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ここにもあります。あなたらしくいられるところ。

学校にいきたくない状況にある方やそのご家族はどこに相談すればいいのでしょうか。そして居場所にはどんなところがあるのでしょうか。

「不登校・多様な学びネットワーク 茨城」では、「こどもの居場所」、「親の会」、「相談・カウンセリング」、「オンライン・訪問サポート」など様々な民間の活動をネットワークでつないでいます!是非ご参考にしてください(下記図参照)!

私も茨城県のスクールソーシャルワーカーの活動の中で、そんな居場所につなげていけるようにしたいと思っています。(シェア大歓迎です!)

~「こどもの居場所」づくりに関して私が思うこと~

 自分なりに、どんな居場所があるといいか考えてみると、自分自身への「安心感」を、その居場所にいる人との関わりの中で感じられる場があるといいなと思います。お互いの基本的な信頼関係が生まれるような場があるといいなと思います。そんな場は、自然とお互いに挨拶をしたり、人の話を聴いてくれたり、たわいもない話ができたり、どちらかがどちらかをコントロールしようともせず、ただそこにいてもそっとしておいてくれる場かなと思います。なんかこう自尊心レベルの高いコミュニティというのでしょうか。そもそも学校や家庭、社会自体ががそんなコミュニティであれば、あらたな居場所を作る必要はないかもしれないとも思います。

居場所の状態によっては、かえってストレス負荷を感じる場になってしまうと思います。家庭や学校、支援組織においても、そのコミュニティの自尊心が低い状態だと、関わる人達に不安やストレスが多く、お互いのストレスや不安を反射し、増幅する場になると思います。それから、言葉によるコントロール性の強い人がいる場所は、ストレス負荷のかかっている人にとっては非常に危険な場所になると思います。
ですので、周りに自分の安心できる居場所が見当たらない場合は、極力他者と接触しないで、自分の部屋に閉じこもるなどして、なんとか自分の身を守ることを決断した方がいい場合もあると思います。(実際には、コミュニティ(家庭や学校等)自体が内に閉じこもる決断をしてしまう現象が起こっていると感じます。)ただ、そんな状況においては、外にSOSを出すのは極めて難しくなり、閉じこもって身を守ることが長期化すると、他者との信頼関係を再構築するのが難しくなる状況が発生し、社会活動上の色々な不利益が生まれてしまうと感じています。

現在コロナ禍もあって、自尊心レベルの高い状態にある「こどもの居場所」を維持したり、作るには難しい状況があると感じます。そんな中、もちろん、それが家庭や学校であるといいなと思いますが、できるなら、保険的な意味でもいくつか居場所を作っておくのがといいなと思います。部活、習い事、地域の活動、学校以外の友達関係の場、フリースクール、行政やNPO団体の居場所づくり活動、オンラインの居場所などがあるでしょうか。SNSやオンラインゲームの場も活用の仕方によってはそんな場になると思います。実際の居場所だけでなく、オンラインでも安心できる居場所は作れると思います。
どこか自分が落ち着ける場所、一緒に何かに夢中になれる場所、話をただただ聴いてもらえる場所などが自分の中にいくつかあるといいなと思います。ご提案としては、居場所づくりや相談先として「不登校・多様な学びネットワーク 茨城」の「あなたたらしくいられるところ」を是非参考にして頂きたいと思います。

それから、深呼吸の習慣(腹式呼吸、瞑想、マインドフルネス等)、運動習慣(散歩、ジョギング、筋トレ等)、自然と触れ合う習慣(森林公園で散策、アウトドア、畑作業等)などは、自分ひとりでもできる自分への「安心感」づくりの空間になると思います。

あと最後に、大人が自尊心をお互いに高めあえるようなコミュニティに身をおけているか心配です。大人自身が安心できる居場所を作っていれば、自ずと子どもの居場所も安心できるものになると思います。私が関わっている「りすにんぐファーム」のオンラインの「対話の場」も自身への「安心感」が高まっていく場のひとつになればと思っています。

茨城県スクールソーシャルワーカー 戸田周公

不登校・多様な学びネットワーク 茨城パンフレット1

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