好奇心や学習意欲の高い高齢者

今まで、地域の介護予防事業やそれに関係する様々な高齢者の方と接してきましたが、私が子どもの頃のお爺さんやお婆さんのイメージとは大きく違います。
紀の川市のとある任意団体は、高齢者の方で組織されていますが、そのほとんどがスマホを持ちLINEを使って連絡を取り合っています。
最近その代表の方とお話しした際に、zoomの使い方を教えてほしいとお願いされました。
COVID-19の影響もあり、その団体は50名以上で構成されており会合などが難しい為、オンライン会議を検討しているというのです。
正直に好奇心の高さと柔軟性に感心しました。

また、地域の介護予防教室などでお話をする機会があるのですが、その際にも熱心にメモを取られたり納得いくまで質問をしてくれる方もおられます。
50代までは、介護は他人事として感じているようですが、ある年齢になると自分事として捉えている方が増えたように思います。
肌感覚ですが、80代以上の高齢の方より60代の方が介護に関心を持たれているように感じます。

医師や看護師はもちろん、リハビリ専門職や管理栄養士、歯科衛生士など医療や介護の専門家が当たり前のように知っている知識は、高齢者の方にとっては有益な情報となることが多いのです。
そしてそれらの情報をもとに、意欲的に健康管理に励んでくれます。

それは、医療や介護に限った話ではありません。有益なアプリや最新の文化をはじめ、マニアックな分野や伝統的に文化などそれら知りたいという知的好奇心は、時間のある高齢者に対しては、ビジネスチャンスになり得るのです。
そして、必ずしも高学歴であることや資格を有する必要はありません。
皆さんの得意がビジネスにつながる可能性を秘めています。

高齢者の市場は非常に大きいものですが、必ずしもマスマーケットではないと以前も書いたと思います。価値や必要性は人それぞれ、万人受けのサービスを作るのではなく、価値の高いサービスを小さな規模で始める方が良いと考えます。
これを機に自分の得意がビジネスにならないか考えても面白いと思います。

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