潜在意識DRAWING_03

公開!潜在意識DRAWING#番外編 「外に見せている自分と、本当の自分。 比べてみるとやっぱりおもしろい。」


最初に見せてきた潜在意識イメージ(?)


今回のクライアントは、女性 。

セッションが始まって最初に見せてくれたのは、可愛いくってふてぶてしい、ニャンちゅうのような、ノラネコぐんだんのような巨大なスフレパンケーキでできた、宇宙空間に浮かぶ…
「こう見えて、宇宙サテライトステーションなんです」。

今回の人生で達成したい目的は、
「地球の人々をおどろかせたい!」

自分の周囲にフラフープを2本も回転させていて、常に”自分も周囲も楽しくする”ことにエネルギーを注ぐ。だけど、
実はその意味の半分くらいは「自分から人々を遠ざけておきたい」からでもある。ユーモアで煙に巻く、という感じに。

潜在意識DRAWING_01


対話を続けるうちに、感じてくる。

ん、このイメージ、なにか、この方の「本当の、本当の姿」じゃない…?

もっといけるよね!とグイグイ深く突っ込んでいく。

すると、共通項はあるけれど、もっと抽象的でかっこいい荘厳なイメージが見えてきた。


本当の潜在意識イメージ

潜在意識DRAWING_02


中心の構造物は、可愛いニャンちゅうではなく、広大な面積の未来的ゴムでできた宇宙ステーションで、ちょっとモノリスっぽい。

宇宙ステーションの四隅には4枚の超巨大な布がついている。
その意味は、この方は自分が持つ複数の能力・技能・顔を、複数の社会シーンで使い分けて生きているということ。しかし「本質は、常に一つ」。

今回の人生で達成したい目的は
「ある特定の星のエネルギーをこの地球上におろすこと」。

今の本人へのメッセージは、

「もっともっと社会からどんどん浮きまくれ!
自主規制してバランスを取ろうとするのはやめていい。」

そのためにはどうしたらいい?
「あなたを護ってくれる存在たちに、”護って〜!”とサポートを求める!頼れる相手にしっかり身をゆだねること!
自分で全部をこなそうとしたり頭脳で考えることを、全てやめる。例えるなら、”ヘイ、タクシー!”とみたいな感じで、気軽に頼りたおす!」


比べてみた

2つのイメージを重ねてみた ↓

潜在意識DRAWING_03

奇跡的に、2枚でも1つの構図、一体感のあるストーリーが形成されている。

今回とてもわかりやすく現れているように、本質的な姿になってくるほどイメージも抽象的になっていきます。
メッセージも変な気遣いがないというか、せせこましくないというか、「やれ。」とか「いきろ。」とか、ドン!と荘厳な感じ。


そして…何を隠そう、今回のセッション相手は《自分自身》でした。

自分自身を見るのはむつかしい! 
これはきっと、ほかのどんな職業でも同じなのではないかと思うのですが(クイア・アイのインテリア改造担当のボビーも自分の家の改装が進まないと言っていたし)、ある種のコツを掴むと、出来るようになってきました。

それはズバリ、「愛で包んじゃう」こと。

クライアントに対するように、自分自身のこともクライアントだと思って「愛で包んじゃう」。これがコツです。


iucorin(古川幸卯子)
映像監督/ドローイングアーティスト。

ロンドンと東京の広告業界にて映像監督・CMプランナーとして活動。
「”言葉にできない感覚”」をコンセプトに、実写やアニメーションを使ったTVCM、ミュージックビデオ、企業ブランドムービー等を多数演出。
全感覚的な情報をドローイングで可視化するクリエイティブ・セッション「ラインミーツライン」を行う。
著書:「Tagebuch nach Fukushima(邦題:東京一時停止)」(ドイツ:カールセン社) 、「38歳のデトックス出産〜分娩台のブライアン・イーノ」(ピッチ・コミュニケーションズ)

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