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自己開示のバランスは大事。だけど、ASDには難しい。

 組織の中に属していると、ある程度の自己開示が好ましいと言われています。
自己開示をしていくと、向こうから信用されることもあります。

 自分から打ち明けると、向こうも打ち明けようという心理が働くみたいです。

 趣味の話や、好きな食べ物の話、ちょっとした打ち明け話、興味関心を適切な距離で話していくと、向こうと距離が縮まります。

 しかし、いきなり開示したりアドバイスや意見は好ましくはありません。
 少しずつ程よい距離感で開示していくと、良いみたいです。

 自己開示は、少しずつ適度に開示していくことが大事だと言われています。
 そして、相手がついていけるような話題を提供しなくてはなりません。自分だけが面白く感じた事をペラペラ話しては、向こうは退屈に感じる事でしょう。

 聞かれたことにも、適切な反応をし感じよく対応していかなくてはなりません。

 向こうにもある程度、関心を示していかなくてはなりません。相手に質問をし聞いてあげることも重要です。

 向こうの開示には自分からも開示していかなくてはなりません。『〇〇さんは、どうですか?』と、質問しないとなりません。

 また、コミニケーションにおいて、向こうがつまらなさそうにしていたり、反応が薄いときは話題を変えないといけません。

 こうして、適度な距離感で適度に開示していくと、相手に信頼され円滑な人間関係を築けるみたいです。

 焦らす、適度に距離を縮めていくと良好な人間関係を築けるみたいです。

 しかしながら、これらって…ASDのある人には、難しくありませんか?

 私は、子供の頃、自己開示しすぎて人間関係でしくじってきました。向こうの感じている事がわからず、積極的に開示していきました。
そこで、失敗したのです。

 はじめに、雑談の内容です。私は、他者視点の概念がなく、自分の面白いと感じたものは相手も面白く感じるだろうと思って話していました。自分の興味関心事をペラペラ話して微妙な空気になりました。

 その上、積極的に開示しすぎてしまい、我がでたのです。昔の私は、程よい距離感が分かりませんでした。それ故に、失敗してしまいました。

 私は、周りの空気を読むのが苦手であり、それ故に孤立してしまいました。

 自己開示とは、向こうの反応を見ながら適度な距離で縮めていかなくてはなりません。

 昔の私は、想像力ら距離感がズレていたのです。向こうが面白くなくても、私には面白く積極的に発信していきました。

 私は、それからというもの…人と話すのを恐れ、コミニケーションを避けるようになりました。

 ASDとは、想像力や共感力の障害です。先天的に脳機能がこのような造りになっているので、治すことは出来ません。コミニケーションの本質が多数派とはズレてしまっているので、程よい距離感で向こうの感じ方や反応を見ながら表情や相槌をする…会話のキャッチボールを、円滑にしていく…暗黙の了解もある…

 これらは、ASDには、難しいことでしょう。

 ですが、人間社会で孤立しないようにするには多数派に合わせていかないとなりません。

 ASDは、コミニケーションのさじ加減が難しく社会で孤立してしまいます。

 どうすれば円滑なコミニケーションが出来るのか悩ましいのが、ASDの永遠の課題だと思います。

以下の記事で、私は、コミニケーションで苦労してきたエピソードを詳しく書いています。↓

宜しければ、読んで頂けたらと思います。

ここまで読んで頂き、有り難う御座いました。



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