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変化する環境の中で見出していくもの 『運命の車輪と世界』「タロット」大アルカナを解説


楽しい夢を見て目覚めたとき
それを誰かに話したくなる。

その話をしているときに
もう一度自分が「楽しかった感情を経験している」ことに気づく。

朝、目が覚めて新しい日が始まる。

好きな音楽を聴いたり
映画や小説に夢中になったり
美味しいごはんを食べたり
大好きな人と旅行の計画を立てたりする。


「夢を見る自由さ」と
「五感を通した喜び」を
私たちは毎日この現実世界で体験している。



『運命の車輪』は常に動いている



『運命の車輪』


『運命の車輪』のカードには人物がいない。

聖書ヨハネの黙示録の動物たちは
占星術での不動宮のサイン。


「牡牛座」「獅子座」「蠍座」「水瓶座」

4つの星座は【季節の盛り】を表している。

ゆっくり始まって、その季節を色濃く映し
少しずつ次の季節に移行していく。


車輪のまわりにいるのは

「死の象徴」とされるヘビ。
アヌビスは「新たな生命」の与え主。
スフィンクスは「復活」の神の象徴。

死が訪れ新たに生まれ変わる。
浮いたり沈んだりしながら車輪は回り続けていく。

それは誰にもコントロールすることができない。



『世界』は経験を積み重ねた結果



『世界』


『世界』のカードでは
不動宮の星座たちは「現実世界の動物の姿」として描かれている。

牛・ライオン・鷲・天使(人物)
身近で親しみやすくなり
輪の中で踊っている人物を
祝福しているかのようだ。

巡り続ける時間のなか
自然とひとつになり、踊る人物の姿は
「調和された世界での喜び」を表現している。

最後の大アルカナとなる『世界』のカードは
ひとつのサイクルが完成していることを教えてくれる。



変化する環境のなかで価値を見出していく




もしも自分の置かれている環境が
思い描いていたものと違うと感じているなら

「習慣」に身をまかせ、考えることを放棄して
夢やビジョンを描くことをしていないのだろう。

「五感」で感じる素晴らしさを
忘れてしまっているのだろう。


出来事が日々起こり
それが展開して
結果に行きつく。

その繰り返しが続いていく。

この世界では「身体・感覚」を使って形ができる。
積極的に「五感」を使っていく世界なのだ。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今日もよい1日になるといいですね♬
















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