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無条件に生きることについて考える

「無条件に生きる」

岡本太郎著「自分の中に毒を持て」の中で僕に刺さった言葉の一つだ。個人的に刺さった言葉は多くある。今回はその中でも「無条件に生きる」ことについて考えたい。

誰が読んでも、この本からは何かしら自分に刺さる内容を発見できると思う。


「無条件に生きる」

一度目を通すだけでは、伝えたい意味を理解することが難しかった。今までの人生で「無条件に生きる」という言葉は、発したことも聞いたことも殆どない。

「"無条件"に生きる」のだから、「"条件無し"で生きる」ということだろう。そこで、自分はどれほど"条件無し"で生きてきたか、振り返ってみた。

悲しいかな、"条件無し"で生きてきた実感は殆どなかった。

資格や英語の勉強、人間関係の構築、さらにはこのnoteでさえ、どれも自分の奥底から湧きあがる"何か"を元に始めたわけではなかった。どれも、結局は何かを手に入れるための手段として考え、あたかもそれをすることが好きであるように偽っている自分を感じた。


一方で、"無条件"で生きている瞬間を思い出すこともできた。

1日中漫画を読み続けた日、
お気に入りの曲を覚えるために同じ曲を聴き続けた時、
生まれた国以外で生活してみたいという思いで決めた留学、
面白そうだからと三重県(実家)~ 横浜(自宅)を自転車で駆け抜けた3日間、

どれも自分の奥底にある"何か"に掻き立てられたものだ。

他の人には「あほちゃうか?」と言われた。自分でさえ「おれ何やってんのやろ?」と感じる時もあった。でも、"何となく"やりたいという自分の思いに素直に沿った自分を感じていた。そこに他者の評価や他者の目は入る余地がなかったのだ。


おそらく、岡本太郎さんが伝えようとしている「無条件で生きる」とは、自分の奥底にある"何か"や、"何となく"やりたいという素直な思いに沿って生きることだと思う。

「無条件で生きる」ことで、他者との比較や執着からは逃れられる。そして、自分の絶対感に沿った、情熱あふれる真っ赤な人生を送れるだろう。

以上






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