)→動画(YouTube)→ショート動画(リール、TikTok、YouTubeショート)と推移してきました。
顧客とのエンゲージメントは広告ではなくオウンドで。そしてよりリアルタイムでより深く。こういった状態になっていくのは必然です。その中でコマースに限らず、ライブという接点(ライブエンゲージメント)をどうマーケティングとして組み込めるか、アナログかつデジタルなライブはまさにデジタルマーケティング内でのOMOと言えます。BytePlus Liveはその布石となるかもしれません。


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