【LIPS labo】概念のアップデートあり!美容オタク2,500名に聞いた、3大美容家電の今【2024年9月号】
こんにちは、LIPS編集部です。LIPSユーザーの美容事情や、ビューティトレンドをピックアップする『LIPS labo』。9月号は、たびたびSNSを賑わせる「ドライヤー」「ヘアアイロン」「光美容器」の3大美容家電についてLIPSユーザーにアンケートを実施。美容オタクが愛用するアイテムの価格帯のボリュームゾーンや欠かせない機能性など、美容家電のリアルをお届けします。(※LIPSユーザーを対象にアンケート集計期間:2024年8月15日(木)~8月22日(木) n=2,577)
1、美容オタクは「速乾」よりも「美髪ケア」が重要。ドライヤーのリアルな声を深掘り!
ドライヤーは"1万円超え"も許容範囲か。速乾よりもヘアケアを重視
10〜20代の若年層は3,000円〜5,000円の手軽なドライヤーを求める人の割合が多い一方で、30代〜40代の大人世代は10,000円以上の高級ドライヤーを求める傾向に。
購入の決め手となるのが「イオン・ナノ機能」といったヘアケア機能。時短で髪を乾かせる「風圧の強さ」よりも、美髪を重視する人が多いことがわかります。
「イオン・ナノ機能(30%)」「ツヤ出し機能(6%)」の票が集まった背景について、紫外線などのダメージを受けた髪をきれいに見せたいというニーズの高まりが推察されます。
ドライヤーは、オンラインで情報収集&店頭購入が主流!
情報収集先については、全体でみると約4人にひとりが「LIPS」を参考にしていることが判明。
特筆すべきは年代による使用ツールの違いについて。情報収集先として10代は「TikTok」を使っているという人が多く、40代をはじめとした大人世代になるにつれ「ネットサーフィン」を参考にしている層が多い結果に。世代に応じたプロモーションツールを使い分けることは必須のようです。
購入先については、どの年代層も圧倒的に「家電量販店」で入手する人が多いことが判明。ECサイトの非常に大きな伸びしろがうかがえます。
また、ユーザー全体の40%以上がオンラインで情報収集している一方で、購入先に「家電量販店」が選ばれている事象をふまえ、オンライン・店頭両側面でのプロモーションが有効であるといえるでしょう。
ドライヤーの第一想起ブランドは、信頼の「Panasonic」とトレンドの「ReFa」の2強!
ドライヤーの第一想起として、「Panasonic」「ReFa」の名前が多く集まりました。
いずれも高級ラインのドライヤーが「LIPS」でも人気を集めている様子。ブランドへの確かな信頼感と、充実したヘアケア機能面が評価を得ているようです。
2、毎日使いは4割以上!美容オタクに欠かせないヘアアイロンについて。
ヘアアイロンを「週2日以上」使う人は、全体の66%
ヘアアイロンを毎日使用すると回答したユーザーが44%ともっとも多く、若年層ほど使用頻度が高いことがわかります。また、10代の60%以上が、「毎日」「週4〜5日」使用していることが判明。
ヘアアイロンを毎日使用している人の年代をみると、10代をはじめとした若年層ほど使用頻度が高い傾向にあることがわかります。
ヘアアイロンの所有台数について聞くと、1台以上もしくは複数台所持しているというユーザーが大半を占める結果に。世代別にみても大きな差異は見られませんでした。
価格帯については、「1万円以下」を選んだ人が70%を占めていることから、同じヘアケア用のガジェットであっても、ドライヤーよりも手頃な価格帯のアイテムを使用したいと考えるユーザーが多いようです。
「補修ケア」の訴求が有効か。ヘアアイロンで、ヘアケアを叶えたい欲
ヘアアイロンでもっとも重視されるポイントは、「ダメージケア(29%)」。使用頻度が高い若年層ほどダメージケアを意識する人が多いことからも合点のいく結果に。
また、先ほどの質問で複数台数所持している人が大半、そして「ストレート・カールの2way」を重視する人が12%程度であったことから、ストレートアイロン・カール用コテをそれぞれ持っている人が多いことが推察されます。
情報収集先として「LIPS」を使用する人は、26%とヘアドライヤーと同様にもっとも多い結果に。また、ヘアドライヤーと比較すると、店頭で情報収集する人の割合はやや少ない11%となりました。
購入先としては、ドライヤーと同様に「家電量販店」で購入する人が半数以上を占めていることから、こちらもECサイトの伸びしろの大きさを実感。
次点で購入先として選ばれているのが「Amazon(13%)」、「楽天(10%)」、その次に「公式オンラインストア(6%)」が続くという結果に。購買先の優先度は、ドライヤーと似たような傾向にあるようです。
ヘアアイロンの第一想起ブランドは、手頃な価格帯の「SALONIA」と高級ラインの「ReFa」に支持が集まる!
ヘアアイロンの第一想起を聞くと、「SALONIA」「ReFa」の2強であることがわかりました。
3,000円〜5,000円のレンジで手に入る「SALONIA」。高級ヘアアイロンと一緒に比較レビューに取り上げられたうえで絶賛されているのが多い印象。高級ラインのアイテムに引けを取らない仕上がりのよさが評価されているようです。
一方で、約2万円台のヘアアイロンを多く展開する「ReFa」については、値段以上の仕上がりのよさと、デザイン性の高い見た目を推すクチコミ投稿が見受けられます。さらに、「ブリーチ髪もこれほどきれいなツヤ髪に仕上がった」といった、ヘアケア側面のレビューが多いのも印象的。
3、美容オタクの半数以上が"持っていない"。光美容器について
6割以上が"光美容器を使用していない"と回答。その背景とは?
美容関心層が集まる「LIPS」ですが、全体の約6割のユーザーが光美容器を使用していないという驚きの結果に。
光美容器を使っているという約4割のユーザーの光美容器の購入理由として、「自宅で手間に処理できるから」「脱毛サロンに通うのが手間だから」という選択肢に票が集まりました。
都合のいいタイミングで自分のペースでケアができるという点が光美容器のなによりのメリットであるといえます。
光美容器の使用部位については、脚・腕・ワキに多くの票が集まり、露出しやすい部位にピンポイントで使用する人が多いことがわかります。
次点で、「指(50%)」「手の甲(44%)」「顔(40%)」「全身(39%)」「VIO(30%)」の順に票が集まる結果となりました。
所有率については、5割以上のユーザーが1台も光美容器を持ち合わせていないことがわかりました。
これらの背景として、「すでに脱毛サロンを済ませており光美容器は不要だから」「手持ちのシェーバーで事足りるから」などといった要因が考えられます。
価格帯のボリュームゾーンは、「10,000円以下」「10,000円〜50,000円」
光美容器については、「実際に光美容器を所持している/いない」で、購入検討範囲の価格帯が大きく異なるのも印象的でした。
光美容器を1台も持っていない層が求めている価格帯は「10,000円以下」が約6割と最多であったのに対し、光美容器を持っている層の回答では5割以上が「10,000円〜50,000円」と回答。
光美容器は比較的高価であり、具体的に検討・購入してみてはじめて、メジャーな商品の価格帯が「10,000円~50,000円」であることを認識するのかもしれません。
情報収集先については、ドライヤー・ヘアアイロンと同様に「LIPS」を使用した収集を主として行っている人が約3割。
店頭でお試ししづらい光美容器ならではの商品特徴からか、情報収集先として「店頭」を重視する人がの割合が少ない点に注目。その分、実際の脱毛効果や痛みなどを調べるため、クチコミ閲覧やネットサーフィンで情報を集める人が多いのではないでしょうか。
購入先については、「家電量販店(42%)」がもっとも多く、「Amazon(10%)」「楽天(10%)」、「Qoo10(9%)」と、オンライン上での購入がドライヤー、ヘアアイロンと比較すると割合が多いことがわかりました。
光美容器の第一早期ブランドは、確かな脱毛効果が評判の「ケノン」に軍配が上がる。
光美容器と聞いて思い浮かぶブランドを聞いてみたところ、圧倒的に「ケノン」が支持されていることがわかりました。
「光美容器KE-NON(ケノン)」は、「LIPSベストコスメ2023 家庭用脱毛器部門2位」を受賞するほどの実力派。価格帯は50,000円〜100,000円レンジとボリュームゾーンを超える商品ではありますが、確かな脱毛効果を絶賛する声が多く寄せられています。
4、今後の美容家電のトレンドを大予想!
ドライヤー、ヘアアイロンは、充実した「美髪ケア機能」への期待が寄せられる。
今年の上半期から"ヘアケア課金"の波が続く今。本調査を通して、ドライヤー、ヘアアイロンはいずれも、髪を乾かす、巻くものからアウトバスケアの一環として捉える概念のアップデートが起きている印象を受けました。今後は、「イオン・ナノ機能」「ツヤ出し機能」の他にも、美髪を意識した多機能型アイテムに注目が集まるのではないかと予想。
また、ドライヤー、ヘアアイロンの第一想起として名前が挙がった「ReFa」に関連して、新作「リファハートコーム アイラ」のSNSでの大きなバズりに注目したいところ。
「LIPS月間トレンド賞2024年9月 ヘアケア部門1位」を受賞しており、支持する人からは、「あのリファのブラシが気軽に持ち歩けるサイズ感になったのがうれしい!」といったブランドへの信頼を寄せる声が集まっています。
以上をふまえ、ブランドへの信頼感による期待感を醸成することで、これほどまでのSNSでの大きな話題化に繋がったと推察。今後は、特化分野のアイテムへの信頼度を軸に、商品横に広げていくことがシェア拡大のカギと考えます。
「使用者のリアルな声」が、より一層求められる光美容器。
光美容器については、調査を経て価格帯に応じたアプローチが求められていることがわかりました。一方で、高価格帯の商品ほど、肝心の脱毛効果についてのレビューが集まりづらいのが現状。クチコミレビューなどで商品の魅力が十分に伝わっていないことから、購入の後押しとなる材料が不足しているのではないかと考えます。
今後は、光美容器の購入理由として票が集まった「自宅で手軽に処理できること」「脱毛サロンに通う手間が省けること」などを訴求ポイントとして、購入検討者のためになるようなクチコミ醸成することが有効なマーケティング施策になりそうです。
★過去の記事はこちらから★
★LIPSの最新商品ランキングはこちらから★
★アプリダウンロードはこちらから★
App Store
Google Play
★お問い合わせ★
LIPSで出稿をご検討の企業様は資料をDLの上、lips-sales@appbrew.ioまでお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?