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変わってよかったことと変えたくないこと

8月から派遣社員になって、パワハラに悩んでいた前職時代とは明らかに生活の質が違う。

前職時代は、自炊なんてできなかった。
割引されたお惣菜をスーパーで買って、食事をした後は趣味も勉強もできないぐらい体が動かなかった。
退職すると決めて、ようやく体が動きだした。
お給料も低いから、洋服を買う楽しみもなくなった。
休みも少なかったから、家事をやって休みが終わる。
通勤中、オフィスに向かう道で泣きそうになったことが何回もある。
オフィスにいたくなくて、業務時間中に家に帰ったこともあるし、休憩時間はずっと外に出てた。
暴飲暴食と歯ぎしりが止まらなくて、人から指摘されるぐらい体型が変わった。
朝起きた瞬間から、不満を感じてた。

それが今は、
通勤時間は前職の倍以上かかっているのに、料理をする気力と体力がある。
体にいいことをしようと思えるようになった。
終業後は、1駅多く歩いて都会の街並みと運動を楽しむ余裕がある。
読書をする時間が増えた。
外見をキレイにしたいと思えるようになった。
家のインテリアを考えるのにワクワクするようになった。
今まで好きだったけど、私にはキラキラしすぎてて見れなくなってたYoutuberさんの投稿をまた見れるようになった。
金曜日の夜は、家に着くと同時に「今週も頑張ったー!」と声に出して言っている自分がいる。

でも、前職時代のものを全部手放したいかというと、そうでもない。
前々職時代は、コロナ禍だったこともありフルリモートだった。
1人暮らしで、ちょうどそのころに家族関係をこじらせ、上司と後輩と顧客の板挟みになって、思考回路がかなり暗くなった。
今思うと、メンタルやられてたんではないかと思う。
親や妹弟、友人、いろんな人に言われて傷ついた言葉が頭の中でエンドレスリピートされて、自分の思考で自分を傷つけて、人を嫌いになってた。

前職は、社風はパワハラ気質だったけど、現場の人たちはみんな明るかった。
私が落ち込んでいる時に、意図しているのかしていないのか分からないけど、
笑って話しかけてくれたり、コーヒーとかお菓子をくれたりする優しさに
救われて、嬉しくて泣きそうになってた。
9か月と短い期間だったけど、そういう人たちと過ごして、ようやく明るいことを考えられるようになった。
会社は辞めたけど、この部分だけはどうしても今の自分からなくしたくない。

人間って良くも悪くも環境に適応する生き物だから、
何を変えて、何を変えないのか、
自分を大切にできる労働環境・生活・習慣・人間関係・思考は何なのか
ちゃんと選択できるようになりたい。
この1ヵ月で思いました。

ではまた。

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