ナイフを入れられる絹豆腐くらい

手応えがまるでない。

実感が欲しい。

感情を戻したい。

感情に働きかけても反応がない。

大丈夫じゃない。

言葉にしたら本当に終わってしまう。

ついに私自身も大丈夫じゃないと言い出した時、私は誰の手にとっても大丈夫じゃなくなる。

だから睡魔と取引をした。

どうにもならない感情を引き取ってもらうように。

問題が、どうにもならない感情にも通し番号がつけられていたから、抜けた番号のせいでバクが埋められなかった。

一点もののパズルみたいに、感情が永遠に完成していかない。

現実味のある充足感が欲しかった。

起きるたびに疲れが取れてないことを認識するのがうんざりだ。

内心感じ取ってる、満ち足りることなんてないって。

省察を重ねたところで、変わっていく実感が得られないから、取り止めのない気持ちを言葉にして必死に留めてる。

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眠れない夜に

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