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銀行員の仕事のやりがい

おはようございます。
昨日は銀行のネガティブな面をお伝えしましたので、今日は銀行員としての「仕事のやりがい」についてお伝えしていきます。

銀行での在籍期間は4年半で、辛い事も多かったですが、今でも社会人としての第一歩が銀行員で良かったと心から思っています。

①地元の優良企業を知る事が出来る

学生時代は、メジャーな上場企業くらいしか会社の事を知る機会がありませんが、日本の会社の9割以上が中小企業であり、知らないだけで優良な中小企業というのは本当に沢山あります。

「銀行員」として、それまで知らなかった地元の優良企業を知る事が出来ます。
銀行員というだけで、経営者と話ができ、会社の決算書を拝見できます。製造業であれば、会社の設備を見学させて頂く事もあります。そんな仕事は、銀行員ぐらいではないでしょうか?

②役に立てる
人にもよりますが、銀行員としての仕事のやりがいは、やはり「融資」だと思います。
それも、運転資金ではなく「設備資金」、「創業資金」の方が遣り甲斐があると思います。
運転資金は、私の時代において、経営者と良好な関係を築いて「お願い」して使って頂くものでした。
しかし、設備資金や創業資金は、運転資金とは意味合いが全く違います。
両方の資金ともに、経営者のモチベーションが高まっている状態ですので、それに対して銀行員としてお応えできる事は、仕事の醍醐味であります。

③出会い
人との出会いが多いのが銀行員の特徴です。
それは、社内的にも社外的のもです。

私がいた当時は一つの店舗に3年いたら長い方でしたが、同期に聞いた話によると、今は、所属長(支店長)に有能と判断されると長く引き留められる傾向にあり、逆の場合は異動のサイクルが早くなるそうです。

銀行員人生に異動は付き物なので、職場内で様々な人と巡り合います。
人というのは、互いに刺激し合い成長するものだと思いますので、能力の高い組織の一員となり共に仕事をする事で成長する事が可能だと思います。

また、社外的にも多種多様な人と出会えるのが銀行員です。
優秀な経営者、地元の盟主、資産家、地主、住職、私も様々な方と出会い、非常に多くの事を教えて頂きました。

その中には、仕事が変わって保険代理店となってからもお付き合い頂いている方もいらっしゃいます。
本当に有り難い限りです。

社会人の最初が銀行員で本当に良かったと今でも思います。

新入行員の皆さんは、銀行の仕事にも徐々に慣れてきて、嫌な部分も見え始めた所だとは思いますが、どんな仕事でも最初はそうしたものです。

偉そうに「頑張ってください」と言うつもりはありませんが、銀行を辞めて思い返して良かったな、と思う事は沢山あります。

少しでも参考にして頂けましたら幸いです。

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