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サービス開発におけるデザイナーの役割とは

12月に「叶えたい条件から探す」、3月に「今の部屋を基準に探す( https://www.homes.co.jp/chintai/imayori/ )」という機能をLIFULL HOME'Sでリリースしました。

この機能は、今住んでいる部屋に悩みや不満を抱えているユーザーが、今の不満を解消し、より良い部屋をスムーズに探せるように考えてつくった機能です。

この開発において、デザイナーとしてどのようにプロジェクトに関わったのかを紹介させていただきます。

「今の部屋を基準に探す」ってどんな機能?

note_機能 (1)

今住んでいる市区町村と物件名を入力すると、LIFULL HOME'Sの物件データベースから取得した物件情報が表示されます。
表示されたものから今の部屋を選択すると、条件が自動で入力されますので変えたい条件だけを変更し検索することができます。

今住んでいる部屋でも曖昧に記憶している条件もあると思いますので、あらためてここで確認し、今と比べて次の部屋はどうしたいかを整理することができるものになっています。

PDCAをまわし続ける

リリースにたどり着くまでは試行錯誤の連続でした。
チーム編成は、スクラムマスター、企画、デザイナー、エンジニア(2人)の合計5人のチームでした。

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前半は企画メンバーと一緒に、プロトタイプテストを2回行っています。
プロトタイプテストでは、コンセプトがユーザーに伝わる機能になっているか、ユーザーが抱えている課題を解決できるかを早期に発見する目的で行います。
後半は、5人のチームで動き、デザイン・開発、ユーザーテストを行っています。
このユーザーテストでは、本番に近いデータを使用し実際に検索してもらうことで、ユーザーが迷うところはないか使えるかなどを確認します。

この機能は新しい試みであり、パフォーマンスについては未知数であるため、当初は、最新版のように一つの検索機能としてではなく「叶えたい条件から探す」の入力補助機能という想定の中でスタートしました。

1回目・2回目のプロトタイプテストでは、入力補助機能としてテストしましたが、全体像を理解されにくく機能の便利さが伝わらなかったためコンセプトに立ち返って情報整理からやりなおすことになりました。

デザイナーの役割

ここからの議論がこのプロジェクトで苦戦したところではあるのですが、中でも意識したことがあります。

情報を整理し認識を合わせる
まず、この機能でどういった価値を提供したいのか、ユーザーの課題に対し今の方法で解決できるのか、疑問に思ったことを私の方で簡単な資料にして企画メンバーに見てもらいました。
メンバー一人一人がユーザーに寄り添った機能を作りたいという気持ちが強いので、どんな小さな疑問にも自分ごととして真剣に考えてくれました。そのおかげで議論も進み、メンバーの認識も合わせることができたと思います。

アイディアを形にする、可視化する
コロナ禍で在宅勤務となりより一層感じるのですが、オンラインで話しているとみんなが描いているものが同じかがわからなくなることがあります。議論しながら私がAdobe XDを開いてワイヤーを作り、議事録も記載しながら合意を得るようにしていました。
それでも後日整理して企画メンバーと話すと、議論した認識がずれていることもありました・・・繰り返しになってしまいますが、可視化し認識のずれがなくなるまで確認してもらうことは大事だなと思います。

全体を通した体験を考慮してフローを考える
議論が続くと話が一部に集中しがちですが、部分的な改善でなく全体を通して最適化されているかを考え、判断することが大事だなと思いました。

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この議論には少し時間がかかりましたが結果、機能がわかりやすく伝わるように、補助的なものではなくメインの機能として名称や導線も見直し、ようやくデザインの作業に入りました。

ここからはチームメンバー5人で動き始めます。
エンジニアメンバーとともに、ユーザーインターフェース(UI)のブラッシュアップを行っていきます。

リリース前にもユーザーテストを行い、そこから出てきた改善点をメンバーと相談しながら優先度の高いものについては高速でPDCAをまわしました。ユーザーテストから出てくる課題もたくさんありますが、その中でどれを対応するかはサービスとしてどういった価値を提供したいかによって変わってくると思います。

最後に

今振り返ると当初の仕様からは変更にはなりましたが、議論し納得したうえで進められたことが、良いチームづくりにもつながり個人の意識も高められたと思います。

メンバー全員が、職種に関係なくユーザーのためにどうすべきかを話し合えたことも有意義な経験となりました。

デザイナーは一番ユーザーに近い存在であると思っています。リリースして終わりではなく、これからもユーザーに寄り添い課題を解決することで、サービスを成長させていきたいと思います。

私のグループで、現在デザイナーを募集しています!
ともにユーザーに寄り添い、課題を解決してくださる方からの
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https://hrmos.co/pages/lifull/jobs/020

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クリエイティブ本部 デザイン部 サービスデザイン1グループ
さかもと
制作会社に勤務したのち2009年LIFULLに入社。LIFULL HOME’S のサイトデザインを担当、ユーザー向けの新機能開発、サイト改善などを主に行っている(2021年3月時点)

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