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結婚記念日と誕生日に感じたこと

Lilyです🕊 

初めましての方へ、私のプロフィール です。

今年の幕開けから、風の時代の到来から?!まもなくひと月が経ちます。早いものです。寒くて、緊急事態宣言でステイホームで、内省的なコミュニケーションばかりのひと月でした。自分の心にたくさん向かい合ったから、気づかないところで、心が自由になるとか、生き方が柔らかくなるとか、わずかでも自分に癒しが生じている気もしています。一方、来たる来月はイベント盛りだくさんの月でもあります。引き続き、パーっと気分転換に出掛けれるような状況ではないけれど、なるべく制限を設けず、軽い気持ちで、一月を楽しめたらいいなと思っています。

イベントの一つは、結婚記念日。といっても自分から騒ぎ立てなければ、毎年特に何もない日です。今年は10年の節目。でもだからと言ってどうしたいと言うのも、どうして欲しいというのももはやありません。出来ることなら、心穏やかに当日を迎え、言葉で一言何か伝えたいと思います。「ありがとう」がいいのかな。それとも「お世話になりました」あるいは「引き続きよろしく」まあ、このあたりのどれかで。相手の目を見て話せるかな。涙が出そうだから、そこが課題。本当は「結婚生活こんなはずじゃなかった!」とか、「あの頃抱いたピュアな愛情なんてもう一切思い出せない!」とかそういう怒りに似た気持ちがあるのだけれど、都内の狭いマンションでの子供と3人の共同生活、平日にことを荒立てたくもないので、ネガティブな感情は久しぶりに毒ノートにでも書いて感情の解放をしてみようと思います。

さらに、私の誕生日もやってきます。もはや、自分が今年何歳になるのかもよく分からず、笑。それくらい何でもない日になってきてしまっていますが、自分を大切に、心が喜ぶことをしようと思います。私はどうしたい???何が嬉しい?オイルマッサージ?お買い物??ホテルでアフタヌーンティー??

思考を外してボーっとしてみたところ、「実家に帰りたい」と、実家で安らいだ気持ちで過ごす自分が脳裏に浮かびました。コロナ禍だし、スケジュールの調整は必要だし、受け入れてもらう両親側のまた旦那氏の承認も取らなきゃならないからハードルは高い。でも、心が今一番それを望んでいるから、誕生日の前後に娘を連れて1週間くらい、心を休めに帰れないものか画策してみます。

あれは、娘を産んで里帰りをしていた時のことでした。真冬は寒ーい一戸建ての実家。夜中の授乳でヘトヘトになって朝目を覚ますと、ちょうど父が自転車で何処かから帰ってきました。手元にピンクの大きな百合の花を一輪持って、それを暖房で暖まったリビングのみんなからよく見える場所にいけてくれました。父は何も言わなかったけれど、「今日は私のお誕生日だったんだ!」と気づきました。父は百合の花が好きで、その影響か私も百合の花が好きなのです。花を育てている父は、よく庭の花を飾ったりしているのですが、その日は庭になんて咲いていない百合の花を、朝からわざわざ花屋に買いに行ってくれていたのでしょう。あの時は照れ臭かったし、今ほど人の優しさに敏感になれる私でもなかったので、不器用な私は大したリアクションが出来なかったように思います。

でも、今は誰かの優しさに触れたくて。愛は人に求めるものではなく、自分の内に見つけるものとは言いますが、今こそ愛を受け取りたいと。色々あって、ようやく自分の心に素直になれた自分がいるのだから、改めて父にもあの時嬉しかったと伝えたいし、今でこそそんな自分も受け入れてあげたいと思っています。私だって、愛が欲しかったんだ。

10年の結婚生活、辛いこともたくさんあっただろうけど、お前もようやく、人の優しさがわかる人間になったねぇ、と父にそう思ってもらえたら幸せです。

愛をこめて、Lily

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