LINEトピックス20200219

LINE公式アカウントの仕事に携わっている私が、「これおもろいな!」と感じたアカウントを紹介してみました。(自治体編・其の壱)

ソウルドアウト(株)でLINE公式アカウントの新規開設及び運用サポートを行っている三賀です。

多くの企業アカウントを仕事がら毎日見ている中で、以前よりリッチメニューを表示しているアカウントが増えたように感じています。
最近、自治体が運営するアカウントをよく拝見しているのですが、自治体のアカウントにおいても「粗大ごみ受付」や「市政情報の配信」などをリッチメニューやリッチメッセージ、自動応答などを用いて配信されているようです。

今回は、私的に「これってユーザー目線で作られているな~」と感じた、自治体が運用するLINE公式アカウントを、其の壱、其の弐、其の参と今回から3回に分けまして共有させていただきたいと思います。(注:完全に個人視点です!)

私の選出ポイントは以下3点に着目しています。
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・ユーザー目線
・LINE公式アカウントのサービスをうまく利用している
・他と違うことをやっている
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今回ご紹介する3選のうち1つ目は、「愛知県半田市」です。
今回、なぜ半田市を紹介したかというと、おそらく、現時点では他にはないメニューを展開しています。それが「マイレポはんだ」です。

1.ユーザーの声を拾って対応する何でも屋部隊

これは、市民から道路の陥没や施設の破損など、身近な問題をリアルタイムで通報してもらうコンテンツになります。
市民の投稿で地域の課題や問題を解決するという取り組みになります。

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私の住んでいる松戸市にも、「すぐやる課」という、おそらく自治体の中では先駆者的なサービスがあり、蜂の巣の処理や物の移動など、市民の声をすぐ対処してくれるありがたい部署があります。

半田市の「マイレポはんだ」では、市民が改善してもらいたいところの写真を撮って、遷移先のページに書き込む。すると、担当部署の方が出てきて、順次対応をしてくれています。
このようなサービスって、他の自治体でもおそらくあって、実際に活動されていると思うのですが、その活動を、市民がホームページをみて自ら確認していくのってなかなか難しいですよね。
松戸市の場合も、依頼は今でもメールか電話ですので、もし半田市のようにLINE公式アカウント上にボタンがあると、身近に感じますし、どんなことが起こっているかがすぐわかるので、人間の心理的に、「どんな依頼が来ているのかな?」と定期的に見てしまうなと。(私だけでしょうか、、、)

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参照元:https://www.fixmystreet.jp/cities/23205

2.小学生のパパ・ママには安心な給食情報

半田市は「マイレポはんだ」以外にも、リッチメニューで子育て世帯を中心としているのでしょうか、子育て関連のコンテンツが6つのメニュー中2つ設置されており、「今日の給食(試行)」は、毎日の給食がアップされていたりと、毎日アップするのは大変かと思いますが、市の努力が垣間見られるコンテンツとなっています。

NOTEアップ画像

毎日のメニューがこのようにアップされます。
親としては、子供が普段どのようなものを食べているのか、アレルギーがある子は大丈夫か、心配になりますよね。それを、画像で紹介していくことで不安もなくなりますね。

画像4

3. リッチメニューはすべてのプランで利用可能に

LINE公式アカウントでは、リッチメニューが2019年4月にLINE@がLINE公式アカウントに統合されたことにより、すべてのプランで利用可能となりました。様々なテンプレートが用意されており、仕様用途に応じて12種類の中から選択することができます。

画像5

もちろん、企業や自治体の方向性で「リッチメニューを設置する、しない」は分かれるかれると思います。ただ、アカウント運用側が一方的に発信するものをみてもらうのではなく、ホームページで閲覧数が多いものや、イベントなど見てもらいたいものをリッチメニュー上に出し、ユーザーがアクションを起こしていくことで、公式アカウントが身近になっていくのではと、私は感じています。
注意点としては、リッチメニューを設置した際には、現在の公式アカウントの基本機能では1to1チャットとの併用はできなので、そこは運営側のLINE公式アカウントの利用目的により、ご判断していただければと思います。


こんな情報を、次回以降も紹介していきたいと思いますので、ちょっとでも興味を持っていただいた方は「スキ」を押していただければ幸いです。





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