【12月15日】

 慕ってくれるんだったらいいことじゃない、一緒に暮らしてるんだから……って、1日かかったけど、思うことに決めた。なんかいも似たようなことは言ってる気がするけど、でも、そうするしかないじゃない。わたしは由貴を信じるしかない。

 あんまり寝れてなかったからちょっとフラフラしながら朝ごはん作ってたら、由貴が静か〜に今に入ってきた。恐る恐る入ってきたんだと思うけど、ドアがきしんだ音がしたからわかる。

 向こうはなんで私がきのうああだったかもわかってないでしょ。円満にやっていきたいもの。であれば、なにもなかったってことでいい。

 朝からきんぴらごぼうを作った。結局わたしはここに戻ってくるのだ。おかあさんが作ってくれた味にはほど遠いけど、由貴はわたしのきんぴらが好きだって言ってくれるから。

 

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まだ何者でもありません