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歯医者でツボった話。(X線で発進しそうになる)

歯医者はシュールな場所だ。歯医者では「笑いをこらえる」という作業が必須だ。
何も思わない人はなんてことないのかもしれないけど。

年に一度行くか行かないかの、非日常的な場所。

先日も全くシュールだった。

まず、X線を取るように言われた。
あのベスト。すでにデザインがじわじわくる。

「これを前歯で噛んで、ここに頭をつけて、ここを両手でつかんでくださいね」とお姉さん。
発進スタイル
鏡がついていたので、目の前には自分の姿が映る。なぜ、鏡?

ドレミファソラシド〜♪みたいな電子音とともに、頭の周りをグーンと回る機械。
私の肩が震える。助けて‼︎

終わった後で看護師さんに「音が面白くってw」と、聞かれてもいないのに謎の言い訳。

席に戻って歯のクリーニングを。
口の部分だけ丸くくり抜かれた紙のようなものを被せられる。
口をあーと開けると、下顎が穴から飛び出してしまうことにツボる。
やってもらってる時に、下の置き場がわからない。
無意識に、舌が機械に近づいてしまう。巻き込まれる!ほんとは巻き込まれないけど。

口をゆすぐカップを置くタイミングと、水の出るタイミングが毎度違う。
規則性がないのか…

歯形を取るとき、このピンクのやつがうっかり流れて喉のほうに行ったら、そのまま固まってしまうのではないか⁉︎という要らぬ心配。

老若男女もれなく、ちっちゃなエプロンをつけて主に窓を向いて座っている。
可愛く並んで座る。
思えば、昔から歯医者椅子は窓を向いている。
歯医者の椅子が窓向きなのは何かデフォルトなのか?

歯にとっては悪環境なはずなのに、なぜか虫歯が一本もなかった。
これが最後の猶予だぞ、と言われている気がした。

とりあえず、来週までに唇のひび割れを治そう。
強めのリップクリームをポチッとした。

今日は仕事で嫌なことがあった。
シュールな場所でちょっと癒された。

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