嫌いな自分

恋ってやつは

理性をぶっとばして、こっぱずかしい人間になること。

急激に沸騰して、枕を抱きしめてジタバタし、

息を切らした途端に冷静になって恥ずかしくなること。

相手の何気ない一言で心が熱くなること。

相手の意図的な一言でお腹の奥が熱く疼くこと。

頭の中があなたでいっぱいに麻痺すること。

それでもいい恋かそうじゃない恋かの分かれ道は

そんなダサい自分のことも大好きでいられるかどうか。

そんな自分が大好きだ言えたら、それはとってもいい恋である可能性が高い。


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自分のどんな部分も受け入れられるような恋は強い。


彼の何処が好きかって、、、、、


沢山あるけれど、


ムカつくところ。

私のことを時々腹立たせるところ。


いつも真っ先に浮かぶこと。


若かれし時の恋は、

計算があったり、カッコつけたり、物分かりがいいシャープな女がいい女かと思ってた。


寂しいと言いながらも、聞き分けのいい自分を演じることもあったし、

それどころか

相手に対して腹がたっても怒ることはなく、

自分の物分かりの良さを磨くきっかけにしていたことがあったな。


こんな物分かりのいい女どうよ?

こんなフレーズを相手に伝えれば、寂しい気持ちも伝わりながら、自己主張もできる。


そんなことを無意識にやってたな。




なにこれ。

相当苦しくてバカみたい。


無意識にやっていたところが恐ろしすぎる。



忙しい人とばかり付き合ってきたから、

いつのまにか物分かりのいい女が染み付いてしまったのだ。


忙しくて会えない寂しさを感じるのが怖かったから。


忙しい男と付き合う女なら、誰しも経験があるのではなかろうか?




今も相変わらず忙しい男という人種と付き合っているけれど、

いまは全くもって物分かりなどよくはない。

あの頃みたいに私自身も暇ではない。


堂々と腹が立てる男になら、

そのままの私をぶつけられる。




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