らいなす

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140文字で書ききれないものはこっち ほぼ自分用のメモ https://linktr.ee/linus_mo_fu

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この春からのこと

 あっという間に6月も終盤ですが、今年の春からのことについて、棚卸しの意味も込めてまとめていきます。 ケースワーカーとして  4月から、某地方自治体でケースワーカーをやっています。福祉職採用なので、採用通知が届いた去年の6月から「配属は生保だろうな〜」と思っていました。当たり。 採用前の説明会で知り合いになった福祉職の同期が児童相談所に配属されていたのを知って、部署が分かれてしまったことと、なんとなく生保より児相の方が人材としての期待値が高い人が行きそうだな〜とか考えて、

    • 遺品整理

      父親の職業および自分の進学・就職の都合で、たった22年の人生の中で4回の引越しを経験した。自室の押し入れには、複数の引越し会社の段ボールが収納されている。 この世の中で、生まれてから1度も実家を出たことのない人がいるのと対照的に、私は比較的引越しの多い人生だったと思う。むしろ、定期的に引越しをすることのほうが当たり前という気さえしているし、新たな環境で心機一転して新生活を始めるというのは、とても心躍るものである。 複数回の引越しをして何より良かったと思うのは、荷造りを繰り

      • 受け入れがたかった経験さえ美化してしまいそうになる

        中高時代、どうしても好きになれなかった友人とか、とても迷惑をかけられた相手が何人かいる。その人たちのことは「人種が違うんだ」と思って諦めていたし、本当は頭の中から掃き出してしまいたい存在なはずだった。 なのに、ふと中高時代のことを思い出すタイミングがあったりすると、なんだか懐かしく感じてしまう。「あれも思い出の一つだな」と思ってしまう。その人たちと関わったことで、当時の私の中に生まれた辛い気持ちとか、やるせなさとか、悲しさとかはどこに行ったんだろう。そういった気持ちを、自分自

        • コンテンツを消費しているんだか、消費されているんだかわからなくなる時があるな

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        この春からのこと

        マガジン

        • まじめモード
          6本
        • サクッとモード
          2本

        記事

          記憶を呼び覚ますスイッチ

          私は、自分がこれまで生きてきた長いタイムラインの中の、ある一つの時点において、自分がどんな感性で、どんな表情で何を考え、何を好きでいたのかを無性に思いだしたくなることがある。もっと深掘りすると、その時の空気はどんな匂いで、どんな温度で、どんな色がしていたか、湿っぽかったのか、カラッとしていたのか。周りではどんな音が鳴っていたか、部屋の明るさはどうだったか、そこには誰がいて、彼らは何を思っていたのか。 部屋に渦巻く感情や空気感を完全に脳内で再現して、そこで一体何が起きていたの

          記憶を呼び覚ますスイッチ

          他人をインストールする

          私にとって、恋人や友人、尊敬している大好きな人と過ごすことは何よりの楽しみで、心の底から湧き上がるような幸福感を感じられるイベントの一つである。 何より嬉しいのは、自分の脳みその思考の一部に、その大好きな人たちの思考の一部がインストールされたかのような感覚を感じる時である。 例えば、相手の口癖が移ったことを不意に自覚した時。 相手が好む音楽や食べ物を、自分も好きになった時。 同じタイミングで同じリアクションをした時。 言いづらいことを勇気を出して伝えたら、相手も同じようにそ

          他人をインストールする

          来年からは日記を三年連用のやつにしてみようと思う。スケジュール帳は四月始まりのものにする。日記はやく選ばなきゃ。

          来年からは日記を三年連用のやつにしてみようと思う。スケジュール帳は四月始まりのものにする。日記はやく選ばなきゃ。

          文化の守人

          今ある文化に対して思うのは、先人たちがその一連の行為を"文化"に大成させるまで大事に大事に築き上げたというその事実と、それが長きにわたって人々に大切にされてきたという事実だけですごい、ということだ。 "文化"なんて言うと抽象的な表現になってしまうが、いま自分の身の回りにあるモノやデザインなどは、元々は全てが誰かのアイデアが起源で、その人たちの気持ちが押し上げられて生まれたモノだと考えると、全てが尊い。モノひとつに、どれだけの感情が渦巻いているのか。そこに織り込まれてる想いや

          文化の守人

          音楽サブスクを比較してみたよ

           世の中には音楽サブスクがいくつか存在している。そのいくつかを利用したことがあるので,それぞれを利用している時に感じたことを自分用のメモとして残しておく。 Apple Music  UIが年々おしゃれになっていく印象。最近はロスレスだのハイレゾだのドルビーアトモスだのに対応して、音質厨にはこれ一択か?  気に入っているのは、キューに追加するときに「次に再生」「1番最後に再生」ができるところ。それぞれのアーティストやジャンルに対して、初心者用のプレイリストが用意されている

          音楽サブスクを比較してみたよ

          わたしに秋の気配の正体を「金木犀の香りだね〜」って教えてくれた女の子、元気かな

          わたしに秋の気配の正体を「金木犀の香りだね〜」って教えてくれた女の子、元気かな

          コクリコ坂からをはじめて見た時、こんな高校生活をやりたいと思っていたのに、気づいた時にはとっくに大学生だったな

          コクリコ坂からをはじめて見た時、こんな高校生活をやりたいと思っていたのに、気づいた時にはとっくに大学生だったな

          人からお金をもらうということ

           コロナ禍の副産物的に、アルバイト先から休業補償としてまとまった金額をいただいてしまっている。現在私は、諸事情があってアルバイトを休んでいる。当初は、まさか休職中でも給料が入金されるとは思わず嬉しさを隠しきれなかったのだが、受け取りはじめて3ヶ月目になったところで「本当にこれで良いのだろうか」という思いが強くなってきている。この3ヶ月間、自分は何も生み出せていないし、社会の役に立つようなことは何もできていないように感じる。目に見える成果というものは何もない。ただ毎日本を読んだ

          人からお金をもらうということ

          母が遺したもの 

           このタイトルからすると、まるで母はもう亡くなっているみたいだが、まだ生きている。 母は、昔話をするとたいてい「やりたいことは20代でやり切った」と言う。今私は20代の初めのほうだけれど、やりたいことをやり切るほどの熱量で日々を過ごせているかと問われれば、微妙なところである。母から「情熱にあふれていた私の20代」のエピソードを聞くといつも、かっこいいな、自分もいつか、自分の子どもにそういう風に話したいなと思う。  母の20代はこんな感じだ。音楽大学を卒業後、郵便局に勤めたり

          母が遺したもの 

          ノートの買い癖

          昔から文房具がかなり好きで、その中でも特にノートが好きだ。現在、日常的に用いているノートは5冊あって、すべて違う種類のノートだ。それぞれ用途別に使い分けている。 1冊目は、勉強用・メモ書き用のノート。 調べごとをした際に、日付をつけて学んだことをメモしておく。 友人と電話するときなんかにもこのノートを開いて、その電話でのハイライトのようなひとことを、相手の名前とともにメモしている。電話で話したいことをあらかじめメモしておくことにも使う。 まだ気軽に人と会えていた時期は、友人

          ノートの買い癖

          好き勝手やらせてくれ

           小学校1年生の頃に習い始めたピアノは、1年経った頃にやめた。どう考えても、教わるより自分で好き勝手やる方が楽しいと感じた。今思えば、あの時辞めてよかったと思う。  習い事としてのピアノは、心底つまらなかった。なぜ大好きな音楽をやっているのにつまらないのだろう、なぜ私はこの曲をやらされているのだろう、いつもそんなことを考えていた。いやだいやだと思いながら教室の階段を1段1段登っていた光景が、今も鮮明に頭に蘇る。本当に辛かったし、先生も嫌いだった。先生はレッスン中に居眠りをする

          好き勝手やらせてくれ

          30歳の私へ(2020年 9月15日作成)

          「20歳の私へ。アルバイトをしていますか? それとも大学に通っていますか?」 私は2000年生まれで、今20歳である。 今年の1月に成人式を迎え、早生まれなので3月の誕生日にやっと成人した。成人式の頃はコロナウイルスの影響も今ほどではなくて、式も例年通り実施された。入学式や卒業式をはじめとした式典行事は昔から好きで、成人式も出席してよかったと思っている。人生の節目でちゃんとお祝いしてもらえることが嬉しいのだ。節目を迎えるごとに、自分の将来について考えるきっかけにしてきた。将

          30歳の私へ(2020年 9月15日作成)