曇り、時々晴れ

今日は晴れの日だった。
普段ありえないくらい忙しい父が、今日は1日オフで母と一緒に出かけて久々に休めたみたいだ。私も今日は少し落ち着いていて、心に少し余裕があったみたい。久々にちゃんと話をした。これだけ穏やかに話ができたのは4月以降初めてだった気がする。お互い心に余裕がなくなりやすいからこそ、適切な距離感というものがあるようで。それを守れないと不和が生じるように思う。心に余裕が生まれると、自分についた傷よりも他のものに目が行く。大丈夫。

ところで、私が最後に地下鉄に乗ったのは一ヶ月前。その前は8月の実戦模試に行った日だ。いや？夏期講習か。どちらだろう、とにかくとある学校対策のために勉強しに行った日だった。私は地下鉄が苦手になっていた。うつ病と診断された時、軽いパニック障害のような症状も確認されていた。予備校には地下鉄で通っていた。最初は大丈夫だった。イヤホンをつけて、目を閉じていれば耐えられた。でもだんだん、窮屈な感じというか呼吸が詰まるようななんと言えば良いんだろう。地下鉄が怖かった。暗い車内に閉じ込められる、その感覚が発狂しそうだった。同時期から、授業に出れても呼吸が詰まるようになって休み休み出るようになった。校舎の裏に神社があって、よく日差しを浴びながら泣いていた。何でこんな上手くいかないのかなって苦しんでいた。これは本当にどうでもいい話だけど、ある日サイズの合わないマスクをして歩いていた。廊下にたむろしていた男子集団のちょうど真横を通り過ぎようとしたとき、「マスク広げない奴って自意識過剰だよな」と笑われた。んーーー、嫌な奴！！心に余裕があると嫌な思い出でも軽く話せる。自意識過剰ってなんだよ、そっちがマスクに過敏すぎるんだろ。身長に比べて顔が大きい自覚はありますけれども。黙れよ。まだここでは話してないけれど、中高4年間嫌がらせに遭っていた背景もあって男子が怖い。高校2年生の頃から、他人と目が合うと悪口を言われているような気分になってイヤホンが手放せなくなった。笑い声が聞こえるだけで、自分が笑われているような気分になった。今も治ったわけではない。イヤホンとマスクがないと怖い。でも、少しずつ良くなっている。きっと大丈夫。

ここまでは昨日の夜書いていたのだけど、寝落ちした。

私が尊敬している人は、めちゃくちゃ努力家で、どんなにハードなスケジュールでも全力で取り組む。あの人はあんなに頑張れるのに自分は何故だめなんだろうって悩んでいた。一時はその人を見かける度に、頑張れていない自分が映り込むようで、直視できなかった。
なんで自分は駄目なんだ？と考える毎日。もちろん余計なことを考えずにひたすら手を動かせる人が最強なんだろうけれども、目標に動機がないと手が止まってしまうのが私という人間である。だから、自分のために頑張って考える。

キラキラした夢、それを持てると頑張れるのではないか。これが私の結論である。打算的な計画やときめかない夢のための努力に一生懸命になれるはずがない。どうしてもこれを叶えたい！そう思えるものこそ最強なのだと思う。叶えた先がキラキラしているか、きっとそれが大事なのだと思う。そして、私は夢を見つけた。これを叶えたい。
幼少期から思い描いていた夢の職業と同じだけど、動機と詳細が違う。頑張れるかもしれない。実はこの夢は物心ついたときからずっと思い描いていたもので、浮気することはあっても必ずこの夢に帰ってきていた(外交官になりたい時期があった)。この夢が自分で望んだものだったのか、期待に応えたいから望んでいたのか正直わからない時期が続いていて、中々苦しい時期が続いていたけれど、ようやく決心がつきそうだ。頑張りたいって思えた。
自分は、自分と憧れの人を比較して「もっと〜〜しなきゃ」「これもやってみようか」と試行錯誤して悩む事が多かった。でも、何かを成し遂げた時の快感は自分しか感じないのだから他人と比べる必要なんて無い。自分が夢中になれることを探すのが一番だ。何でこんな沢山言われていることに気づくのが遅かったのだろう。でも大丈夫、何とかなる。

勉強自体は大好きだ。一見解けなさそうな問題を、自分の知っている知識を総動員して解けた瞬間が大好きだ。知らない知識を手に入れる瞬間が大好きだ。脳みそがガンガン回って、ぱっと解放されるようなあの感覚が大好きだ。だからお願い、私の脳みそが正常に動いて。うつ病になって一番苦しんだのが、脳みその回転の鈍りだ。脳みそが回らない。上手く行っている時は回転している感覚がする。でも今は脳に靄がかかったような気持ち悪さが襲ってくる。大丈夫かな。わからない。でも大丈夫だって思いたい。大丈夫になりたい。

晴れの日があれば、曇りの日もある。土砂降りの日もある。
昨日今日が晴れの日ということは、多分また近い内に土砂降りが来る可能性が低くない。でも、そんな自分とも付き合っていけるようになろうと思う。