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社畜からの副業をスタートした経緯。

こんにちはLIG13です。

 アメリカ西海岸のTech企業で働きながらプライベートで副業と投資をやっています。今日は社畜マインドに陥っていた僕がどういう経緯で副業を始めることになったのかお話したいと思います。これから副業に興味がある方の参考になれば幸いです。

「相方の勤め先が・・」

 2020年3月のロックダウンで、うちの相方が勤めていた会社が一時帰休になりました。帰休というと聞こえがマイルドですが、相方の会社の同僚さんでOPTやJビザの方々(これらのビザは制約で帰休扱いにできないので、日本に帰国するしかない)そのため永住権のある相方も解雇に近いコンディションでした。そのうえ、相方の勤めている会社が株で言うところの「リア充銘柄」だったので、コロナが収束したとしても会社がすんなりと復調するのか不透明でした。

 そのような状況を察してか、知人からある会社のお仕事をヘルプしませんか?というお誘いをいただき、在宅OKだったので相方も喜んでヘルプをすることになりました。最初の頃はデータ入力みたいなお仕事だったとおもいます。

 しばらくして、その会社のオーナーさんがオフィスのシステムが不調で困っている。という話を聞き、お世話になっているので恩返しでもしようかなぁ。ということで、オーナーさんの許可を得て週末にシステムをDebugして問題箇所を突き止めることができたので、修正を行いました。

「恩返し」のつもりが

 自分は恩返しのつもりだったので、報酬をもらうつもりもありませんでした。それからしばらくして、オーナーさんから連絡があり、先日の件のお礼と共に、「せっかく永住権があるのに副業をしないのはもったいないよ」自分で事務手続きをするなら会社登記のハウツーを教えますよ。というお話をいただきました。そして最後に「もしアナタが副業で起業したら、正式に業務依頼を検討したいからぜひ考えてみてください」と言われました。

副業という思考回路が1ミリもなかった。

 アメリカでは市民権者と永住権 (Green Card)であれば、勤務先の規約で禁止(または制限)されていない限り副業はできます。他のビザ(L/E/H1Bなど)はスポンサー企業で働くことがビザの受給条件のため、スポンサー企業以外での就労(副業)はしてはいけません。いままで日本でサラリーマンをして、アメリカでも勤務先以外の場所で副業をするという思考回路がありませんでした。いまから思えば「社畜・貧乏マインド」っていうやつです。

「小さく始めたら?」で、モヤモヤが吹き飛んだ

 オーナーさんの言葉で「いろいろ悩むより、小さく始めたら?」の言葉が刺さり、お試しでオーナーさん会社のIT運用から、徐々に事業向けの動画編集と配信、Webサイト管理と各種のデジタルマーケティング支援をするようになりました。

 幸い僕の副業分野は、IT系なのでパソコンだけでスタートできる環境でしたし、メインの仕事でやってきた事をギュッと凝縮したようなものなので、タスク自体はあまりハードルはありませんでした。

 売り上げも、経験を積むという感じだったので、お小遣い程度で始まりましたが、現在では給料っぽいレンジまで増えてきました。メインの仕事にもいろいろ良い影響があって、これについてはまた書こうと思います。

「リターンがないゲーム」にエネルギーを放出していた自分に気づく。

 副業で一番の学びは、個人事業をやっている方々のエネルギーが凄いことです。当然組織で活躍する方々のエネルギーもリスペクトしていますが、何と言うか、個人事業の世界のエネルギーはまったく異次元だと思います。僕が一番リスペクトしている部分ですし、知るほど自分が「社畜マインド」でリターンがないゲームにエネルギーを放出していたのかと思い知らされます。しかも1ミリも迷わず・・。

リターンがないゲームはやめて、別のゲームをしよう。

 現在僕は、夕方の5時になったらメインの仕事を切り上げて、そこからはプライベートの時間を副業と米国株投資に費やしています。この生活はコロナが収束しても継続させます。副業と投資はメインの仕事にも良いフィードバックがあって、いままでメインの仕事でやりたかったことが副業で実現できるし、それを通してメインの仕事に還元できることもあり、結果エンジニアとしてのキャパシティが広がりました。

 副業に興味があるけど、悩んでいる。という方は、「小さく始めよう」という、長年社畜だった僕の心に刺さったメッセージを送りたいと思います。小さく始めることができる人は、きっと勇気がある人です。あなたの周囲を見てください。言うことだけは一人前で、すばらしい理論武装、それだけどアクションしない人が圧倒的多数だから。

ではまた。


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