頭と心の「きしみ」の緩和法
対話の必要性が色々な場面で言われて久しいです。
対話は個対個を超えて、チームビルディングや、家庭の運営の観点からも
「話し合うって必要だよね」
と言われてます。「心理的安全性」にも繋がります。
対話、話し合いって大切だと私も考えます。
今回は、「対話の大切さ」について違う観点からお伝えします。
■相手との距離を埋める手段?
その必要性は、一般的にこのように理解されていないでしょうか。
自分対相手や自分対組織との理解の差を埋めたり、お互いの距離を縮めたりする。
例えば、組織では
今年の取組み目標を事故ゼロと設定したとすると
「そのために、私はA案がいいと考えます」
「いえ、A案には無理があると思うんだけど、その理由は」
と話し合いをする。
家庭では
「〇〇高校を目指してみたら、もっと頑張ってみたら」
「そんなこと言うけど、頑張ってるよ。だけど偏差値伸びないんだよ」
「だったら、▲▲塾に変えてみる?体験教室やっているわよ」
「そういう塾もあるの?」
みたいな話合いです。
このように、相手と話し合うことは、
自分自身と相手との「理解の差(想定内・外)」があらわになる
↓
その理解差を埋めるためにアイデアを出し合う
↓
お互いの共通理解(着地点)にたどりつく
↓
目標に向けて、行動する
という、「善きサイクル」が生まれがち。
それは事実です。話し合うことは、ただ独善的に動くより生産的で良い。
しかし、こういう場合はありませんか
「分かっているけど、うごけない」
共通理解も得られました。たしかにその案は妥当です。自分も、イヤではない。
■だけど、第一歩が出せない。なぜか、感情・意欲がわかない
もちろん仕事は感情でするものではないですが、
感情や意欲=モチベーションがない状態で成功することは、ほとんどないと考えます。
それは、どうしてか?
自分の頭と心のあいだで、「きしみ」が解消されていないから。
「~~すべきだ」「~する必要性はある」
と理解しているだけをしている状態なんですね。
この段階では、軽やかに行動に移せない。
行動に移した後の、いきいきとした自分を描けない場合が多いんです。
それが、
「あ~~、本当に、そうするといいんだ」
「なんだ、そういう私のやり方があるんだ」
と腑に落ちる状態になると、動きが軽やかで早くなります。
いわゆる頭だけの理解や、自分の表面的に
「分かった」つもりを、ちゃんと自分の「腹」に落とし込む作業。
対話は、その頭と心(腹)の軋みを軽くする術じゃないかと思います。
そうすると、誰かが細かく指示しなくても、想定以上の結果が出る場合もとても多い。
■軽やかに動くための方法の2つ
「将来、何を実現するために、私はするのか?」
「もし、失敗してもやってみたいことは何か?」
と、自分に問うてみることです。
小さなことでもいいです。
週一で、絵本の読み聞かせをしたい、という方もいらっしゃいました。
そして2つ目は、その「きしみ」を作る「仕組み」をちゃんとわかることです。
もちろん、難しい経済の仕組みとかじゃないです。
知らず知らずのうちに、自分の心に作ってしまう、自分を縛る仕組みです。
じゃ、仕組みって何?
うーん、ここでは書ききれないボリュームになりますので、本にしました。
特に、「期待」とか「努力」とかの「大切な言葉」が逆に自分を縛る場合もあります。
そういう、頭では理解していても、なんだか違和感がある。
頭と行動が結びつかない、普通の人物(5人の主人公)が輝きを取り戻す。
そんな本にしました。
主人公たちは、対話を通して、自分らしい夢に気づいたり、本当にやりたいことに向けてスタートしはじめたりします。
表紙案で悩んでいます。皆様のご意見募集中↓
https://note.com/lifeworklabo/n/n88c2256cbe4f
あなた自身の、飛躍のジャンプ台になると本当にうれしいです。
発売日決定まで、もう少しお待ちくださいませ。
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