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子供の夢の架け橋の第1歩(児童養護施設に訪問)

この1週間で大きく変わったことは、明確に活動する内容が決まったことである。

そのきっかけは児童養護施設に訪問をさせてもらったことだ。

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養護施設とそこで支援を受ける子供たちの多くの現状を学んだので、それを以下に示す。
(これは、ある児童養護施設での現状であり、すべてに共通するものではないことを明記しておく)

・子供たちの入所する原因の約70%が虐待関係である。
 しかし、多くの子どもたちが親に対して嫌悪感があるのではなく、愛を持っている現状である。

・その他の主な原因は、親が刑務所に入所している、精神的な疾患を持っている、親が入院や鬱状態であることから育児が不可能である、経済的な理由、などがある。

・入所している子供の中には、親がいるのに親と会えないジレンマがある

・ドラマなどが与える施設の固定概念(マイナスなバックグラウンドや貧乏でないかなど)があり、自分の意思で入所したわけでないのに、施設にいることや出身であることを隠しながら生活しないといけない気持ちになる

・多くの子供は自己肯定感を親から学ぶが、その学びが少ない

・中学生などは学習塾に通うことが可能になっている

・高校の進学率は約100%である

・短大や専門大学、4年制大学に進学するものが近年増加している。理由は奨学金制度の充実にある。

今回、児童養護施設に訪問・ヒアリングをして行うことを決めた活動は大きく2つである。

・子供たちが前向きに社会を出て行くことができるようにするための児童養護施設の現状を伝えるメディア活動

・18歳で施設を退所する際に渡す「激励金」のための資金集め
(18歳になると施設を出なくてはならず、強制的に一人で生きていくことに。現在、その時に渡す資金すら底をついていると聞いた)


施設に勤めている方が、多くの人間からこう言われるらしい
「なぜこんなに裕福な援助を受けているのですか」
これは、施設の現状を知っている私からしても悲しい話である。

なぜ裕福でないといけないのか。

裕福な支援があってはじめて、子供たちは親による教育ではなくとも、他者による教育を受けることができ、他者と同様の人生のスタートが切れるようになるからだ。

それを多くの人に知っていただき、多くの支援をもらえるようになることが今後の課題である。

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1週間前の投稿「21日目の記事」はこちらです⬇︎


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