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『Short n' Sweet』を、リピートする手が止まらない。

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エスプレッソは飲むより歌いたい、黒木りりあです。

今年の夏、一番注目されているサブリナ・カーペンターのアルバム『Short n' Sweet』が8/23についにリリースされましたね!
私もリリース日に全曲聴きました。何回も。サブリナのキャリア史上、最高の仕上がりとなっている作品だと、痛感しました。サブリナ自身の進化も感じましたが、彼女の現在の大ヒットは時代がようやく彼女のセンスに追いついたのかな、とも感じています。


『Short n' Sweet』はどんなアルバムか?

『Short n' Sweet』はサブリナ・カーペンターのスタジオ・アルバムとしては6枚目の作品です。現在のレコード会社に所属してからは2枚目のスタジオ・アルバムで、サブリナ自身がコントロール権を完全に掌握しているアルバムとしても2枚目の作品になります。
サブリナの楽曲で特徴的なのは、1曲の長さが比較的短いことと、独特のユーモアのセンスがあることです。曲が短いと言っても、内容はかなりギュッと濃縮されています。ついつい誰もが口ずさみたくなる、キャッチーな曲調に、ピリッと少し毒が効いていたり、思わずドキッとしてしまうよう色っぽいユーモアが加わります。

『Short n' Sweet』はそんな従来のサブリナの良さを存分に引き出した曲ばかりが収録されています。特に今回のアルバムは、全体からサブリナの自信が強く感じられます。これは、前のアルバムに収録されていた「Nonsense」や「Feather」の世界的な大ヒットや、コンスタントに継続してきたライブパフォーマンスなどで得た手ごたえが要因なのかな、と思ってしまいます。
アルバムの曲調はポップスですが、少しレトロな雰囲気だったり、カントリー調、ロック調、R&B調の楽曲が収録されています。サブリナの天使のような高音を生かした楽曲や、毒舌が効いた低音のフレーズなど、彼女の巧みなヴォーカルを楽しむことができます。

『Short n' Sweet』では何が歌われている?

『Short n' Sweet』は、恋愛に関する曲で構成されています。サブリナ自身が語るところでは、交際期間はとても短かったのに大きな影響を受けた、という恋愛がタイトルのインスピレーションになっているそうです。
アルバムを聞いていると、主に2人の男性にまつわる楽曲で占められているように思います。1人目は、おそらくこのアルバムのタイトルにインスピレーションを与えた相手で、歌詞の主人公と交際しているにもかかわらずどうやら他に本命の女性がいる男性。そして2人目は歌詞の主人公にとって比較的新しい恋人で、この新しい男性への期待が描かれているように感じます。

前者に対しては、サブリナらしい毒の効いたユーモアとちょっとした暴露が歌詞に盛り込まれています。この男性の本命女性に対しても、サブリナは皮肉と嫌味をユーモアたっぷりに吐き出しています。このアルバムからの3作目のシングル「Taste」がこちらに分類されます。
後者に対しては、セクシーなユーモアが多く発揮されていたり、皮肉も相手の男性というよりはダメな男とばかり付き合う自分に対してのものが多めかな、と感じました。このアルバムに収録されている大ヒット曲「Espresso」や「Please Please Please」はこちらに分類されるかな、と思っています。

『Short n' Sweet』にはどんな曲が収録されている?

サブリナの最新アルバム『Short n' Sweet』には、通常盤には12曲、限定盤にはボーナストラック1曲が追加で収録されています。それぞれの楽曲はコンパクトなので、全曲聴き終えるのに40分かからないほどです。なので、何度も繰り返し聞けてしまいます。

収録曲には、既にこの夏一番のヒットとなっている曲「Espresso」や、テイラー・スウィフトの楽曲プロデュースでも有名なジャック・アントノフをプロデューサーに迎えたヒット曲「Please Please Please」が含まれています。

アルバムのファースト・トラックは、サブリナの次なるヒット曲「Taste」。Netflixシリーズ『ウェンズデー』の主演で脚光を浴びたジェナ・オルテガが出演しているミュージック・ビデオも人気を集めている楽曲です。サブリナとジェナは同時期にディズニー・チャンネル・スターとして活躍していたため、長年の親交のある二人の共演はファンにとって喜ばしいニュースでした。ミュージック・ビデオはメリル・ストリープ主演映画『永遠に美しく…』("Death Becomes Her")をモチーフにした、ブラック・コメディになっていて、ヴァイオレンスなシーンやグロテスクな場面もあるので、夜中に見て私はちょっと怖かったです。はい。

これらの人気シングル曲のほか、明るいギターの音が印象的な「Coincidence」や明るいザ・ポップソングな「Juno」、セクシー歌詞を歌った「Bed Chem」や静に紡がれていく「Dumb &Poetic」など、様々な魅力的な楽曲が収録されています。個人的には「Coincidence」と「Juno」がシングル以外の曲で気に入りました。

今年最も熱いアーティスト、サブリナ・カーペンターの『Short n' Sweet』。自信を持ってお勧めできる、サブリナの最高傑作かつ世界的ヒット確実な一枚です。気になった方は是非、再生してみてください。一人でも多くの人に彼女の楽曲が届けば嬉しいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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