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【渡辺さんVoicy文字起こし】「#59 「企画力」なんてものは半分幻想である」

こんにちは。Likutoです。
今回は、この間ホリエモン万博の鼎談後にインタビューさせて頂いた、
渡辺さんのVoicyを取り上げてみました!
渡辺さんのお話はメディアに関わる方なら誰でも読むべきと
思っていまして、今回のお話も必見です。
※元のVoicyはこちら→https://voicy.jp/channel/678/38506

[目次]
1. この放送は『IT/Web業界に強い 転職サイトGreen』のスポンサーでお届けしています
2. 「企画力」なんて半分は幻想である
3. 企画がうまく進まなかったときにどうするか?
4. 終わりのあいさつ


1. この放送は『IT/Web業界に強い 転職サイトGreen』のスポンサーでお届けしています
新R25渡辺です。
この放送は『IT/Web業界に強い 転職サイトGreen』のスポンサーで
お届けしております。
今日もよろしくお願い致します。


2. 「企画力」なんて半分は幻想である
今日のテーマは「『企画力』なんて半分は幻想である」としてみました。
最近、講演の依頼でなぜか「企画力」がテーマにされることが多くて。
しかも3回立て続けなんですよ。
それ自体はとても光栄ですし、新R25には「企画力」があると
思って頂いているからそのテーマで依頼を頂いているんだと思ってます。
その切り口や内容でも話せるのでできる限り話していますが、
新R25は別のところで勝負してると思っていて。

面白い企画を立てられたらもちろんいいと思うんですけど、
いくらいいアイディアを持ってても実行できないとしょうがない、
ってよく言うじゃないですか。
なので実行してやりきることが大事で、
コンテンツの企画でも似たようなことが言えるなと思っていて。

というのも、面白く仕上げる人って、
企画が凡庸でもやっぱり面白く持っていくんですよね。
逆にその力がないと、どんなに良い企画でも
仕上がりが全然面白くならないということが往々にしてあるな、と。

企画が尖ってるほどうまくいかないことも多いんですが、
準備してた道でつまずいたところをどうリカバリーして面白くするかは
瞬時の判断が必要なんです。
センスある人や本当に力のある人は、いろんな道を探って強引に最後には
面白いところに持っていく力があると思っています。
企画が思い通りに進むことはあまりないので、
強引に帳尻を合わせるとか、なんとか面白くする力の方が大事
なのかなって改めて思いました。

例えば力がある人なら、それなりの企画でも面白く仕上げてくれるだろうって
期待値があるので、荒っぽくお願いしてしまったりするんですね。
そこはライターさんへの信頼ということなんですけど。
そういう人は、どんな企画であっても
最後は安定したクオリティで仕上げてくるものなんですよ。

一方でその力がない人の場合、ゆるい企画ではちょっと任せられない。
「この企画でこういう準備をしておけば、
ある程度までは誰がやっても失敗しないだろう」とか、
取材相手がすごくサービス精神旺盛で、面白く協力してくれる方だと
「この人なら誰を当ててもある程度仕上がるだろう」と考えて振ります。

そういうこともあるので、
「企画力」って半分は幻想で、帳尻合わせ力を持ってる人の方が強くて信頼できる
と思ってます。
「じゃあその力をつけるにはどうすればいいのか!?」まで
踏み込んで話すことはできないんですけど、改めてそう考えたので話しました。


3. 企画がうまく進まなかったときにどうするか?
今の話で思い出したんですけど、先日のホリエモン万博の後に、
堀江さんのサロンの人からちょっとだけ取材があって、
「企画がうまくいかないときや、予定していたものがうまくいかなくて
つまずいてしまったとき、どうしていますか?」って質問を受けたんですよ。
そのときに僕も考えて、2つ答えまして。

1つは、「準備をしてこういう段取りでいく」というのを固めすぎると、
最初でつまずいたらテンパっちゃうわけですよ。
「どうしよう。ここがダメならもうダメだ」って。
スタートも大事なんですけど、
どうこれが仕上がったら成功なのかというイメージを持つことがまず大事で。
これはVoicyでも言ってるし、いろんなところでたくさん言っていますが、
やっぱり大事だと思っています。
なんとなく「こういうイメージに仕上がったら成功だな」ぐらいでいいと思っています。

それを持っていれば、自分の段取りがダメだった場合でも、
そのイメージまで登っていく別の道が見えるかもしれないので、
あまり手元を気にせず成功イメージを持つことが大事だと思っています。

これが難しいところなんですが、
場合によってはゴールイメージすら変えなきゃいけないこともあります。
「この成功イメージには持っていけない」と思ったら、
違う成功イメージに替える場合もあります。
ただ、これは難易度が高すぎる話なんで(笑)
まずはその手前の話で、成功イメージを持つことが大事だと思います。

もう1つは、失敗したとき、それすらをも材料にする気概が大事だと思います。
例えば堀江さんに、モテというテーマで取材をしたら
堀江さんがそれについて全然思っているようなことを
喋ってくれなかったというとき。
それすらをも「全然答えてくれないじゃないですか!」と、
ネタにする気持ちを持つというか。

そういう発想を持ってる人ってあんま多くないと思ってるんですよ、個人的には。

そういうやり方もあるよと、失敗すらネタにしてしまうと。
そういう発想もあるかなと思います。

ただ、現実的なことを言うと、失敗したことを
ネタにできるようなメディアかどうかというのもあるじゃないですか。
テレビでいえばバラエティ番組なのか、
シリアスなドキュメンタリーなのかによって全然違っていて。
バラエティだったら活かすような表現はできるけど、
そういうトーンでない番組で急に失敗を活かすというのは
使えないケースもあって。

新R25の場合は、そういう空気感を作ることに成功してるんで有利なんですよね。
そういうことが活かせるメディアのベースを作っといて良かったなと思います。


現実的にはどのメディアでもやれるというわけではないですが、
うまくいかなかったとき、そこで焦って挽回するだけでなくて、
できる限り使っちゃうという発想もあると心に留めておいてほしいです。


4. 終わりのあいさつ
ということで企画の実行部分について話してみました。
とはいえ、半分は幻想であると言っているので、
半分は企画自体が大事というのはあります。
そこについて、アウトプットしようと思ってメモを残してるんですけど。

皆さん企画をされると思うんですけど、見てて思うのは、
「その企画、もう1歩こうすれば面白くなるな」ということが結構多いんですよ。
凡庸な企画になっちゃう、みたいな悩みがある中で、
もう1個一捻りすれば面白くなるなみたいなことがあるんで。

「あなたの企画を輝かせる5つの方法」というテーマで、実用性がある形で、
いつも考えてる企画をもうひとひねりするコツみたいなやつを
ちょっとまとめてみようかなと思ってます。

またnoteか何かに書きますけど、
ちょっとは参考になるんじゃないかなと思ってるんで、
できたらまたお知らせします。
そんな感じで終わりたいと思います。

この放送は『IT/Web業界に強い 転職サイトGreen』のスポンサーでお届けいたしました。
よろしければまた次回も聞いてください。
それではさようなら。

ありがとうございます。こちらはより良いnoteを書くためのコーヒー代に使わせて頂きます。