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「スポーツチームへ想いを届ける。」2つのサービスを横断する機能を開発したエンジニアに聞く、開発裏話(アイン✖︎窪田)

こんにちは。Link Sportsのおざきです。
今回は、TeamHubの開発を担うエンジニアの声をお届けします。

2020年9月、TeamHubとJoynup(※)を連携させた差し入れサービスの機能が追加されました。自分の母校や応援している地域のスポーツチーム、または家族が所属しているチームなどに、誰でもかんたんに差し入れができるような世界を作りたいという想いのもと、開発されました。
※2020年11月現在では、応援メッセージとともに「あとであげる券」をチームに届けることができます。

Joynupとは?
あとであげる券とは?

TeamHubではここ最近たくさんの機能をリリースしています。
その中でも、TeamHubとJoynupを連携させたこの差し入れサービスの、TeamHub側の開発をしたエンジニアのアインさんに開発裏話を聞いてみました。

アイン
フロントからバックエンドまで何でもこなすフルスタックエンジニア。
ベトナム出身。
約2年の業務委託を経て2019年3月Link SportsにJoin。
フットサルやバトミントンなど、普段からスポーツに慣れ親しんでいる。

仕様が決まっていないサービスを作ることの大変さ

ーコアチーム(TeamHubの開発チーム)にいるFC TECHのアインさん。普段はどのようなお仕事をされているか教えてください。

【アイン】
FC TECHはコアチームとJoynupチームの2つのチームに分かれています。僕はコアチームにいて、主に、TeamHubの開発を担当しています。


ー今回の差し入れ機能の開発では、アインさんはどのような役割だったのでしょうか?

【アイン】
2つのサービスをまたがる機能の調整をしました。
まず、差し入れ機能の前提として、Joynupの開発だけでなく、TeamHubにも土台が必要でした。
Joynup 開発チームがいます。彼らはJoynup 側での差し入れ機能を開発・追加するのですが、それと並行して僕はTeamHub側で差し入れを受ける側の開発と追加、そしてこの機能がきちんと動作するかの確認をしました。


ー2つのサービスを横断する開発を進めるにあたり、どのようなコミュニケーションを取ったのでしょうか?

【アイン】
ミーティングの回数を多くして、コミュニケーションの場を増やしました。
機能が連動するサービスであるため、開発開始当初は僕の対応が遅いとJoynupチーム側の実装が遅くなったり、説明が不足すると、お互いに開発の進行が滞ってしまったり、問題が出てきました。なので、途中からJoynupチームの朝会(※1)に参加させてもらったりとコミュニケーションを増やすことで改善し、そこから上手く動き出したような気がしています。

(※1)FC TECHでは、チーム毎に朝会と呼ばれる会が行われ、その日の業務や連絡事項などを共有する場を設けています。


ーコミュニケーションを密に取りながらチーム間で連携して進めたのですね。この機能を開発するにあたって大変だったことはなんですか?

【アイン】
仕様が決まっていなかったことです。
この差し入れ機能のインセプションデッキ(※2)は2020年3月末にはできていました。

インセプションデッキで大まかな方向性を確認し、そこで「エモティケーション」(気持ちを届け合う、行き来させる)という差し入れを一言で表す言葉が生まれたのですが、具体的なことは実は何ひとつ決まっていませんでした。物理的なモノを差し入れるのか、デジタルのモノを差し入れのかも決まっていなかったのです。

(※2)インセプションデッキ:プロジェクトの全体像(目的、背景、優先順位、方向性等)を端的に伝えるためのドキュメント。


ー決まっていないことを形にしていくって難しそうですよね。

【アイン】
はい。イメージすることが難しかったです。
まず、「最初に何を作るか」もそうですし、システムでどういう風に汎用性を持たせるかを考えるのも難しかったです。

その後、初期段階としては実際にモノを差し入れできるか分からないから、デジタルで差し入れるモノを決めましょうとなったのですが、
将来的には物理的なモノが差し入れできるように考慮して、実装させていくことも大変でした。


ー今後を見越して実装されたのですね!開発期間はどれくらいなのですか?

【アイン】
2020年6月Joynupがリリースされて、翌月7月には開発がスタートしました。その後、9月7日に差し入れ機能がリリースされました。

ー実質2ヶ月ちょっとですね。短期間でアインさん中心に開発されて、しかも運用も確認して…と驚いているのですが、エンジニア業界ではよくあることなのでしょうか。

【アイン】
この規模の会社だったり、ベンチャーでは珍しいことでは無いと思います。


ブルドーザー型エンジニア

ーここからは、アインさんの上司、窪田さんに同席いただき、お話を伺いたいと思います。

▼Link Sportsエンジニアマネージャーの窪田さん

ー開発チームでのアインさんの仕事ぶりや、お人柄を教えてください。

窪田
そうですね。
開発はブルドーザーのように、ものすごい速さで、粗さもあるけれどそれ以上に価値のある速度で開発を進めるエンジニアです。後から僕らが整地をしていくような。

ーブルドーザー!?

窪田
そうです。ブルドーザーです。
そしてテクニカルサポートとしても必要な存在です。

実は、今回の差し入れ開発が忙しい最中、大きめの障害が発生しました。
しかし、いつもならすぐに対応できることも、リリース間近で、開発に集中していたことで、その障害に関する判断が1日遅れてしまったのです。
けれどそれに気が付いたアインの行動と解決までの時間はやっぱり早く、本当に助かりました。

画像1

▲コアチームのチームビルディングの様子。

ー絶大な信頼があるのですね。

窪田
アインは、こうやって大きなことに挑みながらも、日頃はバトミントンをして、
スポーツも大好きです。それに素直な性格です。
Link Sports のビジョン、ミッション、バリュー、のバリューを地で行くエンジニアです。

Link Sports のビジョン、ミッション、バリュー

開発者の願いは、使ってもらうこと

ーJoynupが目指す未来に向けて、TeamHubへさまざまな可能性を持った機能が今後も追加される予定ですよね。アインさんの今後の開発やユーザーへの思いなど、教えていただけますか?

アイン
もっとユーザーに使って欲しいです。
リリースしたのに知ってもらえない、使ってもらえないのは悲しい。
それはどんなに大変な思いで開発しても、どんなに素晴らしいものを開発しても、無意味なものになってしまうからです。
そして、どんどん使ってもらってユーザーの声を聞きたいです。

ー確かにおっしゃる通りです。これは広報やマーケティングなどにも関わる話ですね。私たちも頑張ります

本日はどうもありがとうございました!

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