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普通の日の記録

三連休の初日は雨の降る日だった。寒くて出かけるきにもなれず、前から気になっていた冷蔵庫や棚の上を拭いた。それからずっと使っていなかったバーミックスを箱からだして常に目に留まるところに置く。床を拭く。洗面台を拭く。たったこれだけでかなり気分が良くなった。
2日目、風は冷たいけど良い天気。蔵前に行ってみる。面白そうなお店がたくさんある、らしい。前に行ったことがある寝かせ玄米のお店で調味料などを買った。寒空の下、大勢の人がランチを求めて並んでいた。私はすぐ近くのラーメン屋さんで背脂のかかった濃い醤油味の熱々のスープから麺を掬い上げ、ふうふうしたあとだった。そのあとカフェのテラス席でお茶を飲んだ。冷んやりとした空気の中で足元をヒーターで温めてながら熱いお茶を飲むのもよい。本屋にも寄った。「暮らしを手づくりする」「青豆とうふ」という本を買った。旅に出たい。 それから電車に乗って神保町へ。良い意味で薄暗いカフェで紅茶を飲む。浮かれた人がいなくて落ち着く。陽が落ちるのがだんだん遅くなってきて、それに反比例して気分は上がる。ちょっとだけまだ明るいうちからビールを飲んで今日を振り返る。パテやアヒージョやチーズなどをつまみつつ。とかいって、グラス一杯しか飲めない。帰宅して良い意味で薄暗い部屋でお茶を飲んだり、八朔を食べたりした。買ってきた本を読む。神保町で買った、薬膳の本が「かわいくて」読み進めることができる。難しそうな内容のまとめかたについて参考になるなと思っていると、うとうとする。2日目は終わる。
3日目はまた雨。そして寒い。窓際にいると換気口から冷気が静かにはいってきているのがよくわかる。洗濯して、ご飯をいま炊いている。お昼は親子丼にしようかなと考えている。アボカドもつけようかな。こんな中途半端な時間につらつらと書きはじめたので、午後の出来事はかけないけれど、この後、家で何かして外で何かするのかなと思う。普通の日を記録したくなり始めたので、ここで終わりにする。

そうだ、昨日駅のホームで電車を待っているときにクイズを思いついた。「下りのホームにいます。10秒以内に線路の向こうの上りのホームに移動する方法は、なーんだ?」

「答えは、鳩に生まれ変わる、でした」

誰からも笑ってもらえそうにないなと思いながら、ホームを楽しそうに歩く鳩を眺めていたことも、書いておく。12時過ぎた。お腹が空いてきたのでこれで終わりにする。

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