見出し画像

Live2Dクリエイター紹介#9 marunaruさん

こんにちは、Live2D noteです。
今日はLive2Dを使って活躍されている個人クリエイターの方をご紹介します。

今回ご紹介するクリエイターは marunaru さんです。

marunaruさんは2Dアニメーター兼3Dモーションデザイナーとして活躍されています。

『alive 2019』では「50体以上の魅力あるLive2D立ち絵を短期間でつくるための制作ヒント」という内容でご登壇もされており、丁寧かつ効率的でハイクオリティな作品づくりを行われています。

プロフィール

画像1

お名前:marunaru

ご職業:2Dアニメーター、3Dモーションデザイナー

連絡先:maru82naru@gmail.com

Twitterアカウント:@marunaru82

note:https://note.com/marunaru82

――自己紹介をお願いいたします。

marunaruと申します!
スマホゲームの会社でアニメーターをしています。

Live2D周りですと、モデリング、モーション~ディレクション業務まで一通りやっています。
過去には、社内向けLive2D講座の講師を担当したりもしました。

仕事以外では、イラストを描いたり、時々DTPデザインもしています。

――Live2Dをどこで知りましたか。

Live2D作品を初めて見たのは「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story」だったかなと思います。
当時ADVのゲームで立ち絵が動いているものは少なく、なめらかに動く姿に非常に衝撃を受けました。

――Live2D歴を教えてください。

Live2D Cubism 2から触り始めました。
業務で使いはじめてからはほぼ毎日のように触って、期間でいうと2,3年ほどになります。

――実際にLive2D(Cubism)を使い始めたきっかけはなんですか。

会社ではもともとフロントエンドエンジニアとして籍を置いていて、コードを書きつつ時々Flashでアニメーションも作るという仕事をしていました。

「もっとキャラクターを動かす仕事がしたいなあ」と思っているときに、当時携わっていたタイトルでLive2Dの導入が決まり、「Live2D興味ある?」→「やります!」といった感じで始めたのがきっかけです。

スマホゲームの市場もどんどんリッチな作品が増えてきて、徐々にアニメーションの仕事が比重を占めていき、現在では本業になっています。

――どうやってLive2D(Cubism)を学びましたか。

公式サイトのチュートリアルをやったあと、Live2Dに関する記事を読み漁りました。
神吉さん(@rikak)の動画講座には大変お世話になりました!)

あとは、公式のサンプルモデルや、現場で作っていたモデルをひたすら分析し、構造や変形を真似しながら練習していきました。

作ったものは会社の先輩クリエイターの方に見てもらって、逐一レビューしてもらっていました。

――Live2D制作で得意なことを教えてください。

絵としての「かわいさ」にこだわれるモデリングや、心の機微にあわせた表情変化、自然なモーションが得意です。

制作とは別かもしれないですが、運用を見越したレギュレーション策定や、制作効率を考えた設計なども得意とするところです。

――Live2Dをやっててよかったことはなんですか。

キャラクターコンテンツが大好きなので、制作中は夢のような時間です(笑)。

初めてイチから作ったモデルに音声とモーションがついたとき、「命が宿った!!」と本当に感動しました。

根気のいる大変な作業もありますが、「この子はこんな仕草したら可愛いな~」とか、「このセリフのときこういった顔をするだろうなぁ」とかを考えながらモーション付けしていると、以前にも増して1体1体が我が子のように思えてくるようになりました(笑)。

また、実際に送り出した子たちがプレイヤーのみなさんに喜んでいただけていると非常に嬉しく思います。

――Live2Dに関することで特に思い出に残っていることがあれば教えてください。

直近のことで恐縮ですが、「alive2019に登壇できたこと」です!

自分がLive2Dをはじめたとき、先人の皆さんの記事や動画に非常に助けられた経験があったので、「Live2D業界になにか還元したい…!」とずっと思ってきました。

普段発信することがあまり得意ではなく、穴蔵に籠もっているようなクリエイターなんですが、発表した内容に思っていた以上の反響をいただけて、「穴蔵から出てきてよかった~!」と思いました(笑)。

――これからLive2Dを始める方へひとことお願いします。

今はSNSでいろんな方の作品が見れるので、ロールモデルになるクリエイターさんを見つけて、ひたすら研究するのがいいと思います。

そして、とにかく人に見てもらうこと!

最終のアウトプットは特に大事ですが、仕事でLive2Dを扱う場合、モデルの作り方やデフォーマの構造、変形の丁寧さなど、中身もしっかり見ます。

自分では気にしてなかったところに思わぬ落とし穴があったりするので、他者の視点は非常に大事です!私の現場でも必ずクロスレビューしています。

また、Live2Dクリエイターさんがたくさん集まるaliveは非常に刺激になるので、ぜひ参加をオススメします!

――「どうしてもこれだけは言わせてくれ!」というお話があればお聞かせください。

インハウスでの制作以外でも、活躍の場を増やしていけるように頑張りたいなと思っておりますので、お声掛けいただけると幸いです!

制作に関するご相談があれば、お気軽にご連絡ください。 レビューや設計相談、学校での講師なども担当できます!

――今後の目標をお聞かせください。

自分のミッションは「魅力的にキャラクターを表現すること」だと思っています。

アニメーションもそのための一要素であるということを忘れず、目的が手段にならないように注意しています。
現状に甘んじず、これからも貪欲に多方面から技術を吸収していきたいです!

また、自主制作やブログなど、アウトプットもどんどん増やしていきたいと目下画策中です…!お付き合いいただけますと嬉しいです!
(今後、alive2019での登壇内容もnoteの方で紹介していく予定です!)

―― marunaruさん、ありがとうございました!

---------------

株式会社Live2D
広報担当:suda


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?