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臆病者

先週見つけた自分の弱さ。
「自分自身の弱さをまわりにさらけ出せないこと」
これが見つかってから、その根元にあるものはなんなのか。
常に気になっていた。

そして、なぜ、自分は人の挑戦を後押ししたい。子どもの挑戦を後押ししたいのか。

その原体験になっているのは
私自身の学生生活が影響しているのかもしれない。

子どもたちの挑戦を後押ししたいのは
私自身が小学〜高校の間、そして大学生活の前半に大きな挑戦をしてこなかったためだ。
私は小学2年生〜大学4年までの15年間、ずっと野球を続けてきていた。
もちろん、野球が好きだから続けてきたのだが、
新しいことに挑戦することが怖かったのかもしれない。

このまま野球を続けていれば
ある程度の技能があるため、周りに認められる。
そして、ある程度の結果を出すことができると自分自身でわかっていた。
新しい挑戦。何もない中で、突き進んでいくこと。
そんなことへ飛び込む一歩は決して踏み出せなかった。
新しいことを始めるにしても、いつも大体成功するだろうという想いが整ってから踏み出していた。

そんな臆病者の自分が
初めて、成功するイメージが全くない中で挑戦したこと。
それが大学4年のクラウドファンディングだった。
オランダ教育はコーチングが基盤となっていると話には聞くものの、自分の目でそして肌でその真相を確かめたかった。
しかし、渡航費や視察費のお金がない。
クラウドファンディングをしなければ実現できない。
そう思ったが、クラウドファンディングをスタートしても1円も集まらないんじゃないかとスタートする前夜まで本気で心配だった。
しかし、その心配を良い意味で裏切るかのように3日で目標金額を達成することができた。
自分にとって大きな財産となったのは
クラウドファンディングの成功ではなく、
失敗するかもしれないという恐怖の中、それでも一歩踏み出すことができた経験だった。

その後、なぜその一歩を踏み出すことができたのかを考え抜くと、その答えはコーチの存在だった。
コーチがいることで失敗が悪いものではなく、未成功なんだと、
逆境にいても、その状況で今できることは何かと、
その思考を共に伴走してくれる。

こんなコーチが子どもたち一人ひとりに寄り添えば
過去の臆病者だった自分自身のような子どもたちでさえも、挑戦の一歩を踏み出すことができるんじゃないか。
そんな想いが湧き出してきた。
そして、その想いの灯火は2年半経った今でも
私自身の活動の原動力になっている。
そんなことを内省できた1週間だった。

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