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新年のご挨拶と昨年の振り返り

みなさま、新年あけましておめでとうございます!
株式会社Live2D、広報担当のnishiです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今日は私たち株式会社Live2Dがこの一年間でどんな歩みを辿ってきたのかを振り返ってみたいと思います。もしご興味がありましたら見てもらえると嬉しいです!

前半戦の振り返り!(2019年1月~6月くらいまで)

新年のご挨拶から始まった私たちの2019年で、まず最初におつたえしたいのは「Beyond Creation」という短編映像作品の公開についてです。↓

この作品は、アニプレックス社との協業(※)の際に発表した「Live2Dによる長編アニメ映画制作」の研究として制作した全編Live2Dのオリジナル作品です。ゲームやデジタルサイネージ等、これまでに使われてきたLive2Dとはまた違った見せ方になったこの作品は、国内外から高い評価をいただきました。Live2Dによる映像作品に期待感を持っていただけている実感を得られたことは、社内全体の大きなモチベーションとなりました。

【※アニプレックス社との協業について】
株式会社アニプレックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:岩上敦宏、以下、アニプレックス)と株式会社Live2D(本社:東京都新宿区、代表取締役:中城哲也、以下、Live2D社)は業務資本提携を行い、アニプレックスがLive2D社の株式の過半数を取得したことをお知らせいたします。また、映像技術『Live2D』を使用した長編アニメーション映画制作を始動することを併せてお知らせいたします。 
(株式会社Live2D 公式サイトより引用)
https://www.live2d.jp/news/aniplex_business_capital_alliance/

また、私たちの作品だけではなくみなさんに制作していただいた作品もたくさん教えていただきました。下に引用したツイートのリプライにたくさんの作品が紹介されていますので、こちらもぜひ見てみてください。

そして、私たちが運営しているLive2Dモデルやイラストを売買できるWebマーケットサービスサイト「nizima」では定期開催のコンテスト「にじコン」が開催されるようになりました。このコンテストはイラスト作品を審査対象とする回とLive2D作品を審査する回を交互に、現在も定期的な開催を行っていますので、興味のある方は是非ご参加ください!
最初に紹介した通り、イラストやLive2Dモデルの販売と購入も可能ですので、自作のイラストやLive2Dモデルをお持ちの方や、VTuber活動に興味はあるけど絵が描けない…!といった方もぜひnizimaを覗いてみてはいかがでしょうか。

後半戦の振り返り!2019年7月~12月まで

ここまで振り返るのも結構かいつまんだのですが、すでに長くなってしまっていますね…!もう少々お付き合いいただけると嬉しいです。

さて、春も過ぎたLive2Dですが、夏から冬にかけても様々な成果の花を咲かせることができました。

まずご紹介するのはこちら「Live2D Creative Awards」(※)の開催です。

【※Live2D Creative Awardsとは】
「Live2D Creative Awards」とは、Live2Dを使ったオリジナル作品のクオリティを競い合う年に一度のコンテストです。
2014年から始めたこのコンテストは、毎年その規模を拡大しながら今年で6回目を迎えます。「動画」や「動くイラスト」に「ゲーム」、「キャラクター・アバター」など、Live2Dを使っていればどんなジャンルの作品でもご応募が可能です。皆さまの全身全霊をかけた作品をお待ちしております。 Live2Dの世界一の作品を決めるこのコンテストに、ぜひご参加ください!
(コンテスト公式サイトより引用)

賞金総額80万円+副賞ありとして7月~11月まで作品募集をし、今回も100作品以上を超える作品のご応募ありがとうございました!そんな数多くの作品から選ばれた最優秀賞作品がこちらです↓

その他の受賞作品についてもサイト内でご紹介していますので、ぜひご覧ください。今年も開催予定ですので、みなさまの力作が投稿されることを今から楽しみにしています!

そして迎えた9月には、製品のメジャーアップデートを行い「Live2D Cubism 3」は「Live2D Cubism 4」へと進化しました!既存の機能をより便利にしたり、映像制作向けの新機能を多数追加した更新は、今までにない大きい更新となっています。

バージョン4まで進化してきたものの、まだまだLive2Dを知らない方も多いと思い、このタイミングで「Live2Dとはなんなのか」「どんなモノなので誰に向けて作られたモノなの?」という疑問を解決するための解説記事も公開しています。もし職場や学校、お知り合いの方と「Live2Dって…?」となったときにはぜひこちらをご紹介いただければ幸いです。↓

このアップデートを機に様々なキャンペーンを展開したのですが、とてもありがたいことに相当な数の新規利用をいただくことができました…!皆様いつも本当にありがとうございます!今後も良い製品になるように、頻繁にアップデートを行っていきたいと思います。

また、会社のWebサイトもここでリニューアルし、製品情報やダウンロードを行う「製品サイト」、会社情報をお伝えする「コーポレートサイト」の2つに分けて運用を開始しました。

「製品が便利になったのは分かったけど使い方を教えてくれ~!」という声も増え、初心者向けの操作解説チュートリアル動画のリニューアルや、出版会社と連絡を取りつつ使い方を解説する技術書籍も「Live2Dの教科書」と「10日でマスター Live2Dモデルメイキング講座」の2冊が発売されました。どれもオススメですので、これからLive2Dを始めてみたい方、もっと習熟度を上げたい方はぜひご活用ください!

この発展をみなさまにお伝えすべく、Web上のみのプロモーションだけではなく、技術系のイベント「CEDEC 2019」と「Unite 2019」にも出展しました!

この進化したCubism 4をふんだんに活用し、11月にはまた新たなオリジナル映像「ヒーローベータ」を制作しました!

「ヒーローベータ」はこちらも前作のBeyond Creationと同じくLive2Dによる長編アニメ映画に向けた研究の一環として作られています。Beyond Creationのときは社内のデザイナーチームがキャラクターをデザインしましたが、今回はプロのイラストレーターである「南野あき」さんにご協力をいただき、イラストレーターさんのタッチをそのまま活かしたアニメにすることを目標としながらTVや劇場のCMとして展開をしました。作品の詳細やこだわりなどは特設サイトやメディア記事にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!

さらに、Live2Dを使って活躍しているクリエイターさんをご紹介する企画もnote上で開始しました。これは、Live2Dの技術を身に着けることが自分の人生にどんな意味をもたらすのか、どういうキャリアにつなげられるのかを、具体的な事例で皆さんにお伝えしていく必要があると感じたからです。現在数名の方を記事として公開していますが、近日からまた定期的にご紹介を再開していきますので、見本となるクリエイターさんをぜひ探してみるのはいかがでしょうか。(noteでは他にも様々な記事を公開していますので、ぜひご覧ください。)

こういった活動の中、年に一度、アマチュアからプロまでLive2Dを使う人たちが一堂に会するイベント「alive 2019」(※)を開催しました。

【※aliveとは】
『alive』とは、2D表現に関わるクリエイターが集まり、その技術と情熱を共有しあうイベントです。Live2Dの最新情報だけでなく、2D業界をリードする企業やトップランナーによる講演や展示が行われます。プロ・アマを問わずにご参加いただける懇親会もあります。年に1度の祭典に、ぜひご参加ください!
(alive 2019公式サイトより引用)

6回目の開催となった2019年も前年同様に大きな規模での開催となりましたが、おかげさまでご好評のうちに終えることができました。このイベントの様子はイベントレポートページから一部をご確認いただけます。

アップデートや映像制作、イベント実施の他にも、Live2Dをもっといろんなことで活用できるように、拡張プラグイン(他のソフトウェアと連携できるようにするもの)も追加しました。それがこの「Live2D Cubism 4 AE Plugin」です。これにより、Adobe® After Effects®上でLive2Dモデルの扱いが可能となり、様々な効果や表現を加えることができます。こちらは有償版(もしくはトライアル版)の方のみが使える拡張機能ですが、とっても便利な内容になっていますのでぜひご活用ください!

長々と私たちの一年をお伝えしてきましたが、最後にご紹介するのはユーザーのみなさまに作りあげていただいた「Live2D Advent Calendar」(※)です。様々な方によるアイデアやノウハウが詰まったLive2Dクリエイター必見の内容となっています!

補足:アドベントカレンダーは本来下記の意味をもちますが、クリエイターが行う場合には12月の1~25日までを使ってリレー形式で自分のノウハウをブログ等にまとめることを指します。(間違ってたらごめんなさい)

【※Advent Calendarとは】
アドベントカレンダー は、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーである。待降節の期間に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになる。 但し毎年変化するアドベントの期間に関わらず、実際には12月1日から開始し24個の「窓」がある場合が多い。
(Wikipediaより引用)

終わりに

以上で去年の振り返りを終わります、長い記事をお読みいただきありがとうございました!
これだけでもだいぶ割愛して一部をご紹介させていただいたのですが、こんなにもお伝え出来ることが多くなったことはこれもすべて日ごろからみなさまにご活用いただいているおかげです。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

この一年も更なる進化を進めていけるようにスタッフ一同励んでいきますので、今後とも応援いただけたら嬉しいです。

最後にめちゃくちゃ宣伝になってしまいますが、イラストを動かすソフト「Live2D Cubism」はずっと無料で利用できるFREE版も用意していますので、この記事をきっかけに気になった方はぜひダウンロードしてみてください! 

今年もどうぞLive2Dをよろしくお願いいたします。

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株式会社Live2D
広報担当 nishi


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