見出し画像

文学少女は氷結界の夢を見るか?


【挨拶】

はじめまして。遊戯王マスターデュエルのWATER&WINDフェスで氷結界を触ったところ、独自性のある先行制圧盤面とトークンを利用したテクニカルなS召喚が気に入りハマってしまいました。勉強用に展開などを個人的にメモしていたので、noteに公開することにしました。誰かのお役に立てば嬉しいです。本noteはマスターデュエル環境 (シングル戦) を想定しているため、サイドデッキについては触れません。ご了承ください。

【氷結界のアイデンティティ】

・先行制圧盤面の独自性が高い
封魔団による魔法禁止効果、ライホウによるモンスター効果抑制など、他テーマに見られない独自のロック要素が魅力です。また、エースモンスターのランセアは妨害数が読みづらく、仮に除去されても氷結界SモンスターをS召喚する効果で追加妨害可能と、複数の仕事をしてくれます。

・除外やバウンスなど除去手段も強力
氷結界ネームのSモンスターだけで、破壊・除外・バウンスのすべてが揃っています。特に《氷結界の還零龍 トリシューラ》は正規S召喚こそやや難しいものの、盤面のカードを3枚も除外可能です。自由枠が多く手札誘発も積みやすいので、後攻でも諦めずにデュエルに臨めます。

・初動のバリエーションが豊富
1枚初動だけでなく、さまざまな組み合わせの2枚初動も豊富です。ターン制限のない優秀なサーチカードで、必要カードを揃えやすいのも利点です。3枚初動にはなりますが、ニビルケアをしつつバロネスを着地させることも可能です。

・ドロバを採用しやすい
サーチするタイミングが限定されているため、展開デッキながら《ドロール&ロックバード》を採用しやすいです。主に増Gを弾くために使いますが、サーチを多用する相手には手札誘発としても機能します。

【採用カードについて】

・氷結界:22枚
《氷結界の照魔師》 3枚
主力となる1枚初動カードです。照魔師と手札コスト1枚で、ランセアと封魔団を展開できます。効果発動後は水属性縛りがつくため、バロネスをS召喚したい場合は注意が必要です。最終盤面の出力、増G受けが比較的良いこともあり、3枚採用。

基本的に召喚権は照魔師に使うことになりますが、手札状況によっては霜精から入った方が良い場合もあります。どちらを優先すべきかの考え方は、後述する展開ルートで私見をまとめます。

《氷結界の霜精》 3枚
こちらも1枚初動カードです。1枚では封魔団を展開できませんが、ランセアを立てることができます。通常召喚権が照魔師と被るのが気になりますが、貴重な1枚初動のため3枚採用。展開前に鏡魔師を落としてサーチをする都合、ドロバとの相性も良いです。ドロバを抱えている場合の増G耐性は照魔師に勝ります。

アーケティスによる大量ドロー展開を目指すデッキタイプの場合、エジル・ラーンなど特殊召喚可能なモンスターの方が展開が伸びやすいため、採用枚数は減ると思います。

《氷結界の鏡魔師》 3枚
主に2枚初動の組み合わせとして使いますが、1枚初動でもドラガイトをS召喚することができます。照魔師の手札コストとして優秀で、誘発を貫通するのに一役買ってくれます。採用枚数は悩むところですが、2枚初動のバリエーションを増やすために3枚採用。

《氷結界の剣士 ゲオルギアス》 2枚
特殊召喚可能なレベル6チューナーで、2枚初動の相方として非常に優秀です。効果発動後も縛りがないため、バロネスをS召喚することもできます。展開を伸ばすためのキーカードですが、自分フィールドに氷結界モンスターがいないと特殊召喚できないことには注意が必要です。3枚採用も検討しましたが、1枚初動にはならないため2枚採用。

《氷結界の依巫》 2枚
特殊召喚可能なレベル4非チューナーです。剣士ほどではありませんが、展開を伸ばすために重要なカードその2です。特殊召喚効果とトークンを生成する効果はともに、自分フィールドに氷結界モンスターが必要です。展開が伸びたときに2枚あると小回りが利くため、2枚採用。

《氷結界の封魔団》 1枚
魔法カードの発動を封じる効果をもつ制圧カードです。先行ではランセアと封魔団の2体を並べることを目指します。晴嵐からリクルートすることが大半なので、1枚採用。手札に来てしまっても、剣士の効果で特殊召喚することが可能です。

《氷結界の虎将 ライホウ》 1枚
フィールドのモンスター効果発動に手札コストを要求する制圧カードです。少し地味な効果ですが、手札アドバンテージを取りやすく相手の選択肢を狭めることができます。特殊召喚効果もなく剣士からも蘇生できない上級モンスターなので、1枚採用。

《氷結界の紋章》 3枚
氷結界モンスターをサーチする通常魔法カードです。ターン1制限がなく、サーチするカードもモンスターならすべて対象と、かなり万能です。手札で被っても問題ないため、3枚採用。

《氷結界に至る晴嵐》 3枚
フィールドの氷結界モンスターをリリースして、下級氷結界をリクルートする通常魔法カードです。次ターン以降のリソース確保になるサルベージ効果もあります。2枚初動の相方として優秀な点と、紋章でサーチできない魔法カードということを踏まえて、3枚採用。

《氷結界の晶壁》 1枚
発動時に墓地の氷結界を蘇生させる永続魔法カードです。一部の展開で使うほか、剣士や依巫はフィールドに氷結界モンスターがいないと特殊召喚できないため、盤面が空になったときのリカバリープランに必要です。複数枚必要なシチュエーションは少なく、鏡魔師でサーチもできるため、1枚採用。

・汎用:4枚
《墓穴の指名者》 2枚
《抹殺の指名者》 1枚
指名者はフル採用です。2枚初動ならある程度は誘発ケアできますが、手数が多いわけではないので、丁寧に手札誘発を弾いていく必要があります。

《おろかな埋葬》 1枚
鏡魔師を墓地に送ることで1枚初動になります。状況によっては依巫を落としてトークン生成効果を狙ったり、照魔師を落として剣士で蘇生させるプランも考えられます。禁止カードのため1枚採用。

・手札誘発:14枚
《灰流うらら》 3枚
《増殖するG》 3枚
《エフェクト・ヴェーラー》 3枚
《原始生命態ニビル》 1枚
《無限泡影》 1枚
汎用的な手札誘発です。環境や好みで枚数は調整して良いと思います。ヴェーラー3枚採用については、拮抗勝負を意識したからです。場に伏せるより手札に抱えられる方がメリットが大きいと判断し、泡影より優先しています。封魔団を立てていれば、相手の墓穴でヴェーラーが無効化されることもありません。泡影とニビルは抹殺で弾くためにもピン刺ししています。

《ドロール&ロックバード》 3枚
氷結界と相性の良いドロバは3枚採用。主に相手の増Gを弾くために使います。対面によっては手札誘発としても刺さります。使いどころを選ぶ誘発なので、慣れが必要なカードです。

・EXデッキ:15枚
《氷霊山の龍祖 ランセア》 1枚
レベル10シンクロ。先行展開での目標となる主力モンスターです。相手の特殊召喚に反応して氷結界モンスターを特殊召喚します。デッキからだけでなく、手札や墓地からも特殊召喚可能なのが心強いです。

1回目の効果で特殊召喚するのは基本的にライホウです。プレッシャーを与えるため、なるべく早く場に出しておきたいところです。対面によっては、墓地のモンスター効果を封じる剣士も選択肢です。2回目の効果は保険として温存しておき、相手が戦闘破壊を狙ってきたタイミングで守備表示への変更を狙うのも良いと思います。

このカードがフィールドから離れた場合に、氷結界SモンスターをS召喚する効果もあります。破壊だけでなく除外でも効果発動可能ですが、バウンスや裏側除外では発動できません。

壊獣などですぐに除去されてしまっても、《氷結界の龍 トリシューラ》をS召喚して1枚ハンデスができると考えれば、最低限の妨害はできていると考えています。

このカード自体に妨害効果はありませんが、相手のプレイングを制限する役割は大きいです。攻撃力も3300と高く戦闘破壊による突破も難しいです。継戦能力を上げるために2枚採用も検討できますが、EXデッキの選択肢を広げたかったので1枚採用。

《氷結界の龍 ブリューナク》 1枚
レベル6シンクロ。後攻まくり時や先行3ターン目の盤面処理など、小回りが利く便利なカードです。

《氷結界の龍 トリシューラ》 1枚
レベル9シンクロ。ランセア効果でS召喚する候補その1です。相手フィールドにカードが少なかったり、墓地に除外したいカードがある場合はこちらを優先します。正規S召喚する場合はチューナー以外のモンスターが2体以上必要です。

《氷結界の還零龍 トリシューラ》 1枚
レベル11シンクロ。ランセア効果でS召喚する候補その2です。フィールドのカードを3枚除外することができます。《氷結界の龍 トリシューラ》もそうですが、対象を取らない除外なのが嬉しいです。こちらも正規S召喚する場合はチューナー以外のモンスターが2体以上必要です。

《瑚之龍》 1枚
レベル6シンクロチューナー。展開途中に挟んで1ドローを狙うことができます。後攻では破壊効果も重宝します。氷結界デッキでは、ランセアに次いで働き者なSモンスターです。

《深海姫プリマドーナ》 1枚
レベル7シンクロチューナー。モンスター効果対象耐性をもつドラガイトをS召喚するときに使います。相手の除外カードを手札に戻してデッキから下級水属性をリクルートする効果も、盤面がごちゃついたときに頼りになります。上手く使えると嬉しくなる、テクニカルなカードです。

《魔救の奇跡-ドラガイト》 1枚
レベル8シンクロ。鏡魔師1枚初動の妥協展開で出すことが多いです。先行3ターン目など、返しのターンの選択肢としても優秀です。

《飢鰐竜アーケティス》 1枚
レベル9シンクロ。鏡魔師とトークン4体でS召喚すれば4ドローできます。相手ターンの着地狩りができるカードなので、先行盤面の選択肢になります。手札枚数によっては打点4000を超えることも可能なので、効果を受けないモンスターへの打開策になる場合もあります。

《氷水啼エジル・ギュミル》 1枚
レベル10シンクロ。展開が伸びると、ランセアと封魔団の横に並べることができます。破壊・除外耐性付与は心強く、発動タイミングによっては妨害にもなります。瑚之龍に次いで出番の多いテーマ外シンクロモンスターです。

《グレイドル・ドラゴン》 1枚
レベル8シンクロ。水族チューナーが必要なので、鏡魔師でS召喚します。トークン3体と鏡魔師でS召喚すれば、最大4枚まで対象破壊することができます。盤面に触れるシンクロモンスターの選択肢として入れておきたいカードです。

《相剣大公-承影》 1枚
レベル10シンクロ。依巫や晴嵐の墓地効果など、能動的にカードを除外する機会があるため自身の除外効果も使いやすいです。フィールドだけでなく、墓地のカードを除外できるのも嬉しいです。

《フルール・ド・バロネス》 1枚
レベル10シンクロ。主に先行3ターン目の返しに使います。照魔師や鏡魔師の効果発動後は縛りがあるため、主に剣士の効果を使ってS召喚します。ニビルまえにバロネスを着地させる、3枚初動展開も存在します。

《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》 1枚
ランク4エクシーズ。照魔師に誘発を打たれた際、手札に依巫があれば最低限の妨害を立てられると考えて採用しました。ただ、状況が限定的なためランセア2枚目の方が良いかもしれません。

《転生炎獣アルミラージ》 1枚
リンク1。鏡魔師1枚初動の際に使います。破壊耐性付与が活かせる場面もあるかもしれません。

《海晶乙女コーラルアネモネ》 1枚
リンク2。一部の展開ルートで使います。鏡魔師を蘇生させることが多いですが、プリマドーナやアーケティスも蘇生可能です。打点が2000とそこそこ高いことも嬉しいです。応用範囲の広い器用なカードです。

【展開ルートについて】

[前提]
実戦では手札誘発などの妨害により、常に思い通りの展開ができるわけではありません。アドリブが求められる場面ですが、先行では下記の優先度を意識してプレイするようにしています。

優先度高: ランセアのS召喚
氷結界の象徴的なエース、ランセアを立てることを最優先します。相手の特殊召喚に反応して氷結界モンスターを展開できるので、盤面さえ維持できれば先行3ターン目の返しもしやすいです。

優先度高: バロネスのS召喚
3枚初動が必要になりますが、ニビルまえにバロネスを立てることが可能です。常に狙えるわけではありませんが、可能な手札の場合はバロネスから入ることを意識しています。

優先度中: 封魔団の魔法禁止効果
魔法カードをあまり使わない相手、例えば罠デッキには刺さりが悪いです。それを踏まえても、後攻の代表的なまくり札 (超融合やサンダーボルトなど) を機能停止にできるのが大きいです。また、墓穴や抹殺も使えないので、こちらの手札誘発の通りが良くなるのも利点です。

優先度中: 先行3ターン目を意識した後続確保
氷結界は展開デッキではありますが、相手になにもさせないレベルの制圧はできません。そのため、先行3ターン目に向けた後続確保の視点も重要になると考えています。3ターン目にどう動くか意識しながら、1ターン目の展開ができると理想的だと思います。具体的には、墓地に晴嵐がある状態でターンを渡せると動きやすいです。

優先度低: エジル・ギュミルのS召喚
2枚初動の場合、エジル・ギュミルを追加で立てられます。破壊・除外耐性付与で盤面を維持しやすく、封魔団やライホウの効果が活きてきます。リトルナイト対策にも有効ですが、拮抗勝負は防げません。

上記は常に最適解とは限りません。ランセアより、フリチェ破壊と大量ドローが狙えるアーケティスを優先すべき状況もあるはずです。ですが、シングル戦のマスターデュエルにおいて、デュエルは一期一会。ある程度割り切って、自分で決めたルールに沿ってプレイした方がミスが少ないと思います。

[1枚初動]
・照魔師+手札コスト1枚
照魔師ns 手札コスト1枚で効果 鏡魔師ss
鏡魔師効果 照魔師をリリース トークン3体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
鏡魔師墓地効果 晴嵐をサーチ
晴嵐効果 トークン2体をリリース 封魔団と依巫ss
珊之龍と依巫でランセアS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: ランセア 封魔団
墓地: 晴嵐 依巫
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

・霜精+手札コスト1枚
霜精ns 効果 鏡魔師を墓地に落とす
鏡魔師墓地効果 晴嵐をサーチ
晴嵐効果 霜精をリリース 照魔師ss
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士と照魔師でランセアS召喚

盤面: ランセア
墓地: 晴嵐 照魔師 剣士
備考: ニビルケア、晴嵐での後続確保

・おろかな埋葬+手札コスト1枚
おろかな埋葬効果 鏡魔師を墓地に落とす
鏡魔師墓地効果 照魔師をサーチ
照魔師ns 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士ss効果 墓地の鏡魔師ss
剣士と照魔師でランセアS召喚

盤面: ランセア 鏡魔師
備考: ニビルケア、鏡魔師での後続確保

・鏡魔師
鏡魔師ns 鏡魔師1体でアルミラージL召喚
鏡魔師墓地効果 晶壁をサーチ
晶壁発動 墓地の鏡魔師ss
鏡魔師効果 アルミラージをリリース トークン3体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
珊之龍とトークン1体でプリマドーナS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
プリマドーナとトークン1体でドラガイトS召喚

盤面: ドラガイト(モンスター効果対象耐性) 晶壁
備考: 珊之龍で1ドロー

[2枚初動]
2枚初動はバリエーション豊富で、すべてのパターンを書き連ねることは難しいです。依巫の墓地効果のトークン生成で展開を伸ばしたり、アネモネをL召喚して鏡魔師を蘇生したりなど、1枚初動にはなかった動きが必要なものをいくつかまとめました。展開の参考になれば幸いです。

・照魔師+鏡魔師
照魔師ns 鏡魔師を捨てて効果 剣士ss
鏡魔師墓地効果 晴嵐をサーチ
剣士ss効果 墓地の鏡魔師ss
鏡魔師効果 照魔師をリリース トークン3体ss
晴嵐効果 トークン3体をリリース 封魔団と依巫と照魔師ss
剣士と依巫でランセアS召喚
依巫墓地効果 トークン1体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
珊之龍と照魔師でエジル・ギュミルS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: ランセア 封魔団 エジル・ギュミル
墓地: 晴嵐 剣士
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

・霜精+依巫+手札コスト1枚
霜精ns 効果 鏡魔師を墓地に落とす
鏡魔師墓地効果 晴嵐をサーチ
依巫ss 霜精と依巫でアネモネL召喚
アネモネ効果 墓地の鏡魔師ss
鏡魔師効果 アネモネをリリース トークン3体ss
晴嵐効果 トークン3体をリリース 封魔団と依巫と照魔師ss
依巫墓地効果 トークン1体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
珊之龍と依巫でランセアS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士ss効果 墓地の霜精ss
剣士と照魔師でエジル・ギュミルS召喚
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: ランセア 封魔団 霜精 エジル・ギュミル
墓地: 晴嵐 依巫 剣士
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

・鏡魔師+晴嵐+手札コスト1枚
鏡魔師ns 鏡魔師1体でアルミラージL召喚
鏡魔師墓地効果 晶壁をサーチ
晶壁発動 墓地の鏡魔師ss
鏡魔師効果 アルミラージをリリース トークン3体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
晴嵐効果 トークン2体をリリース 封魔団と照魔師ss
珊之龍と封魔団でランセアS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士ss効果 墓地の封魔団ss
剣士と照魔師でエジル・ギュミルS召喚
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: ランセア 封魔団 エジル・ギュミル 晶壁
墓地: 晴嵐 剣士
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

2枚初動でランセアと封魔団に加えてエジル・ギュミルを立てられる展開パターンは、以下の通りです。抜け漏れなどありましたら、コメントでお教えいただけますと幸いです。

照魔師 + 鏡魔師 or 霜精 or 剣士 or 晴嵐 or おろ埋
霜精 + 依巫 or 剣士 or 晴嵐 or おろ埋
鏡魔師 + 依巫 or 剣士 or 晴嵐 or 晶壁 or おろ埋

妥協展開ながらもランセアと封魔団を立てられる2枚初動として下記のようなものもあります。

・封魔団+晴嵐+手札コスト1枚
封魔団ns
晴嵐効果 封魔団をリリース 照魔師ss
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士ss効果 墓地の封魔団ss
剣士と照魔師でランセアS召喚
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: ランセア 封魔団
墓地: 晴嵐 剣士
除外: 照魔師
備考: 晴嵐での後続確保

通常召喚した氷結界を晴嵐でリリースして照魔師をリクルートすれば、ランセアのS召喚は可能です。依巫nsから剣士ss、2体でランセアS召喚なども実戦では起こります。1枚初動だけでなく2枚初動も意識すると、先行でなにも妨害は残せないという状況は少なくなっていくと思います。

[3枚初動]
特定の3枚初動では、バロネスを立ててニビルをケアしながら、2枚初動の盤面を作ることができます。バロネス、ランセア、封魔団、エジル・ギュミルという最終盤面です。

・霜精+(剣士 or 依巫 or 晴嵐の内2枚)+手札コスト1枚
霜精ns 効果 鏡魔師を墓地に落とす
鏡魔師墓地効果 (不足カード)をサーチ
依巫ss 剣士ss効果 墓地の鏡魔師ss
剣士と依巫でバロネスS召喚
鏡魔師効果 霜精をリリース トークン3体ss
晴嵐効果 トークン3体をリリース 封魔団と依巫と照魔師ss
依巫墓地効果 トークン1体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
珊之龍と依巫でランセアS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士と照魔師でエジル・ギュミルS召喚
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: バロネス ランセア 封魔団 エジル・ギュミル
墓地: 晴嵐 依巫 剣士
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

・鏡魔師+剣士+依巫+手札コスト1枚
鏡魔師ns 剣士ss 依巫ss
剣士と依巫でバロネスS召喚
依巫墓地効果 トークン1体ss
鏡魔師とトークン1体でアネモネL召喚
鏡魔師墓地効果 晴嵐をサーチ
鏡魔師効果 アネモネをリリース トークン3体ss
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
晴嵐効果 トークン2体をリリース 封魔団と照魔師ss
珊之龍と封魔団でランセアS召喚
珊之龍墓地効果 1ドロー
照魔師 手札コスト1枚で効果 剣士ss
剣士ss効果 墓地の封魔団ss
剣士と照魔師でエジル・ギュミルS召喚
墓地の照魔師をコストに封魔団効果

盤面: バロネス ランセア 封魔団 エジル・ギュミル
墓地: 晴嵐 剣士
除外: 照魔師
備考: 珊之龍で1ドロー、晴嵐での後続確保

ニビルをケアしつつ最大展開ができるので、必要カードが揃っているなら狙う価値があると思います。ちなみに、「照魔師+剣士+依巫」でもバロネスを立てながら展開できますが、エジル・ギュミルは出せません。

【誘発ケアについて】

・増G
照魔師初動の場合、リクルートするモンスターを剣士にしてそのままS召喚すれば、2ドローに抑えつつランセアを展開できます。霜精初動だと晴嵐のリクルート効果がプラスされるため、相手に3ドローさせてしまいます。

ドロバをもっている場合は、鏡魔師のサーチを展開まえにおこなう霜精の方が好相性で、増Gを打たれても1ドローのみで展開可能です。うららや指名者がなくドロバがある手札なら、照魔師より霜精を優先するのも良いと思います。

・うらら、泡影、ヴェーラー
1枚初動の場合、墓穴などで弾けなければそれ以上展開できません。組み合わせにもよりますが、2枚初動なら誘発1枚程度なら貫通してランセアを立てることができます。「照魔師+剣士」「照魔師+鏡魔師」などが、比較的誘発耐性の高い組み合わせだと思います。

・PSYフレームギア・γ
剣士も依巫もフィールドに氷結界モンスターがいなければ特殊召喚できないため、場の氷結界モンスターを破壊されてしまうガンマは天敵となります。エジル・ラーンなど特殊召喚可能なモンスターを採用していない場合、晶壁の蘇生効果が唯一の頼みの綱です。

例: 照魔師+鏡魔師+剣士
照魔師ns 鏡魔師を捨てて効果
相手のガンマ効果 照魔師の効果を無効にして破壊
鏡魔師墓地効果 晶壁をサーチ
晶壁効果 墓地の鏡魔師ss
剣士ss効果 墓地の照魔師ss
剣士と照魔師でランセアS召喚

上記のように、ガンマを打たれてもランセアを立てられる可能性はあります。おろかな埋葬で墓地に鏡魔師を落とし晶壁をサーチするなど、手札によってはリカバリー可能な場合もあるので、最後まで諦めずにプレイしたいです。

【後攻のまくり方について】

氷結界は着地狩りに非常に弱いです。通常召喚に合わせたシンプルな破壊妨害だけで、それ以上の展開が難しくなります。そのため、後攻は手札誘発を駆使して相手に理想盤面を作らせないことが重要です。

ブリューナクのバウンスやトリシューラの除外など、展開を通すことさえできれば盤面に触る手段自体は豊富に存在します。例として、鏡魔師でトークンを3体生成してからの後攻展開例を記載します。

[鏡魔師(効果でレベル5)+トークン3体の盤面]
・手札に剣士+墓地にレベル4
鏡魔師とトークン1体でブリューナクS召喚
ブリューナク効果 手札をコストに相手フィールド任意枚数バウンス
剣士ss効果 墓地のレベル4ss
剣士とレベル4とトークン1体で《氷結界の還零龍 トリシューラ》ss
還零龍効果 相手フィールド3除外
結果: Nバウンス(対象を取る) 3除外(対象を取らない)

・手札に晴嵐
鏡魔師とトークン1体で珊之龍S召喚
珊之龍効果 相手フィールド1破壊
晴嵐効果 トークン1体をリリース 依巫ss
珊之龍と依巫とトークン1体で《氷結界の還零龍 トリシューラ》ss
珊之龍墓地効果 1ドロー
還零龍効果 相手フィールド3除外
結果: 1破壊(対象を取る) 3除外(対象を取らない)

・その他
鏡魔師とトークン3体でグレイドルS召喚
グレイドル効果 相手フィールド4破壊
結果: 4破壊(対象を取る)

上記展開では相手フィールドの除去枚数を優先していますが、墓地除外やハンデス目的で《氷結界の龍 トリシューラ》を優先することもあります。ランセアをS召喚して自爆特攻、フィールドから離れた際の効果で《氷結界の還零龍 トリシューラ》をS召喚して3除外、なども選択肢のひとつです。

【その他プレイングメモ】

・ランセアのチェーンタイミング
ランセアが相手によってフィールドから離れた場合、《氷結界の龍 トリシューラ》や《氷結界の還零龍 トリシューラ》をS召喚できるのは前述の通りです。トリシューラの効果は強力ですが、いずれも「〜した時」の効果なので、タイミングを逃す恐れがある点には注意が必要です。

例として、自分フィールドにランセアと鏡魔師がいたとします。相手のサンダーボルトでランセアと鏡魔師が同時に破壊された場合、チェーン1にランセア、チェーン2に鏡魔師としないとタイミングを逃してしまいます。慣れないうちはうっかりしやすいポイントなので、意識してみると勝率が上がると思います。

展開ルートなど書ききれなかったことも多いですが、氷結界の基本は押さえることができたと思います。今回の構築ではランセアを優先しましたが、アーケティスのドローを重視した構築も考えられます。その場合、ドローで後引きして追加展開ができるエジル・ラーンが好相性だと思います。特殊召喚可能なモンスターが増えると手数が増やせるため、着地狩りへの解答も増えそうです。自分好みに調整していただけると幸いです。

以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?