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息子の言葉でぐっと上がった母の自己肯定感

先週、5歳の息子が通っている保育園でコロナが出た。
そのため、3日間、休園になった。

うちは義父母と同居ではあるが、さすがに0歳の娘、5歳の息子二人の面倒は見れないと言われ、私も会社を3日間休むことになった。


3日目の午後。エネルギーが有り余っている息子。
これは外に出て発散させないとなぁと思っていた。

「みいちゃんねんねしたし、公園でも行く?」
「うん!行く行く!」

寝ている娘を義父母に預けて、近くの公園まで歩いた。
こうやって息子と二人、公園に行くのも随分久しぶりだった。

平日の公園は誰もおらず、貸切状態。

息子がまっさきに向かったのは砂場。
「オアシスを作る!」と言って石を集め始めた。
やることは、2歳くらいから変わらないなぁ。

「お母さんも集めて!ここに置くんやよ!」
なんて言われるので、私ものそのそ石を拾った。


ぽつり、と雨が降ってきた。

幸い、屋根の下にベンチのある公園だったので、ふたりで雨宿りをすることに。スマホで雨雲レーダーを調べると、10分もしたらやみそうだという予報。

「ちょっと待ったらやむよ、きっと。」
そういって、息子と少しお喋りをした。

「ねぇねぇ、お父さんのどこが好き?」
「んー、なんでも知っとるところ」
拾ってきた小石を見つめながら答える息子。

「物知りやもんね。じゃあ、お母さんのどこが好き?」
ふっと顔を見上げて、ニコッっと笑う息子。
「かわいいとこ!」と答えてくれた。嬉しい。

「それから、フラ頑張ってるとこ。」
「そっか~。嬉しいな。見てくれてるんだ。」
私の顔が思わずほころぶ。
「うん。それと、その笑顔!」
「へへへ。そっか。」

フラを始めて3年になる。
「キラキラしているお母さん」「好きなことをしているお母さん」をこどもたちに見てもらいたいなぁという思いがあった。
コロナになったせいもあり、まだステージには一度も立てていないが、練習うする私の姿を見てくれていたんだなぁ。

5歳の息子はまだまだ手がかかる。
「何回言ったらわかるんやって!」「みいちゃんの顔は触らない!」
「なんで叩くんけ?」「約束したやん!」

"星野さんは優しいから"なんて家の外では言われている私だが、いえいえそんなことはないんです。
家の中では毎日怒声がとびかっています。
自分がこんなに大きな声を出せるなんて、知らなかったけど。

「最近、ちょっと怒りすぎてるかな」なんて思っていたのだが、
「その笑顔が好きだよ」なんて、お母さん、ちょっと反省したよ。

弁解するわけではないが、私はずーっと怒っていることができないので、割かし早めに切り上げる。
叱ったことによって、息子の機嫌がずーっと悪いのも、ずーっとふてくされてる顔を見るのも嫌なので、「叱るのはここでおしまい」と思ったら、「さ、こちょこちょしよっかな~」とか言ってすぐ切り替えるのだ。

そんなところももしかして、見てるのかもしれないなぁと思った。


こどもを認めてあげましょう。こどもの自己肯定感を上げましょう。

そんな言葉をよく耳にするし、実際、大切なことだと思っている。
どうやったらこどもの自己肯定感をあげられるんだ?とばかり考えていた。

そして、自分の自己肯定感をあげるにはどうしたらいいんだ?なんてこと、あんまり考えてなかった自分に気づいた。

親の自己肯定感がさがっていたら、こどもの自己肯定感をあげるってのも難しいのかもなぁなんて思った。

息子のことばに、私の自己肯定感はぐっとあがった。
そっか、簡単なことなんだな。
「あなたのここが好きだよ」って伝えることで、自己肯定感ってあがるんだ。

お母さんの良いところを見つけてくれてありがとう。
とってもとっても嬉しかったよ。

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