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フィンランドの学校でインターンをした3ヶ月間を写真とともに振り返る

そう言えば、フィンランドで撮った写真たちはたくさんあるのに、そのまま眠っているものが多いなとふと思いました。

もう6年も前のことだけど、3ヶ月間フィンランドで過ごした時間は、私に新しい視点と価値観を与えてくれました。

せっかくなので、お気に入りの何枚かをこのnoteで紹介したいと思います。

教員を辞めたのは2016年3月。その年の秋、私はフィンランドへと飛び立ちました。フィンランドで暮らしながら、現地の教育を感じたかったからです。

秋、トゥルク市の街並み

滞在したのはフィンランドのかつての首都、トゥルク市。街の中心部に流れるのはアウラ川です。移動はバスが多くて頻繁に走っている様子を見かける。私もインターン先の学校へは、バスで通っていました。

インターンをした中高一貫校

フィンランドはほとんどの学校が公立。私が訪問したのも公立の学校でした。

「技術」の授業は、実はフィンランドが発祥。本格的な道具がずらり。


生徒たちは授業ごとに教室を移動。どの教室も鍵がかかっていて、先生が来たら中に入れます。フィンランドの先生は時間にとてもルーズで、授業開始から10分後に来る、なんてこともよくありました(笑)生徒たちは、それまでじっと廊下で待っています。

カフェテリアのような職員室

席は決まっていなくて、書類も全くない。ここでは仕事をしている様子はあまりなくて、先生たちがコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしながら団欒していました。職員室を出たところにちょっとしたブースがあって、そこで個人で作業をすることができます。


小学校にも少しだけ訪問

小学校5年生で少し変わった教室がありました。真ん中にあるのは分厚いマット。先生に聞けば、子どもにとってどんな学び方良いかを模索していて、試験的にやってみているのだとか。

先生が読み聞かせをしている間は、どこでどんな体勢で聞いていてもOK。ワークブックの問題を解いているときも、自由。


小学校1年生の授業。教室の前にあるのはタッチパネル式の電子ボード。宙に書いたり、iPadに書いたりして文字を覚えます。

湿地帯に広がる湖

「森と湖の国」と呼ばれる通り、フィンランドにはたくさんの自然があります。休みの日は湿地帯を歩きまわりました。10月頃はまだ水面が凍ってなくて、湖には鏡のように空が映ります。ここで焼いて食べるソーセージは格別。


クリスマスシーズンの街並み

クリスマスが近づくとオープンするクリスマスマーケット。豪華さはないけれど、ひっそりと楽しむのがフィンランド流。3枚目はトゥルク大聖堂。


最北の地域、ラップランド

サンタクロース村

サンタがいる村、ロヴァニエミからさらに北へ170km。フィンランド最北の地域、ラップランドへ。

場所は、Ylläs。発音は「ユッラス」と「ウッラス」の間みたいな感じです。真っ白で何も音がしない、静かな世界でした。


夜は、フィンランドで出会った知人が招いてくれたペンションにお泊まり。バケツに水を入れて凍らせて、中にキャンドルを灯せば、素敵な街灯の出来上がり。


見れるかどうかは運次第と言われていたオーロラ。なんと、フィンランド人も「今まで見てきた中で1番美しかった」というくらい、空一面に広がるオーロラを見ることができました。あまりの美しさに、一言も声を発することなく、ただただ空を見上げた時間。素人の写真だと伝わりづらいの残念。。




またもう一度行きたいと思う国は、フィンランド。

滞在するきっかけとなったのは、「教育大国と言われるフィンランドの教育現場を見に行きたい」という思いから。

実際に暮らしてみて、教育以外の魅力もたっぷりと感じることができました。

フィンランドの人々の暮らし方や価値観が、自然と教育現場にも溶け込んでいるのではないかなと感じます。




2023.1.24 追記
フィンランドでの思い出をstand.fmで話しました。良かったらこちらも是非。

最後までお読みいただきありがとうございます(*´-`) また覗きに来てください。