京都・長楽館 アフタヌーンティーで誕生日祝い②
①のお話の続きですよ。
長楽館の中へと入るとロココ様式のお部屋がお出迎えしてくださいました。日本にある洋館では現存する唯一のロココ様式のお部屋だそうです。
かつてヨーロッバで、食後に女性たちがおしゃべりに興じたドローイングルームの流れを汲むもので、主にご婦人のおもてなしの部屋として使われていたそうです。
壁に飾られています高木背水画伯による12枚の絵には、世界中のシンボルが描かれているとのこと。(ここは写真撮ってないのです。)
そして、ロココ様式をはじめそれぞれ部屋に合った様式の家具が置かれ、英国王室御用達でもあったMAPLE社製など、大半が高級な輸入品で、意匠的にも優れています。
長楽館は、内部の凝った意匠に見るべきところがあり、規模も大きく、明治後期における和洋折裏の住宅建築の代表例として価値が高いことから、家具30点を含め昭和61年6月2日、京都市指定有形文化財に指定されたそうです。
下の写真、これ買ったら家でもアフタヌーンティーできるだろうって、こういうロココ様式好きそうなシェアハウスの子に見せるために撮った写真なので、中心がアフタヌーンティーの置く台ですいません。。
また、こちらの建物の長楽館は明治42年(1909)に紙巻き煙草の製造、販売によって富を築いた煙準王村井吉兵衛が誓の限りを尽くして建てた洋館です。
そして、長楽館という名称はかつての内閣総理大臣・伊藤博文が宿泊した際に命名し、扁額にも記したもの。
皇族や元勲、英国皇太子などの国賓が多数滞在し、「京都の迎賓館」とも呼べる建物であったそう。
アメリカ人技師J.M.ガーディナーの設計により、明治42年(1909)6月に竣工。建物は、1-2階ともにそれぞれ特徴のある部屋が並び、中でも1階客間は炉まわりや壁、天井に植物文様のレリーフを飾るなど、ロココ様式を基調とし、最も華麗で見ごたえのある部屋となっています。一方3階は書院造風の和室で、その豪華なつくりと斬新な座敷飾りになってるそうで、こちらは見学しておりませんので、どんな感じか気になります。
また今回使用した椅子にも、かつて伊藤博文公も座っていたかもしれないという何とも歴史のある建物、家具が残っています。
さてさて、今回はアフタヌーンティーセットでお祝い。
というか、普段こんなおしゃれなことしないけど、お誕生日祝いということで頼んでみました!
アペリティフ・食前酒に辛口のスパーリングワイン。そして、運ばれてきたアフタヌーンティーセット。
一番上の皿、スイーツはマンゴーとフランボワーズのムース、プラムのタルト、パイナップルとココナッツのブランマンジェ、自家製焼き菓子、季節のフルーツ。
そして、このメッセージカードはマジパンなのかなぁ。
二段目のスコーンのお皿は、焼き立ての自家製スコーン2種。クロテッドクリームと自家製ジャムを添えて。これまた美味しかったです。
三皿目はとうもろこしのムースとポタージュ、京赤地鶏とスナップエンドウのケークサレ、アスパラとサーモンの香草サラダ仕立て、ハムときゅうりのサンドイッチ。
そして、一緒にスペシャルセレクトティーというのも頼みました!何杯も、そしていろいろ選べられるので全種類楽しみました。
ダージリンファーストキャッスルトン茶園 花のような香りが広がり、すっきりとした後味のダージリン。
ダージリンセカンドシーヨク茶園 雑味が無く微かにフルーティーな風味と甘みを感じる夏摘みダージリン。
アッサムセカンドルクワ茶園 芳醇な甘い香りと豊かな甘さのアッサム。アッサムはミルクティーでも楽しんだけど、美味しいのはほんとミルクティーでもほんと美味しい!
最後に、ローズペダルはバラの花びらを浮かべて、お愉しみの一皿、今回は抹茶味のチョコレートと一緒に味わいました。
なかなか、こんなに楽しむことなんて久しぶりでしたのでほんとドキドキしましたね!
また、こちらに行こうと思ったのはこちらに縁のある方がいて、その人から長楽館のことを聞いてその方に長楽館でのお話を伺ったのでいつか行きたいなぁと思ってました。
もうその方はご高齢でして、この前久しぶりに会いに行ってこちらを訪ねてきたことを話して、お写真を渡すと笑顔でお話ししてくださいました。
元気で長生きしてほしいです。と最後は長楽館の話と逸れましたがひとまず今日の話はこの辺で結びとしましょう。
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